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先週、大阪市立美術館で開催中のプラド美術館展に行ってきました。スペインが誇る芸術の殿堂から81点と会えました。プラド美術館は今から15年ほど前に真夏の40度を越えるころ行った記憶がよみがえってきました。
プラド美術館は、スペイン絵画はもとより、16、17世紀を中心とするイタリア、フランドル絵画の比類無きコレクションで知られます。
写真のムリーリョ「貝殻の子供たち」の表情が脳裏に焼きつきました・・・・
お薦めします。
プラド美術館とは
ボッス、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、リベーラ、ムリーリョ、ゴヤの作品については世界でもっとも豊かなコレクションを有し、特にティツィアーノやルーベンスについてはプラド抜きでは語れぬ程です。プラドならではの、こうした際立った強い”個性”をもつコレクションは、同時代の優れた画家たちに助言を受けた歴代スペイン国王の趣味嗜好を色濃く反映している。
プラドはさらに、ラファエッロ、ファン・ダイク、プッサン、クロード・ロランら西洋絵画の巨匠たちの重要作品も所蔵しており、まさに世界屈指の絵画の殿堂です。
一方で、プラドにある作品で巨匠たちの関係に思いを馳せることができます。例えば、ルーベンスはスペインを訪れた際、ティツィアーノの作品を多数模写しています。また反対に、宮廷画家であったベラスケスは、スペインを訪れていたルーベンスと出会い感化を受け、また王宮にあったティツィアーノの作品からも大きな影響を受けています。ゴヤの作品にはベラスケスへのはっきりとした敬意がうかがえますし、有名な《裸のマハ》には、ティツィアーノが描いた裸婦像とのつながりを見てとれます。
その後もピカソが、ベラスケスの《ラス・メニーナス》に着想を得た作品シリーズを描くなどしています。巨匠たちが先達の描いた作品を熟視し、刺激を受けて新たな名作を生み出す。これがプラド美術館なのです。
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