月に1回、嫁さんの包丁を研ぐのは私の仕事でした。
最近、研いでも切れない切れないと嘆くので、
よく見るとハガネが無くなってしまってました。
今は亡き、祖父と叔父が鍛冶屋さんだったので
私と嫁さんが一緒になった時に特別に造ってもらったものだったのです。
21年間よく頑張ってくれました。
残念ではありますが、
お疲れさまと申し上げて箱にしまって箪笥の中へ。
そして新しい包丁を新調致しました。
もう祖父と叔父の手作りは叶わないので
せめて親交があった鍛冶屋さんの包丁をと思いまして。
この包丁であと20年は、私の食事作りをお願いします。
包丁がだめになるよか先に、包丁持つ人に逃げられたりして。
涙して頂けますか。
いい話かどうかは置いときまして
長年使った包丁って愛着あるんですよね。
でも、いつも使っている嫁さんは
ケロッとしていました。
男の方が何かにつけてメメしいのかもしれませんね。
涙が出ます