Four seasons*

愛しきものたち
「一枚の葉が手に入れば、宇宙全体が手に入る」
*日本画家・安田靫彦が小倉遊亀へ送った言葉

☆京和菓子 嘯月(しょうげつ ) * あこや

2025-03-03 | ♥ 和菓子・洋菓子

嘯月:雛菓子「あこや

 

 

京都出張中の知人から、京菓子情報のラインがきた

定めた上菓子店へ行けたようで、久し振りの「嘯月」の紹介

 

東京ではあまりお見かけしない雛菓子「引千切(ひちぎり)」

虎屋、嘯月では「あこや」との名で販売されています

 

※昔の宮中行事の戴餅(いただきもち 丸餅の中央をくぼませ餡を乗せたもの)

 

緑、桃、白の土台にそれぞれあんこが載っています

あこやはアコヤ貝(真珠貝)に似ているから

また宮中で、餅を丸める時間がなくて引きちぎって作ったから、らしい

 

京都:紫野にある「嘯月(しょうげつ)」 コチラ

初代当主は名門「虎屋」で修業を積み

大正5年、独立して、両替町通御池を下がった場所に嘯月を創業した

 

 

最初にラインで見たフォトは

鍵善良房」店頭のショーケース

鍵善良房:雛菓子「ひちぎり」

 

「かたつむりみたいな形」と付け加えていた、、、

飛び出した頭らしき先は角(つの)? 確かに

背中のきんとんは、上生菓子好きには眼を惹き付ける

 

白、紅のひちぎり(こなし・きんとん)

緑のひちぎり(こなし・黒つぶ餡)

「鍵善良房」は祇園石段下の和菓子の老舗

 

 

 

 

じっさい買ってきた嘯月の「あこや」は、台になるお餅の部分は

緑、白、桃の三色のこなし製

 餡は、緑が小豆こし餡、白が小豆つぶ餡、桃が白小豆こし餡の組み合わせ

 

雛祭りのお菓子菱餅の配色と同じです

が厄除け(植物の新芽を表現)

が子孫繁栄(雪)

(紅)が魔除け(桃の花)の意味

 

 

 

 

 


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