塾長日誌 on the web

復活しました。

コーチの仕事

2012-12-05 17:00:32 | 奥田塾編(コーチング)
みなさん、こんにちは。

今日はまたもや医学部バイトに行って来ました。

なんか良くわかりませんがおばあちゃん達とガーデニングしてました。

中々面白かったです。

休憩時間に医学部の食堂に行って来たのですが、なんかかわいい女の子が多かった気がします。

あれはやはり将来白衣の天使になるからなのでしょうか?



さて、今日も朝練を見に行きました。

私は現在対校・ジュニアグループの両方の朝練を見に行っております。

現在の私のポジションはとてもフワフワしております。

特に担当グループもないし、中心となってメニューを立てる学生コーチは別にいるので、明確な役割もありません。

今日も練習見に行きましたが、選手には特に何も言わず、練習みながら腹筋してました。

こういう状態だと、いる意味が無いとか、モチベーションが上がらないとかなる人もいそうですが、全然そんなことはありません。

なぜなら色々なコーチの方に会って話を聞いた経験から、コーチの仕事のほとんど(8割くらい)は待つことだと感じているからです。

待っていると選手が変化するタイミングが必ず来るそうなのです。

そのタイミングが来た時に声をかけるのです。

まあ、このタイミングを見極める力は現在の私には全くないのですが…




このタイミングを見極めるには毎日練習を見ていることが必要です。

毎日練習を見てる→選手の変化に気づける→コーチングするタイミングを見極められる

と、こんな感じでしょうか。

そして、この変化するタイミングは年間に数回程度しかないらしいのです。

なので、コーチの仕事のほとんどは「練習を見る」になってしまいます。

実際小浜水産見に行った時も桝田先生はほとんど何も言ってませんでした。

というか陸から選手まで距離があり良く見えなかったので、「見えますか?」と聞いたら、「全然。眺めてるだけ。」と言ってました。

ということで、毎日の練習を見ることに意義を感じているので、面倒くさい、やる気でないとかは全く感じません。

それにコーチが練習時間中に声かける時間なんて、合計しても5分くらいにしかならないでしょう。

だから、仕事のほとんどが待つことなのですね。



これと似たような問題がマネージャーにもあります。

北大でも毎年冬の練習が始まり陸トレだけになると、マネージャーの仕事がなくなり練習に来るモチベーションを持てないという問題が毎年のように起こります。

特に朝練とかですね。

特にやることもなく、見るだけなのに早起きするのも嫌ですからね。

コーチやってるわけではないから何か選手にアドバイスするわけではないですけど、来る意味はあると思います。

上手く説明出来ないですけど。

まあ、だから毎日来いってわけではないですけど、たまには来てくれると良いですね。

今日はかえが来てました。

そして、その貞山日記の更新スピードの早いこと!!

貞山日記

これは恐らくこちらに負けないように早く更新したと思われます。

むー、中々やりおるな。



それにしても貞山日記は上手い仕掛けだと思います。

先述の問題には個人差が大きく、人によっては本当に部活来ません。

しかしブログの更新を担当させることによって、部活に来ざるを得なくさせるのです!!

ネタを探しに行くのですね。

部の公式ブログなので、ネタがなくてどうでもいい自分の私生活について書くわけにもいかないですからね。

この副次効果も狙ってやったのだとしたら、もりぞーはかなりの敏腕マネージャーです。

TNB48の総合プロデューサーとは大違いですな。

田名部はここ最近落ち込んでるらしいので心配です。

1年生元気づけてあげてくれ。


そういえば、宅建受かりました!!

うぇーい、やったぞーーー!!

たまにはまともな記事を

2012-11-19 16:31:17 | 奥田塾編(コーチング)
昨日簿記がありました。

宅建同様、簿記もかなりの受験者数でした。

肝心の出来ですが、けっこうできました。

恐らく受かっていると思います。

4択とかではないので正確に自己採点することは出来ないですが、解いた感じ大丈夫だと思われます。

問題は全て直球でした。

よかった、よかった。


簿記が終わり一息つきたいところですが、以前も書いたように修論が進んでいないのです。

12月20日が初稿提出日なので、かなり頑張らないといけません。

ということで、今日も研究室でお勉強です。

最近はこんな本読んで勉強しております。



The Psychology of Team Sports (Sport Management Library)
クリエーター情報なし
Fitness Information Technology



「この人ハンドじゃない?」という表紙へのツッコミは置いといて…

私のポジションのすばらしいところは研究の勉強がそのまま部活に活かせるということです!!

普通のコーチの人なら自分の研究やって、さらにボートについての勉強をせねばならないという状況ですが、私は両方が重なっております。

いやー、この学科に入って良かったと最近しみじみ思います。

ボートの運動生理学やトレーニング理論は担当コーチが勉強しているので、私は自分の専門を活かして違う形でサポートをしようと考えております。

こういう側面からサポートする人や勉強する人は少ないと思われるので、自分にしかできないことをやりたいです。



しばし部活を離れていたので少々タイミングが遅いですが、コーチについて少し書きます。

聞いたことあるかと思いますが、名選手=名コーチというわけではありません。

これは選手とコーチでは発揮するスキルが異なるからです。

選手は運動スキルで、コーチは認知スキルを使います。

要はコーチは体ではなく頭を使うのですね。

選手が引退して学生コーチになる時、選手時代のパフォーマンスに応じて担当振り分けられがちです。

まあ、他に指標もないので仕方ないと思いますが。

ただこれは、選手からコーチへの信頼という観点から見ると良いのかもしれません。

速い人の言うことは説得力がありますからね。

本当に天才的な人(酒井くんの様な)は、深く考えずともやったら出来た、みたいなことが多いのかもしれません。

これでは中々上達できない人には上手くアドバイスができないかもしれません。

そしてその感覚を言葉にして、さらに相手に伝えるのはとても難しい。

なので選手としての実力とコーチとしての実力は必ずしも同じではないのですね。




選手からコーチへと立場が変わる人が多い季節なので書きました。

選手として大したことなかったからと言って、コーチとして大したことないとは限りません。

それぞれの人にしか出来ないことがあると思います。

私も選手としてはしょぼいですが、新勧においては誰にも負けないと自負しております。

つまり選手時代の成績は忘れて「俺がこいつらを勝たせるんだ!!!」という情熱を持ってコーチをしましょう、ということです!!


かな~~~~~り久しぶりのコーチングの記事でした。

コーチングとティーチング

2011-11-11 22:13:55 | 奥田塾編(コーチング)
今日昼ごはんを食べているとまたもやメガネがチャームポイント佐々木君が佐々野と共に現れました。
実はブログには書かなかったのですが、昨日も佐々木と一緒にご飯をたべました。
これで3日連続食堂で佐々木に会いました。
だからどうした、という感じですがそんな不思議なことが最近あります。


今日は練習後に澤田とご飯を食べに行った以外は特にこれといったことがありませんでした。
久々にコーチングについての勉強でわかったことを書きますかね。


本屋に行くとコーチングの本は本当にたくさんあると思います。
経営者のコーチング理論を書いたものとか本当にたくさん。
そういうのに良く書いてあったり、良く聞いたりするのが「教えてはいけない」ということです。
コーチは導いたり、手伝いをするもので主体は選手にあるということです。
これは私もそうだと思いますが、あまりにも多くの所で聞くので間違って捉えてしまう人もいるのです。
どういうことかと言うと、


    コーチング=○、ティーチング=×


これが無条件で成立すると思ってしまっている人が結構いるらしいのです。
研究室の教授は「この2つは状況によって使い分けなければいけない。」と良く言います。
基礎・基本はやはりしっかり教えなければならないという事です。
例えば、初心者の1年生に「沈したらどうしたらいいか考えてごらん。」と言って、その子が自分で考えた結果、艇から離れて泳ぎだして溺れてしまう。
「そんなの絶対にないだろ。あほか。」と思うかもしれませんが、こんなことが原田先生の本に書かれてました。

以下引用

「子どもを楽しませる楽しい柔道の授業」という研究授業がありました。
見学に行くと、子どもたちが自由に取っ組み合いをしています。
受け身などの基本をほとんど教えないで、子どもが喜ぶという理由で最初から組ませたり、投げさせたりするらしく、ちょっと間違うと大けが寸前という感じです。

「どうです。子どもら、みんな楽しんでるでしょう。」

指導している教師は、そういいながら胸を張っています。
楽しい体育をしようというねらいで、子どもたちにのびのび自由にやらせていると話します。

「なんで基本を指導しないんですか?」と、聞くと、こういうのです。

「先生、古いな。今は指導ではなくて、支援っていうんですよ。支援やから、昔みたいに教師が教えたらあかんのです。いいたいけど、生徒が気づくまで待っているんです。」

「そんなあほな!一生、気づけへんぞ。」と、呆れてしまいました。


と、こんな感じで実際にあるみたいです。
でも、安全のことに関しては教えなければいけないというのは、まあわかると思います。
実際に日々のコーチングの中で、どこでコーチングとティーチングを使い分けるのは経験を積むしかないのだと思います。
またも理論はわかっても実践はわからないというやつですね。
やはり難しい…

社会的手抜き

2011-10-22 22:11:04 | 奥田塾編(コーチング)
今日はMRIを撮りに病院に行ってきました。
朝から雨が強く降っており、自転車で傘を差しながら行きましたがびしょ濡れになりました。
まあ、でも病院の看護婦さんが可愛かったので遠くまで行った甲斐がありました。
MRIは30分くらい動けなかったので、首が痛くなりました。
検査結果を聞きに、来週もう一度行きます。


その後は学校で研究活動。
またもやこれといったことはなかったので、今日はコーチング研修の内容を紹介します。


4人で何か作業をやっていて、人数を倍の8人にしたら作業の効率が2倍になるかといったらそうではないですよね?
実際にしっかり働いているのは6人くらいで、残りの2人はサボりがちになったりします。
この現象が起きる理由は、働いてない2人がやる気ないという理由だけではないのです。
これは社会的手抜きと言われる現象で、人間は意識してなくてもそうなってしまうらしいのです。
ボート部での具体例を出すとすると、エッセンを盛る直前まで食堂にいた佐々木がエッセンを盛る気配を感じとるとトイレに行き、盛り終わった頃に何食わぬ顔で食堂に戻ってくること等があげられます。
これはこんな実験で確かめられたらしいです。
まず、1人の被験者に「拍手をして思いっきり音を出して下さい。」といって音量を記録する。
それが50dBだったとする。
次に被験者を2人にして、同じように「拍手をして思いっきり音を出して下さい。」という。
50×2だから、100dBになりそうな気がしますが実際には1人が出す音量は少し小さくなって80dBくらいになる。
それを3、4、5…と増やしていくと、1人が出す音の大きさが段々小さくなっていくのです。
全部の実験で同じ様に「思いっきり音を出して下さい。」と言っているのに、人数が多くなると無意識のうちに音が小さくなっていく、つまり手を抜いているのです。
人が集まるとこういう原理が必ず働いてしまうらしいのです。
要は他の人がやってくれるだろうと、深層心理で思ってしまうのですね。
優れたコーチはこれを上手く防ぐように色々な仕掛けをする。


コーチの方や組織運営をする方はご参考に。
仕事サボっている人がいても、それはその人がやる気ないだけではなく社会的手抜きが働いているのもあるのだと思って、上手い方法考えてみて下さい。
こういうのはケースバイケースなので具体的なアドバイスは中々出来ません。
部員の人は相談にのれます(アドバイスは出来ないと思う)。
そう、だから佐々木がエッセン盛る時にトイレに行きたくなるのは無意識のうちになってしまうからある程度仕方ないので、みなさん許してあげて下さい。

コーチング研修3

2011-10-15 20:45:50 | 奥田塾編(コーチング)
本日も教授の助手でコーチング研修に行ってきました。
今日は9~17時の長丁場であり、中々大変でした。
でも時間に余裕があったので以前の研修より、詳しい内容でした。
聞くのも3回目なので内容を段々覚えてきました。
内容を少し紹介します。


いいコーチとはどんな人か?、というのはよく疑問に思いますよね。
ではいいコーチとはどんな人なのか?
それは選手が開始期、専門期、発展期のどの時期に居るかで異なるらしいのです。
開始期はスポーツ始めたばっかりの時期、専門期はどんどん上達していき夢中になる時期、発展期は国際レベル等のさらに高いレベルで競う時期。
オリンピックに出るような一流のアスリートを育てるには、出来るだけ早い時期に出来るだけ専門的なコーチに指導してもらうのが良いと思われがちですが実際は違うそうです。
実際にオリンピックに出たような選手は幼少期つまり開始期にはほとんど専門的な指導は受けてないらしいです。
それよりもそのスポーツが楽しくて仕方ないという経験をしているらしいのです。
一例として競泳でオリンピックに出た選手の話が紹介されてました。
「週に1回家族でプールに行き、自分が潜ったり、少し泳げたりするとお父さんが「すごい、すごい!!」と褒めてくれるのが嬉しくて、水泳が大好きになりました。」と選手の発話にありました。
因みにこの選手のお父さんは全く泳げないらしいです。
でもだからこそ心の底から「すごい!!」と言えたのだと教授は言ってました。
この選手のこの時期には全く泳げないお父さんが最高のコーチだったのです。
他にも色々例がありましたがやはり開始期は遊びから入るみたいです。
専門期は基礎基本をしっかり教えてくれてその先を見ている人、発展期は自分をわかってくれて任せてくれる人、大まかに言うとこの様な人が各時期に求められる人らしいです。


開始期はボート部でいうと新人期間でしょうか。
この時期にボートを楽しいと思わせることが出来るような体験をさせればいいのか。
………………………………………、具体的なアイディアが浮かんできません。
理論はわかっても実践にはすぐに結びつきませんね。
もう少し考えてみます。


戸田には明日の朝ベトナムの車で行きます。
レースみるのが楽しみです。