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『おなかがすいたハラペコだ。』 椎名誠

2024年10月06日 20時21分51秒 | ■読書
椎名誠のエッセイ集『おなかがすいたハラペコだ。』を読みました。
椎名誠の作品は8月に読んだ『砲艦銀鼠号』以来ですね。

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世界各地で出合ったオドロキの料理に愛妻海苔弁まで、本気でうまいものに取り組んだシーナの食い道楽エッセイ。
アマゾンの猿ジャガってなんだ!?

子供のころ最高のゴチソーだったコロッケパンの思い出にはじまり、"焚き火命"の仲間たちと考案した豪快キャンプ料理、世界の辺境で出合った〈砂トカゲの蒸し焼き〉〈猿ジャガ〉などのオドロキ料理に、ときに嵐が吹き荒れるシーナ家の食卓事情──など、など、とにかく圧倒的にハラヘッタ状態で、あれやこれやを食べまくる。
雑誌「女性のひろば」連載の全編うまいものだらけの食欲モリモリ増進エッセイ!
解説/吉田伸子
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日本共産党が発行する、おもに女性を対象にした月刊誌『女性のひろば』に連載されたエッセイを収録して、2015年(平成27年)に刊行された作品です。

 ■タマネギ・シャンデリア
 ■オニオン・ス・ライス
 ■北極のアザラシカレーできてます
 ■タマネギ丸ごと十個焼き
 ■野菜カレースープうどんの午後
 ■黄金のコロッケパン
 ■アマゾンのサルジャガ
 ■ワニが御馳走
 ■羊と牛の丸焼き
 ■おれたちのキャンプ料理 ほか

夫妻の愛情スパイスでひと味違った食べ物エッセイ集! 痛快・驚嘆の辺境怪しい料理や焚き火料理に加えて、愛妻海苔弁に二人でつつく鍋料理など、シーナ夫妻のほんわか食卓話もご開陳……腹を空かせていろんなものをワシワシ食ってきたけれど、一番うまい、とたどりついた人生の結論とは――?! 

“食”の話は不滅だが、本書のシーナ節はひと味違う……正しき女性たちにお届けしたいエッセイ!

北極のアザラシカレーから羊と牛の丸焼き、猿ジャガ、砂トカゲの蒸し焼き、地ネズミが胃にの詰まった1メートル級のナマズなどの辺境の怪しい料理から、焚き火料理、タマネギやコロッケパンなどの食べ物についての昔の話、愛妻との食卓話、食に関して思い惑う話など、シーナ夫妻の食に関するエピソードが綴られており、愉しく読めました……そんな椎名誠が最後の晩餐として食べたいモノは、

①炊きたてのあったかいごはん
②パリパリの焼き海苔
③味噌汁(希望の具=小さき切ったネギとアブラアゲ)

とのこと……らしいですねー そんなことも含め、椎名誠らしさ満載のエッセイでいた! 食に関するボヤキ(嘆き?)もシーナワールド全開で面白かったですね、、、

肩の力を抜いてリラックスして読めました……気分転換にもってこいですね。

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