『悪夢に架ける橋』 赤川次郎

「赤川次郎」の長篇ミステリ作品『悪夢に架ける橋』を読みました。


「赤川次郎」の作品は、今年の4月に読んだアンソロジー作品『ミステリー傑作選・特別編〈5〉自選ショート・ミステリー』に収録されていた『会話』以来なので、半年振りですね。

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団地に暮らす専業主婦「浩枝」は、現実と見まがうような「人が死ぬ悪夢」にうなされていた。
ある晩、夢で見た殺害現場が現実のものと分かり、自分に不思議な力があることに気づく。
浩枝だけが知っている事件の真相を伝えるべく同窓生の刑事「片岡」と連絡をとるが、同時に平穏な生活に影が射しはじめる。
ノンストップサスペンス。
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2017年（平成29年）に刊行された作品…　意外と最近の刊行なので驚きました！「赤川次郎」って、未だに新作が出ているんですねー


団地に暮らす専業主婦「仲田浩枝」は最近、現実と見まがうような「人が死ぬ悪夢」にうなされている…　ある晩見た夢は殺害現場だった――が、その事件は本当に起きており自分に不思議な力があることに気付く、、、

団地で起きる事件を「浩枝」は自分の能力、そして友人や同じ能力を持つ少女「川田まなみ」に助けられ解決を試みる…　しかし、「浩枝」自身にもさまざまな事件が襲いかかる――。


不倫の絡む愛憎等、ドロドロと絡み合う人間関係が背景となっているのですが…　ファンタジー要素があることや、全体が軽いタッチで描かれていることから、意外と読みやすかったですね、、、

でも、ドロドロした人間関係が読者にはわかっているだけに、登場人物への感情移入も難しいんですよねー　それを許してしまう「浩枝」もどうかと思うし…　真犯人は半分くらい読んだところで判明してしまうのも興醒めだったな。

読みやすいけど、印象に残りにくい作品でした。