メキシコ出身でアカデミー賞監督「ギレルモ・デル・トロ」とアメリカの作家「チャック・ホーガン」の共著『永遠の夜(原題:The Night Eternal)』を読みました。
『沈黙のエクリプス』、『暗黒のメルトダウン』の続篇で、〈ストレイン〉三部作の完結篇となる作品です。
-----story-------------
全米ベストセラー3部作
〈ストレイン〉完結篇、ドラマ化決定!
アカデミー賞監督「ギレルモ・デル・トロ」による
ノンストップ・アクション・サスペンス、
衝撃のフィナーレへ!
〈上〉
ニューヨークに吸血鬼ウイルスが放たれ、街が闇に覆われてから、二年が経った。
世界を支配する吸血鬼の王「マスター」に愛する息子を奪われた「イーフ」は、苦悩しつつレジスタンス活動に身を投じている。
そんななか敵を壊滅させるための方策が見つかった。
あとは古文書『ルーメン』にある「黒の地」の秘密さえ解読できればいいのだが……。
アカデミー賞受賞監督「デル・トロ」が渾身の力を注いだ《ストレイン》シリーズ第三弾!
〈下〉
「イーフ」の恋人だったレジスタンス活動家「ノーラ」は、敵にとらえられ吸血鬼のための血液収容所に送り込まれた。
「イーフ」は彼女の救出を計画するが、“マスター”に仲間を売って古文書『ルーメン』を渡せば息子を返そうとささやかれ、動揺する。
息子を取り戻すため人類の運命を代償にするのか―そしてその彼に『ルーメン』が指し示す吸血鬼を破滅させる鍵は見つけられるのか?
衝撃の大ヒット・スペクタクル、堂々の完結へ。
-----------------------
合計6冊の〈ストレイン〉シリーズも、いよいよ完結篇です、、、
舞台は前作『暗黒のメルトダウン』の2年後… 「イーフリアム(イーフ)・グッドウェザー」、「ノーラ・マルティネス」、「ヴァシーリ・フェット」、「オーガスティン(ガス)・エリサルド」等が破滅後の世界での絶望的な状況を打開し、クライマックスを迎えるまでがスピーディーな展開で描かれており、愉しく読めました。
■灰の雨(Rain Of Ashes)
■ヤコブと天使(Jacob and The Angel)
■炎の眼覚め(Awakening To Fire)
■エピローグ(Epilogue)
■解説 堺三保
原発のメルトダウンや地震、火山噴火、油田の炎上等により、地球は灰と黒煙に覆われ、太陽光がほとんど遮られてしまう… 永遠に続く夜の中、混乱に乗じて世界の実験を握ったのは地下から現れ出た吸血鬼の群だった、、、
彼等は人間を家畜のように飼い始め、もはや人類の命運は尽きたかに見えた… そんな絶望的な状況の中、「イーフ」等の一部の人間は希望を失わず、レジスタンスとして吸血鬼たちと戦っており、「"マスター"」を倒すために懸命な闘いを続ける。
〇「"マスター"」に洗脳された「イーフ」の息子「ザカリー(ザック)」を、「イーフ」は救うことができるのか、
〇「"マスター"」に利用された「アルフォンソ・クリーム」の裏切りに、「イーフ」や「オーガスティン(ガス)・エリサルド」等は対抗できるのか、
〇古文書「オッキド・ルーメン」等から解読した「"マスター"」の始祖の地とは、
〇「ヴァシーリ・フェット」が入手した核爆弾により、「"マスター"」を始末することはできるのか、
等々、物語は終焉に向かって進んで行きます… でも、最後の大天使は、ちょっと解釈が難しかったですね。
物語のスケールを大きくし過ぎてしまい、うまく収集できなかったんじゃないかな… という印象が残りました、、、
まぁ、ファンタジーとして受け入れれば、この結末もありかな… あと、親子の絆がひとつのテーマになっている部分も印象的でしたね。
「イーフ」と、その息子「ザック」、「"マスター"」と、その真の息子「ミスター・クインラン」、吸血鬼になった「ケリー」と、その息子「ザック」、吸血鬼になった母親を殺せない「ガス」、痴呆症の母親を見捨てられない「ノーラ・マルティネス」、、、
家族であるがゆえに、絆を断ち切れず、それが足かせとなってしまうんですよね… ちょっと考えさせられましたね。
三部作で、それぞれ上下巻があるという6冊の作品だったので、ちょーっと中だるみしましたが、まっ、愉しく読めました… もう少し、スケール感をおさえて、短くした方が読みやすかったかもしれませんけどね。
以下、主な登場人物です。
「イーフリアム(イーフ)・グッドウェザー」
元CDC(疾病対策センター)所属の医師で疫学者。レジスタンス活動のメンバー
「ザカリー(ザック)」
イーフの息子。13歳。2年前からマスターのもとで暮らす
「ケリー」
イーフの元妻。吸血鬼
「ノーラ・マルティネス」
イーフの元部下。レジスタンス活動のメンバー
「マリエラ」
ノーラの母親。アルツハイマーを発症している
「エイブラハム・セトラキアン」
ニッカーボッカー骨董質店主。元ウィーン大学教授(東欧文学および伝承を専門)。故人
「ヴァシーリ・フェット」
元ニューヨーク市有害生物駆除業者。レジスタンス活動のメンバー
「オーガスティン(ガス)・エリサルド」
元メキシコ系ギャング団のボス。レジスタンス活動のメンバー
「ブルーノ・ラモス」
ガスの仲間
「ホアキン・ソト」
ガスの仲間
「アルフォンソ・クリーム」
ガスの元ライバル。ニュージャージー州の闇市場をしきる
「マスター」
吸血鬼の長老。ロックスターのゲイブリエル・ボリバルの身体を持つ
「ミスター・クインラン」
母親の胎内で吸血鬼にされて生まれた"ザ・ボーン"。レジスタンスの協力する
「エルドリッチ・パーマー」
ストーン・ハートグループを率いる投資家。大富豪。故人
「エヴェレット・バーンズ」
元CDC(疾病対策センター)局長。血液収容所の責任者
『沈黙のエクリプス』、『暗黒のメルトダウン』の続篇で、〈ストレイン〉三部作の完結篇となる作品です。
-----story-------------
全米ベストセラー3部作
〈ストレイン〉完結篇、ドラマ化決定!
アカデミー賞監督「ギレルモ・デル・トロ」による
ノンストップ・アクション・サスペンス、
衝撃のフィナーレへ!
〈上〉
ニューヨークに吸血鬼ウイルスが放たれ、街が闇に覆われてから、二年が経った。
世界を支配する吸血鬼の王「マスター」に愛する息子を奪われた「イーフ」は、苦悩しつつレジスタンス活動に身を投じている。
そんななか敵を壊滅させるための方策が見つかった。
あとは古文書『ルーメン』にある「黒の地」の秘密さえ解読できればいいのだが……。
アカデミー賞受賞監督「デル・トロ」が渾身の力を注いだ《ストレイン》シリーズ第三弾!
〈下〉
「イーフ」の恋人だったレジスタンス活動家「ノーラ」は、敵にとらえられ吸血鬼のための血液収容所に送り込まれた。
「イーフ」は彼女の救出を計画するが、“マスター”に仲間を売って古文書『ルーメン』を渡せば息子を返そうとささやかれ、動揺する。
息子を取り戻すため人類の運命を代償にするのか―そしてその彼に『ルーメン』が指し示す吸血鬼を破滅させる鍵は見つけられるのか?
衝撃の大ヒット・スペクタクル、堂々の完結へ。
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合計6冊の〈ストレイン〉シリーズも、いよいよ完結篇です、、、
舞台は前作『暗黒のメルトダウン』の2年後… 「イーフリアム(イーフ)・グッドウェザー」、「ノーラ・マルティネス」、「ヴァシーリ・フェット」、「オーガスティン(ガス)・エリサルド」等が破滅後の世界での絶望的な状況を打開し、クライマックスを迎えるまでがスピーディーな展開で描かれており、愉しく読めました。
■灰の雨(Rain Of Ashes)
■ヤコブと天使(Jacob and The Angel)
■炎の眼覚め(Awakening To Fire)
■エピローグ(Epilogue)
■解説 堺三保
原発のメルトダウンや地震、火山噴火、油田の炎上等により、地球は灰と黒煙に覆われ、太陽光がほとんど遮られてしまう… 永遠に続く夜の中、混乱に乗じて世界の実験を握ったのは地下から現れ出た吸血鬼の群だった、、、
彼等は人間を家畜のように飼い始め、もはや人類の命運は尽きたかに見えた… そんな絶望的な状況の中、「イーフ」等の一部の人間は希望を失わず、レジスタンスとして吸血鬼たちと戦っており、「"マスター"」を倒すために懸命な闘いを続ける。
〇「"マスター"」に洗脳された「イーフ」の息子「ザカリー(ザック)」を、「イーフ」は救うことができるのか、
〇「"マスター"」に利用された「アルフォンソ・クリーム」の裏切りに、「イーフ」や「オーガスティン(ガス)・エリサルド」等は対抗できるのか、
〇古文書「オッキド・ルーメン」等から解読した「"マスター"」の始祖の地とは、
〇「ヴァシーリ・フェット」が入手した核爆弾により、「"マスター"」を始末することはできるのか、
等々、物語は終焉に向かって進んで行きます… でも、最後の大天使は、ちょっと解釈が難しかったですね。
物語のスケールを大きくし過ぎてしまい、うまく収集できなかったんじゃないかな… という印象が残りました、、、
まぁ、ファンタジーとして受け入れれば、この結末もありかな… あと、親子の絆がひとつのテーマになっている部分も印象的でしたね。
「イーフ」と、その息子「ザック」、「"マスター"」と、その真の息子「ミスター・クインラン」、吸血鬼になった「ケリー」と、その息子「ザック」、吸血鬼になった母親を殺せない「ガス」、痴呆症の母親を見捨てられない「ノーラ・マルティネス」、、、
家族であるがゆえに、絆を断ち切れず、それが足かせとなってしまうんですよね… ちょっと考えさせられましたね。
三部作で、それぞれ上下巻があるという6冊の作品だったので、ちょーっと中だるみしましたが、まっ、愉しく読めました… もう少し、スケール感をおさえて、短くした方が読みやすかったかもしれませんけどね。
以下、主な登場人物です。
「イーフリアム(イーフ)・グッドウェザー」
元CDC(疾病対策センター)所属の医師で疫学者。レジスタンス活動のメンバー
「ザカリー(ザック)」
イーフの息子。13歳。2年前からマスターのもとで暮らす
「ケリー」
イーフの元妻。吸血鬼
「ノーラ・マルティネス」
イーフの元部下。レジスタンス活動のメンバー
「マリエラ」
ノーラの母親。アルツハイマーを発症している
「エイブラハム・セトラキアン」
ニッカーボッカー骨董質店主。元ウィーン大学教授(東欧文学および伝承を専門)。故人
「ヴァシーリ・フェット」
元ニューヨーク市有害生物駆除業者。レジスタンス活動のメンバー
「オーガスティン(ガス)・エリサルド」
元メキシコ系ギャング団のボス。レジスタンス活動のメンバー
「ブルーノ・ラモス」
ガスの仲間
「ホアキン・ソト」
ガスの仲間
「アルフォンソ・クリーム」
ガスの元ライバル。ニュージャージー州の闇市場をしきる
「マスター」
吸血鬼の長老。ロックスターのゲイブリエル・ボリバルの身体を持つ
「ミスター・クインラン」
母親の胎内で吸血鬼にされて生まれた"ザ・ボーン"。レジスタンスの協力する
「エルドリッチ・パーマー」
ストーン・ハートグループを率いる投資家。大富豪。故人
「エヴェレット・バーンズ」
元CDC(疾病対策センター)局長。血液収容所の責任者
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