昨日は雨が降っても蒸し暑かったですが、連日続いた「炎暑」からは少し解放された感じです。
中央競馬は今度の土日からいよいよ中山と阪神に舞台が移り、秋のGⅠ戦のトライアルが続きます。今日は土曜中山の紫苑Sを検討してみます。初めてこのレースが設定された頃は、秋華賞のトライアルはトライアルでしたが、重賞レースではなかったはずですし、距離も1800だったと思いますが、それが今や距離2000でGⅡに格上げです。近年の出走馬を眺めると、それも納得のいく実力馬ばかりです。今年も次の秋華賞で有力どころになるような馬が出てくるでしょうか。
紫苑ステークス【2023年9月9日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
紫苑ステークス(秋華賞トライアル)の過去10年データ、好走馬一覧(2023年9月9日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
上の競馬ラボのデータには、なぜか2015年以前の記録がありませんが、一応過去10年のデータをもとにすると、良馬場での勝ち時計の平均は1分59秒17、同上がり時計は34.53秒です。ここ5年間では1分58秒台の時計がふつうに出ていますので、春シーズンまでに2分を切るような時計を出している馬であれば、まずまず有力な上位候補と見てよいと思います。距離2000を走っている馬の方が少ない印象ですが、一応芝2000で持ち時計が2分を切っているのは以下の2頭です。〇数字は人気順、次の数字ないし□数字は着順です。
1)持ち時計
・キミノナハマリア 2023/04/23東京 良 GⅡフローラS 54 ⑥11 1分59秒9 35.0
・グランベルナデット 2023/04/29阪神 良 L わすれな草 54 ②1⃣ 1分59秒2 34.2
次に、臨戦過程(前走)ですが、過去10年で3着以内に入った馬の前走で多いのは何をおいてもオークスです。ただ、レースを特定せずに条件馬をくくると、1勝クラスや2勝クラスで勝っていない馬でも、けっこう上位に来ています。GⅠ出走馬が格上なのは確かですが、3歳戦だけに、春から夏にかけての上昇度を加味しないといけないようです。
2)臨戦過程(前走)
〇優駿牝馬(オークス) 13頭
〇1勝クラス(500万以下) 8頭
〇2勝クラス(1000万以下) 6頭
ちなみに、前走オークス組は、ヒップホップソウル(⑭人気6着)とエミュー(⑬人気13着)の2頭です。前走ではありませんが、キミノナハマリアもオークスに出走して⑰人気18着でしたので、念のため。
3)血統
続いて、血統も確認しておきましょう。ハービンジャー産駒が続いたり、キズナ産駒が続けて勝ったりと、「はやり」がありますが、全体としては父系母系のキングカメハメハ系と母系のクロフネが目につきますので、念のため注意しておいた方がいいかもしれません。今回の出走馬では、唯一キミノナハマリアが母系(母の母父)にクロフネがいます。
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を挙げておきます。
4)宮田式バイオリズム◎
・アグラシアド 2・1・1・3
・アップトゥミー 2・1・2・2
・アマイ 2・1・1・10
・キミノナハマリア 2・1・2・3
・シランケド 1・0・1・1
・ソレイユヴィータ 3・1・0・1
・ダルエスサラーム 2・1・1・3
・ニシノコウフク 1・1・1・4
・ヒップホップソウル 1・2・0・2
・フィールザオーラ 2・2・1・2
・ミタマ 2・1・0・4
当初はエミューを狙っていたのですが、今回バイオリズムが〇で、あと一歩というところです。まあ、雨でも降れば別ですが、今日のところはオークスの着順を尊重して、ヒップホップソウル中心でいいのではと考えています。モリアーナも含め、GⅠ出走馬は当然人気になるでしょうし、すでに3勝している馬たちも相応に評価されると思いますので、馬券的妙味をねらうとすれば、1勝クラスを勝ち上がったばかりの馬でしょうか。中では、アップトゥミーが未勝利時代にエミューに先着したことがあるので、穴馬としてこの馬を抜擢しておこうと思います。
さて、今日は再び暑さが盛り返してきそうですが、無事に乗り切って楽しみな週末を待ちたいです。本日もお読みいただきありがとうございました。どうかご自愛のほどを。