以下は芝の重賞で世代最先着を果たした馬の着順を一覧にしたものです。当然世代限定の3歳重賞は省きます。なお、Fは牝馬限定戦、〇数字は着順、ーは出走なしを示します。
2024年前半の世代別重賞成績(世代最先着馬の着順)
4歳 5歳 6歳 7歳 8歳以上
GⅢ 中山金杯 ⑨ ① ② ⑥ ⑧
GⅢ 京都金杯 ① ③ ④ ー ⑨
GⅢ F愛知杯 ① ③ ② ー ー
GⅡ 日経新春杯 ② ① ⑤ ⑬ ⑦
GⅡ AJCC ④ ⑦ ① ③ ②
GⅢ シルクロードS ① ② ⑪ ⑦ ⑥
GⅢ 東京新聞杯 ③ ④ ⑦ ① ー
GⅡ 京都記念 ② ① ④ ③ ⑩
GⅢ ダイヤモンドS ⑤ ② ① ー ④
GⅢ F京都牝馬S ① ② ⑦ ④ ー
GⅢ 小倉大賞典 ー ① ② ⑥ ⑦
GⅡ 中山記念 ④ ① ⑥ ー ⑪
GⅢ 阪急杯 ② ① ⑨ ⑩ ⑥
GⅢ オーシャンS ② ① ④ ⑦ ⑩
GⅢ F中山牝馬S ① ④ ② ⑦ ー
GⅡ 金鯱賞 ② ⑩ ① ⑤ ④
GⅡ 阪神大賞典 ⑤ ② ① ⑦ ⑪
GⅡ 日経賞 ー ① ⑥ ② ③
GⅠ 高松宮記念 ⑦ ① ③ ④ ー
GⅢ ダービー卿CT ② ① ⑤ ⑩ ー
GⅠ 大阪杯 ① ② ④ ー ⑨
GⅡ F阪神牝馬S ① ⑦ ⑥ ー ー
GⅢ F福島牝馬S ④ ① ⑥ ー ー
GⅡ マイラーズC ③ ② ① ④ ー
GⅠ 天皇賞・春 ④ ② ① ③ ⑪
GⅢ 新潟大賞典 ⑧ ① ③ ー ⑩
GⅡ 京王杯SC ③ ① ⑦ ⑧ ⑮
GⅠ FヴィクトリアM ③ ⑤ ① ー ー
GⅡ 目黒記念 ④ ① ② ③ ⑤
GⅢ 鳴尾記念 ⑫ ー ① ⑦ ②
GⅠ 安田記念 ⑧ ② ① ⑩ ⑯
GⅢ エプソムC ① ② ⑭ ⑨ ー
GⅢ 函館SS ③ ① ⑥ ② ⑮
GⅢ FマーメイドS ① ② ④ ー ー
GⅠ 宝塚記念 ② ① ⑨ ⑦ ⑬
勝利数 9 16 9 1 0
この結果から一般化するのも乱暴ですが、去年前半戦の「最強世代」は5歳だったのかなという感じはします。4歳馬は本来もっと勝っていないといけない世代ですが、今年の現4歳の場合、3歳時(昨年)の古馬混合重賞での成績が世代的に劣勢と見られたので、まあこんなところなのかも知れません。むしろ、その後の成長もあって、よく上位争いに加われるようになったと評価すべきかも知れません(GⅠ大阪杯ではベラジオオペラが勝ちましたし)。ただ、明け5歳となって、全体的にさらに成長というわけにはいかないでしょうし、来年もこの世代は他世代に脅かされるレースが多いかも知れません。特に2200以上の距離では、この世代は1つも勝てなかったことは頭に入れておくべきかなと思います(長距離戦では6歳勢がわりと好走しましたので、明け7歳の来年も要注意かも知れません)。
今年は有馬記念を3歳馬が制しましたので、明け4歳世代となって、年明け後の重賞戦線でどんな走りを見せるか楽しみです(個人的にはなお、全体としては明け6歳(現5歳)世代が強いのでは、という感じをもっていますが……)。
明日は(前半戦=半年ではなく)1年間に拡大したダート編を一覧にしてみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。慌ただしい年の瀬ですが、どうか暖かくしてお過ごしください。
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