今週から三場開催で小倉競馬が加わります。今日は土曜の小倉牝馬Sを検討してみます。「第1回」と銘打たれていますが、昨年までの愛知杯を小倉でやるから名称変更したということのようです。よって、新設のレースですが、過去の愛知杯のデータを参考にして、主力馬を探ってみたいと思います。
1)斤量(ハンデ)*以下はことわりがないかぎり愛知杯の過去10年のデータ(2015年なし)
※ ( )内は今回の該当馬
・56.5㌔ 1頭
・56㌔ 2頭
・55.5㌔ 1頭
・55㌔ 3頭
・54㌔ 6頭(アスコルティアーモ キミノナハマリア)
・53㌔ 8頭(アリスヴェリテ エミュー
・52㌔ 3頭 エリカヴィータ エンパイアウエスト
セントカメリア フェアエールング)
・51㌔ 1頭
・50㌔ 1頭
53・54㌔の中位ハンデ馬が断然です。人気の有無にかかわらず、この斤量の馬たちの突っ込みを、まず警戒しないといけない感じです。距離実績をふまえれば、アリスヴェリテ、エンパイアウエスト、セントカメリア、フェアエールングあたりに要注意です。
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇エリザベス女王杯 5頭(ゴールドエクリプス⑯8着 コスタボニータ⑭9着
シンティレーション④10着 キミノナハマリア⑪11着
エリカヴィータ⑰12着)
〇ターコイズS 4頭(セントカメリア⑬12着)
〇カウントダウンS 3頭 *現行では芝1200に条件変更
〇秋華賞 2頭(クイーンズウォーク③15着)
〇中日新聞杯 2頭(ベリーヴィーナス⑮15着)
〇修学院S 2頭(※該当なし)
間隔で比較的多いのは中3・4週(ターコイズS、中日新聞杯)で、中10週(エリザベス女王杯)がこれに続きます。前走GⅠ組はともかく、あまり間隔を明けずに臨む馬がわりと好走しています。
3)馬齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 7頭 〇5歳 12頭 〇6歳 6頭 〇7歳 2頭
4)血統
難解です。あまり自信はありませんが、冬の小倉だと、父系はキングカメハメハとディープインパクトに、エピファネイアとモーリスあたりでしょうか。でも、これだと何も言っていないに等しいので、去年小倉で行われた愛知杯でキンカメ系が1・2着を占めたことだけを根拠に、父系キンカメの血統で拾ってみます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・エリカヴィータ :父キングカメハメハ(Kingmambo)/母父フジキセキ(サンデーサイレンス)
・エンパイアウエスト:父ドゥラメンテ(キングカメハメハ)/母父Sadler's Wells(Northern Dancer)
・ゴールドエクリプス:父ドゥラメンテ(キングカメハメハ)/母父ハービンジャー(Danzig系)
・シンティレーション:父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父アグネスタキオン(サンデーサイレンス)
・セントカメリア :父ドゥラメンテ(キングカメハメハ)/母父エリシオ(Fairly King)
5)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① ⑥~⑨人気の馬が活躍:複勝率30.6% >⑤人気以内28.9%
② 4・5歳中心だが、⑤人気以下の4歳馬に好走例なし
③ 前走重賞組は4着以下からの巻き返しに注意
5歳で前走重賞4着以下の負け組を主力と見るならば、アスコルティアーモ、アリスヴェリテ、キミノナハマリアが浮上します。
5)宮田式バイオリズム◎
・アスコルティアーモ 4・1・2・2
・エリカヴィータ 2・0・0・15
・クイーンズウォーク 3・1・0・3
・メイショウコバト 3・1・4・3
・ワレハウミノコ 3・2・4・10
6)結 論
格上なのは斤量が示すとおりコスタボニータとクイーンズウォークで、後者には川田くんが乗ることですし、あまり逆らわない方が身のためという感じもしますが、冬の小倉のハンデ戦ですし、穴っぽいところはマークしておくべきと思います。アリスヴェリテは前走BCのダートでしたが、少頭数ながら4着とよく頑張りました。今回逃げ戦法に出るかどうかわかりませんが、同じく逃げのコンクシェルよりも距離適性はあるので、三番手の▲はこの馬でしょう。あと、アスコルティアーモ、エンパイアウエスト、キミノナハマリア、フェアエールングなども、そう差はない感じです。この中で一番妙味があるのはエンパイアウエストでしょうか。最後に穴でもう一頭、昨年の春にアリスヴェリテに勝っているベリーヴィーナスの名前も挙げておきます。
ということで、
◎クイーンズウォーク 〇コスタボニータ ▲アリスヴェリテ △エンパイアウエスト……
でまとめておきます。エンパイア以外はみんな上位人気かも知れません。
本日もお読みいただきありがとうございました。週の折り返しです。今日も一日無理なく普通にがんばりましょう。