くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(4)

2016年06月08日 | 熊本地震後の熊本城

こんばんわ。

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前ページのつづきです。長くてすみません(^^;;

これで最後です。ここまでお付き合いくださいました皆様本当にありがとうございます。

 

埋門 (うずみもん)から更に下っていくと、監物櫓(けんもつやぐら)が。

これ、今は監物櫓(けんもつやぐら) と言っていますが、江戸時代は長岡図書預り櫓(ながおかずしょあずかりやぐら)と呼ばれていました。

そこらへんについて書くと長くなりますので今回は割愛します。


 

ここも崩れています(T_T)

新堀橋から城内に車で入るとき、この熊本城の碑と石垣がとても美しく、私は車でここを通るのが好きでした。

 

 

新堀橋 です。

加藤神社に参拝する車のみ通行できます。

それ以外はダメです。もちろん通り抜けもできません。

 

 

監物櫓の漆喰の壁が落ちています。 

中はどうなんだろう?

 

 

ここは断層が通っているところです。

 

 

崩れるところはどーんと崩れ、崩れていないところは凛と立っています。

こんな風に場所によって違うなんて・・・。それも隣り合わせで・・・。

自然の脅威って想像がつきません。

 

 

再び埋門 (うずみもん)の前を通り、二の丸広場に戻ります。

私、この中が好きでした。監物台樹木園の中から見る埋門 が好きでした。

もう一度中に入れる日が来るのを楽しみにしています(^○^)

 

 

二の丸広場です。こちらは立ち入り禁止区域です。

ここには石が並べてあります。

埋門石垣を撤去し、ここに並べています。このおかげで新堀橋まで行けるようになりました。  

 

二の丸広場から見た二の丸御門跡です。

この先は行けません。 

百石垣と二の丸御門跡は崩れていますので、この景色が見えるようになっただけでもありがたいです。

 

 

写真右の規制線がなければ、地震前と変わらない光景です。

今日ここを歩き、心が落ち着いたのか、地震後はじめて二の丸でみどりの香りがした。

毎日のように二の丸を歩いています。今までは芝生の香りも樹木の香りもわからなかった。

でも、今日は芝生の草の青々しい香りを感じることができました。

 

加藤神社

熊本市本丸二番一号

  

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』

http://www.k-yokatoko.com/

電話 096-356-2333


加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(3)

2016年06月08日 | 熊本地震後の熊本城

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前ページのつづきです。長くてすみません(^^;;

でも、嬉しくて嬉しくて・・・。

 

行きというか、加藤神社に参拝できるのが嬉しくて、二の丸広場からひたすら加藤神社に向かいました。

でも、帰りはゆったりというか、まわりの景色も目に入り・・・。

 

崩壊した石垣を間近で見るのは辛いです。

行きも目に入ったけど、見て見ないふりをして加藤神社に向かいました。

でも、帰りは気になります。 

 

 

こういう角度から見る戌亥櫓の一本柱も見るのが辛い。

ここは石垣も木も何もかも崩れています。どんなにすごい揺れだったのか、思い出すのも怖いです。

まだ私自身あのときの揺れは体にも心にも残っています。身動きできず、頭から布団をかぶっていました。

あのときのことを思い出すと胸が締め付けられます。この石垣も木も怖い思いをしたと思うと・・・。

石垣はこのあと残ると思いますが、木は・・・。そう思うと今までありがとうと感謝の気持ちでいっぱいになります。

 

 

棒安坂です。ここも通行できるようになりました。

この時は通りませんでしたが、このあと午後ここから下に降りました。

これで熊本城のまわりをぐるっと回ることができます。

 

 

監物台樹木園はまだ地震の影響で休業中です。

ここが入れるようになると熊本城も見学できるところが増えるんですけどね。

 

 

監物台樹木園の前から見た戌亥櫓。

 

 

監物台樹木園から二の丸広場に戻らず、右に折れ、新堀橋へ。

ここは熊本城マラソンのコースです。この坂を登るとゴールです。

今年の2月もここで応援しました。来年はどうなるんだろう?

やってほしいなー 

 

 

埋門 (うずみもん)、これは大丈夫みたいですが・・・ その横の石垣、前の石垣が崩れていました。

 

 

ここを左に折れると百石垣です。

 

 

 報道で何度も見ていますが、やはり・・・。

 

こんな風に石垣が崩れなんて想像したことがないので・・・。

すごくショックですが、でも今日はここを歩けるようになり、それはそれで嬉しかったです。 

 

 

 つづく(⇒加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(4)

今回の記事は写真が多いので数ページにわけます。

 

 

加藤神社

熊本市本丸二番一号

 

 

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加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(2)

2016年06月08日 | 熊本地震後の熊本城

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前ページのつづきです。

加藤神社に入る前に目の飛び込んできたのが・・・ 

 

西出丸の内側の石垣です。

先日、マイクロバスの中から見て崩壊しているのは知っていましたが、窓越しではなく実際に見るとやはりショックですね。

 

 

これは先日も見ました。

西大手櫓門の一本柱の石垣。

規制線があるので近くに行くことはできませんが、加藤神社からでも頑張っているのがよーくわかります。

飯田丸五階櫓、戌亥櫓、そしてこの西大手櫓門の一本柱を生かして、なんとか復興してほしい。これが私の正直な願いです。

専門家のみなさん、どうかどうか頑張っている、踏ん張っている一本柱を生かしてください。お願いします。

 

 

加藤清正公を祀ってある加藤神社です。

地震後、歴史小説をしばらく読む気になれませんでした。でも、少し前から読むように・・・。今読んでいる本には清正公、大木土佐守兼能公、金官公も出てきます。

こちらに祀られている祭神を、畏れ多いですが身近に感じています。

 

 

 

ここだけ見ると地震が起きたなんて思えません。

厳かな雰囲気はそのままです。

 

 

 

話題の石垣の石です。観音菩薩が彫られている石が崩壊した石垣の中から出てきました。

写真でもはっきりわかりますが、肉眼ではもっとくっきりはっきりわかります。

崩れた石垣に観音菩薩現る 熊本城内の宮司がFBに投稿 

 

ここの石垣が崩れ、観音菩薩さまが出てきました。

地震によって失われたものがたくさんありますが、新たに発見できたものをあります。

未曾有の熊本大地震で出会えたものは奇跡です。この奇跡に感謝し、これからも加藤神社に参拝したいと思います。 

 

 

参拝のあとは加藤神社からの熊本城を堪能させていただきました。

崩れて、壊れ痛々しいです。これらをどんな風に元に戻すのか私にはまったくわかりませんが、この一瞬、一瞬を目に焼き付けていきたいと思っています。 

 

 

写真ではわかりにくいですが、宇土櫓の石垣は波打っています。

ここの石垣の美しさは熊本城の自慢のひとつでした。それが今は波打っています。

 

地震で揺れに揺れて怖い思いをした。だからちょっと疲れが顔に出てね。エステに行ってみずみずしさを、張りを取り戻して来るわ・・・。 

 

宇土櫓の石垣の気持ちを代弁してみました。ちょっとエステにいって、元に戻れば・・・。私もどんなうれしいことか。

私がエステに行くのをやめて、石垣に変わりに行かせてあげたい。それで元に戻るなら、私はいつでも変わります 

 

 

これからは加藤神社へ毎日参拝に行けます。

この光景も毎日見えます。今はこれだけで本当に幸せです。 

 

つづく(⇒加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(3)

今回の記事は写真が多いので数ページにわけます。

 

加藤神社

熊本市本丸二番一号

 

 

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加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(1)

2016年06月08日 | 熊本地震後の熊本城

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今日(2016年6月8日)から、加藤神社へ参拝できるようになりました\(^o^)/

先日、加藤神社に行ったときの記事をアップしましたが、あのときは二の丸駐車場からシャトルバスで加藤神社まで行き、参拝していました。

加藤神社から見た熊本城

ですが、本日からは一部規制が解除となり、新堀橋から加藤神社まで車で行けるようになりました。ただし参拝者のみ。

そして二の丸広場からも徒歩で行くことができるようになりました。



(画像は熊本城Facebookよりお借りしました)

【通行禁止解除区間】
※新堀橋~加藤神社(歩行者・車両)※車両については加藤神社参拝者のみ
※棒庵坂(歩行者のみ)

【通行可能時間】
※新堀橋 午前8時 ~ 午後5時
※棒庵坂 常時開放




午前中、二の丸広場から加藤神社、そして新堀橋まで散策したので、その時の様子をアップします~♪

二の丸広場の一番最初は西櫓大手門に続く桜路です。

当然この先には入れないので、規制線のところからパチリ。


次は少し北のほうに歩を進め、大小天守と宇土櫓を拝みます。

最近は見るではなく、拝むになりました。

見学の方もいますので、手は合わしませんが心の中でしっかり拝んでいます。



さらに北に進み、大小天守と宇土櫓を見ます。

ここまでほとんど天守閣のほうを向いて歩いています。

最初は三つの建物が一例に並んでいたのが、北に北に行くにつれて三つの建物がひとつの塊になります。これが好きで、好きで・・・。

熊本城は見る角度によって、いろいろな表情を楽しめます。

これに関しては地震後も健在です。これはたくさんの人に見てほしいです。


昨日(2016年6月7日)まではここまでしか見ることができませんでした。


じゃーん  じゃーん

規制線が開きしました。



一本柱の石垣・戌亥櫓も横から見えます。

このところ、葉っぱが生い茂り、一本柱も見にくくなっていたので、これでしっかり見えます。

今日はたくさんの観光客の方が写真を撮っていました。こういう光景はガイドとして嬉しいです。

とても痛々しい姿ですが、この姿をひとりでも多くの方に見ていただき、熊本城が、戌亥櫓が頑張っていることを知ってもらい、伝えてもらえるのはとてもありがたいです。

 


地震後歩けなくなった道です。

ここは新堀橋から加藤神社へ通じる道です。



先ほどの道を右に曲がったところです。

地震前は目の前に石垣が広がっていましたが、今は大型の土嚢が・・・。





大型の土嚢です。

先日、加藤神社に行ったときもこの土嚢はインパクトが強すぎて、凝視できませんでした・・・。

でも、これがあるから加藤神社に参拝できるわけで・・・。

複雑です。うーんとうなり、その後言葉がでません。

多分、熊本城が復興するまで、こんな気持ちを何度も何度も味わうんでしょうね。

 

 

つづく(⇒加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(2)

今回の記事は写真が多いので数ページにわけます。

 

 

加藤神社

熊本市本丸二番一号

 

 

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熊本城復旧・崩落石垣撤去 2016.6.7

2016年06月08日 | 熊本城・復旧復興

こんにちは。

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昨日(2016年6月7日)、地震で崩落した石垣の撤去作業しているに偶然出会いました。

昨日の作業は公開していたので報道関係者も。

そんな中邪魔にならないように私も写真を撮らしてもらいました。 

 

 

昨日から撤去作業が行われたのは熊本大神宮横の『お城前駐車場』に崩落した熊本城の石垣です。

この写真は2016年4月27日に私が撮ったものです。

 

 

この2枚は2016年5月17日に撮影したものです。

 

 

熊本城・東竹之丸の石垣が地震で崩れ、駐車場の敷地に崩れ落ちました。

今後の積み直しに備え、石一つ一つに白いペンキで番号を記したあと、ワイヤーでショベルカーに吊るし、トラックに乗せ棒庵坂横の広場へと移動し保管します。 

 

 

 

 

 

棒庵坂横の広場に移動した石たち。

私のシャッター角度が悪く番号が写っていませんでした(^^;;

多分、今後も見ることができると思うので、次回撮影するときは番号もしっかり入れたいと思います。

 

これは気の長くなる作業です。

でも、復旧に向けての一歩です。本当によかった。

先月後半から百間石垣の発掘調査も始まっています。

こちらは立ち入り禁止区域なので、見ることはできませんが、少しずつ作業が始まり、嬉しいです。

 

地震後は熊本城を見て、ただただ泣くことしかできなかった。

それが今は復旧に向けて動き出した熊本城を見ることができるようになりました。

そのうち復旧から復興に変わることでしょう。

それを自分の目でしっかり見て、多くの人に伝えていきたいです。

 

 

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