雪割草は 雪国の”春を告げ 春を彩る花” として多くの人に親しまれている。ちなみに、漢字で「雪割草」と表した場合は キンポウゲ科の雪割草を指し、カタカナで”ユキワリソウ”と表す場合は サクラソウ科の「ユキワリソウ」を指すのだという。雪割草の多くは ミスミソウ(属)の”オオミスミソウ”を指している。
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ミスミソウ(雪割草) は、オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウおよびケスハマソウの4種で、姿色とりどりの花で親しまれている。ミスミソウの属するキンポウゲ科は 世界中に広く生育し、62属2,500種もあると云われる。うち日本には22属150種もあるらしい。
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世界中で愛されている雪割草(ミスミソウ) は、主にヨーロッパで”信頼、信用、自信”などの花言葉があり、わが国でも 自信、信頼や内緒、忍耐などや”はにかみ屋”などの花言葉で知られていると聞く。雪割草(ミスミソウ/ 三角草) は、日当たりのいい場所を好むが、高温多湿や直射日光に弱いのだという。
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・ミスミソウ(三角草) は 日本全国広範囲に自生。オオミスミソウより花色が白 く、雄しべや雌しべの色がピンクや赤や紫や白など色々ある。
・オオミスミソウ(大三角草)は 北陸から青森まで日本海側に自生。カラーバリエーションが豊富で、園芸種として広く普及している。
・スハマソウ(州浜荘): 主に太平洋側に自生。葉の先端が丸く 薄い花弁が多い。葉の形が 州浜に似ていると、この名前になったのだという。
・ケスハマソウ(毛洲浜荘): 近畿、中部、四国にかけて自生。花茎や葉に薄い毛が生えている。
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余談ですが、「キンポウゲ科」の花の種類は 多種多様で、キンバイソウ属、アネモネ属、オダマキ属やキンポウゲ属などの花々に加え、トリカブト、クレマチス、クリスマスローズやミスミソウやセツブンソウなどいろいろある。ニリンソウやテッセンや何とかイチゲなどもキンポウゲ科の花々。