2020東京オリンピックが開幕(7/23)して5日の7月28日(水)、わが国の新型コロナウィルス感染者は(7/28)一日9,583人(全国)と 過去最多になった。いままでの過去最多(2021年)1月8日の7,958人を大きく上回った。東京の3,177人をはじめ 神奈川・埼玉・千葉の首都圏3県も、この7月28日過去最多の新規感染者数を記録した。
2021年7月28日(水)までの一週間における日本のコロナ感染拡大は大きく、7月21日(水)時の累計感染者数(全国)85万3,440人が、7月28日(水)現在89万3,550人と 4万人強も増加(+4.7%)。同期間の世界全体の感染者増は 380万人(19,150万人→19,530万人)の2%弱の増加に比べると、日本のそれ(4.7%)は 2倍の増加拡大率になる。
世界全体の感染者の18%(3,460万人/19,530万人)近くを占める米国のこの間の累計感染者増加率1.26%(3,417.5万人→3,460.4万人)に対して日本の首都・東京の同感染者増加率は(19.3万人→20.7万人)7.25%と、6(%)ポイントも大きい。感染症による死者の増加率は相対的に低い(世界+1.34%:日本+1.12%)などと言ってはいられないのだ。
それにしても、東京オリンピック開幕後の日本(東京)のコロナ新規感染者の増加は 著しい。7月28日の日本全国の累計感染者は 7月26日のそれに対し(2日で)2%増の89万3,550人。東京のそれは 3%増の20万6,745人(ちなみに7/29の今日は 3,865で 累計210,610人になるので、4.9%増になる)。当日の新規感染者は「7/28:7/26」全国で2倍東京で2.2倍。
このようなここ1週間から2~3日の東京都の感染者増加状況は、主に東京の医療体制の逼迫を心配させている。コロナ感染症患者向けに用意されているベット数6,000床∔αなどと聞こえるが、ただいまの入院患者数2,995人でうち重症者80人などと聞くと、いま軽症・中等症2,915人になり、現在の入院・療養調整中の人約4,000人や自宅や宿泊療養者約9,000人やこのところの新規感染者の急増をみるに、遠からずの逼迫状況が気になる。
インド株ウイルスの増加や大方の置き換わりなどのせいなどを言っている場合では なさそうなのだ。PS. 政府はきょう30日、現在 東京沖縄に発出されている緊急事態宣言の期間延長と、神奈川・埼玉・千葉と大阪に対する緊急事態宣言を、ともに8月末日までの期間で発出することにしたらしい。どのように、この緊急事態宣言の慣れを打破し実効を上げられるかの事態対処戦略が求められる。※ 7/29(木)、東京の新規感染者3,865人を含め、全国で史上はじめて1万人を超えた。