吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

1月7日「人日の節句」( 七草粥 ) と ”五節句” との 生活慣習行事 の 小話

2025年01月30日 | Weblog
1月7日は「人日の節句」( 七草の節句 ) 。もともと中国の陰陽説では、奇数は”陽” の数で ”縁起の良い数字” ( 偶数は ”陰” で 良くない ) 。 しかし、縁起の良い 陽の数でも、これが重なる( 重陽 ) と” 不吉 " になる。この不吉を” 厄払い”することが 慣習。( ※  陽:1,3,5,7,9 で、陰: 2,4,6, 8 )
 
暦日でいうと、「 1/1  3/3  5/5  7/7  9/9  」などが ”重陽” 。これらの” 陽重なり”の ”厄 払い” のための縁日や祭祀や祝い などが 五節句。但し、1月1日は 一年最初の”元旦”で特別。代わりに「1月7日」を”人日の日” にした。( ※もともと正月 1日 鶏の日、2日狗の日、3日猪の日、4日羊の日、5日牛の日、6日馬の日 )
 
人日の節句(1/7) は ”七草粥”をいただく「七草の節句」。中国は 唐の時代に始まる” 七種菜羹” ( ななしゅさいかん ) と 日本の” 若菜摘み”なる風習が融合した”重陽” 邪気払い行事( 五節句 ) の一つ。( ※ リズムで憶える「七草」:せり なずな/ ごぎょう はこべら/ ほとけのざ/ なずな すずしろ /  春の七草 )
 
この「人日の節句」(1/7) を始めとする五節句は つぎの「上巳の節句」(3/3)、「端午の節句」(5/5)、「七夕の節句」(7/7)、「重陽の節句」(9/9) 。これらの節句とは、”季節の変り目”を指す日で、無病息災、豊作・子孫繁栄などを願って、邪気払いやお供え・祭祀などをする生活行事。
 


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「ことしの漢字」と「新語・流行語大賞」にみる ” 時代 " の変化イメージ

2025年01月27日 | Weblog
戦前・戦後という” 昭和 ”時代の跡を受けた1989年の” 平成 ” 。約30年続いた平成の後継時代の” 令和 ”なる新しい時代がスタートした2019年。 この年に現れたコロナ感染禍の令和2年・2020年。
 
この年(2020年) の” ことしの漢字”( 漢字検定協会)は「密」。ユーキャンの ”新語・流行語”大賞は「3密」だった。コロナ禍(2021年) を” 忘れろ!”と現れた大谷翔平(MLB) の ”リアル二刀流とショータイム” と2022年の ”村神様”( ヤクルト)や2023年の” アレ ”( 阪神)は、プロ野球から。

この4年の” ことしの漢字” は、「金」「戦」「税」「金」(2024年) となっていて、2024(令和6)年の”新語・流行語大賞”が「ふて ほど」。これほど「不適切にも ほどがある」( ふて ほど ) ドラマがあるか( ? ) との 巷の声。

尤も 毎年ことだが、”ことしの漢字” に「金」が選ばれること(年) は 多い。オリンピック( 金メダル)の年( 4年ごと) や 新札発行や金利変動や景気上昇などが、絡む年とか。今年などは、パリ五輪(金) や大谷翔平(MLB) の活躍などに 裏金問題などが後押ししたようだ。
 
さて、ことし(2025年) は 巳年(乙巳).。脱皮&再生を繰り返して 障害物なども回避して、長生きするヘビ(蛇) のように、強く生きたい。

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毎年1月20日(新暦) は「大寒」ー1/20 から3/20 辺りが "梅の季節”。梅園や梅の花と匂いの巷話。

2025年01月26日 | Weblog
地球温暖化による地球や天候の異常。夏の熱暑や冬の寒冷が激しい。そのせいか、水戸の偕楽園( 梅祭り) の梅の花が もう” 咲き始めて”いるという。ふだんは2月に入って 咲き始める梅たちの花がだ。
梅の花の開花時期、九州辺りと関東では大分ズレがあるだろうに。尤も開花と蕾や花の匂い時季や花の終り時期、それぞれの長短に気温差が出るのか?? 『東風(こち) 吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ』( 道真歌)
いつの時代にあっても、梅の花はその匂いが愛されていたようだ。
 
梅の花と言えば 水戸の偕楽園や岡山の後楽園や石川の兼六園の梅林公園。ここ東京あたりに暮らす私などは 梅の花と言えば、懐石料理の梅の花や甘味処の浅草梅園や菓子類の梅の楽園などをイメージする。

約2ヵ月と 結構長いこと楽しめそうな梅の花や梅林。もう少し温かくなったら 訪ねてみたいと 思うこの頃。浅草や湯島あたりになるか 水戸の偕楽園や熱海方面の梅林などになるか、体調などと相談している。
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現代アレルギー(症) の主役「スギ花粉」症に、要 大注意 の時節から 。

2025年01月24日 | Weblog
ただいま(2~3月) スギ花粉の時節。昨 秋のブタクサの後の スギ(杉) からヒノキ(檜) 花粉の時節になった。 だが、飛散する”花粉” だけが アレルギー症の元( アレルゲン) に なるわけではない。

私たちの体には、細菌・ウイルスなどの感染性微生物や”異物”などから”身”を守るための「免疫」という仕組みが具わっている。この働き(免疫) に異常を起したり、”働き”を阻害したりする症状を「アレルギー」という。

いわゆる現代文明的環境や生活状況などの”変異”によって起る”くしゃみ、鼻みず、鼻炎、発疹、呼吸(ぜいぜい) など” の症状。これらのアレルギー症状を引き起す原因( 物質) をアレルゲン(抗原) という。

抗原から 主な「アレルギー」を、6つに分けてみると、つぎのとおり。
➀ 細菌・寄生虫・ウイルス アレルギー ② ラテックス( 天然・人工) アレルギー
③ 生活環境 アレルギー  ④ 食物( 植物・動物・魚介性) アレルギー ⑤ 花粉( スギ・ヒノキ・ブタクサ ※ アレルギー ⑥ 体質・異物(ダニ・金属) アレルギー

3~5月飛散するヒノキ花粉に先立って流行る(2~4月) スギ花粉は、全国的に拡がる。鼻アレルギーのほか 目や皮膚などの症状も多い。マスク必須ライフを 楽しんで過ごそう!
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ここ五年『12月』のブログ・エッセイ ( 私撰 ) 33話 列記ー( 3/3 )

2025年01月22日 | Weblog
( 2/3 ) からのつづき:
⑤ 2024年: (12/02) 令和6(2024) 年「12月」暦日いろいろ
                     (12/04) ユーキャン新語・流行語大賞「ふて ほど」の話
                     (12/09) 分断と対立および ”危機” の世界をどうする?
 
                     (12/12) " 白檀と栴檀” と 二葉 の 話
                     (12/13) 漢字の日の” ことしの漢字”「金」の寸話
                     (12/15) 日本被団協「 ノーベル平和賞」受賞への祝詞
 
                      (12/29)「六」で語る 諺・講話・禅語 探し
                      (12/30) 2024年の回顧と 2025年への希望
                      (12/31) 山川宗玄老師と谷内田孝と私の”三人会”交誼

 以上、ここ五年(2020、'21,'22,'23、2024年) の私儀のブログエッセイでした。
                                                                                                                ( 了 )

 
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ここ五年『12月』のブログ・エッセイ(私撰〉33話 列記ー(2/3)

2025年01月21日 | Weblog
前記(1/3) からのつづき;
② 2021年: (12/05) ” 音のない” 街や道の「怖さ」
                     (12/10) マスク生活の” ニューノーマル” 化
                     (12/24) アベノ マスク ( 失態 )にみる政府行政の” やること”


                     (12/06) 12月の好日の 椿山荘での紅葉狩りの日誌
                     (12/17) 12月に多い”納め”の 祭祀行事
                     (12/31) 丸二年のコロナ禍に重ねた” オミクロン” 風

③ 2022年: (12/12) TVドラマ「五辨の椿」から”椿の花”の落花の寸話
                     (12/13) 年賀はがきから「ハガキの木」他面白い名前の木の話
                     (12/21) 官民協働の「30 by 30」目標達成への実効を望む
 
                     (12/27) 秋・初冬の”季節と自然” の移ろい
                     (12/27) 秋・初冬の”虫たち”の声の晩秋感
                     (12/27) 秋。初冬の”巷の人々”の 暮らし
 
                     (12/05) この夏秋のコロナ感染者5万人超の日本
                     (12/19) コロナ感染者 前年同月比5倍増の世界&44倍増の日本
                     (12/23) ことしの漢字「戦」にみる”遠客再来”他の四字熟語など

④ 2023年: (12/06) いばらきフラワーパークへ” 冬ばら” 見学日誌
                     (12/10) ここ五年の ”日本と世界” の世の中概観
                     (12/15) ことしの漢字「税」からー” だましっこ”税 やめて!
 
                     (12/12) ブナ(橅) と ブナ林( 白神山地 ) の 雑話
                     (12/13) 令和5(2025) 年の” 短かった” 秋の「虫の声」
                     (12/29) 時季外れの”ツバキ” ならぬ垣根木”山茶花”の話


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ここ五年(2020~2024年)『12月』のブログ・エッセイ(私撰) 33 話 列記ー( 1/3 )

2025年01月20日 | Weblog
令和7(2025)年の正月 元旦は、快晴。特段の巳年”祈願” もなく、” 災いのない、よい年を” と願い、1月2日明治神宮へ初詣。”やること” 後先になるが、帰宅して ”前年” の来し方を回顧する。
 
一年12ヵ月のトレースが辛くなり、まずは前月年の暮”12月” に戻る。毎年、12月に入ると、新聞やメディアが その年を振り返った記事や番組をやる。新語・流行語やことしの漢字なども。
 
前の2024年は、大谷翔平(MLB) の「50- 50」や裏金問題やホワイト案件などが挙がってくるかなと思ったが、新語流行語(大賞) は「ふて ほど」。ことしの漢字は「金」( 2位 災 ) 。この流行語大賞選出ほど「不適切にも ほどがある」ものはないとの、巷の人々の声。
 
このような巷の声なども参考に、ここ5年” 12月” の自分のブログを戻ってみた。以下、2020年の12月分から 2021年、’22年、’23年、’24年の12月分から抽出( 私撰) して、列記する。
➀ 2020年: (12/02) ことしの新語・流行語大賞「3密」小話
                     (12/18) 年々深刻になる( 地球&生命のもと) 水問題
                     (12/28) 世界のコロナ感染者&同死者1億人&200万人ー日本は 同
                                  30万人&4,000人。
②2021年:次頁
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この正月元旦の僅か ”365日" 後に、来年の正月1日が来る。 明日からの365日 平常に暮らそう!

2025年01月17日 | Weblog
きょう( 2025年1月16日)は「 藪入り」。かような暦行事は”旧暦”だが、我々はいま( 明治以後 ) " 新暦” で暮らしている。昨日(1/15) は”小正月”、藪入り(1/16) の三日後は” 大寒” と、とにかく 忙しい年初の「1月」なのだ。
 
毎年 365日( 閏366日) で  一年 春夏秋冬が巡り、翌1月1日が元旦。年賀・初詣から 初荷・書初め・仕事始めなどの正月”三が日”を過ごし ”小寒”から御用始めや人日( 七草) と こと始めや学校始業になる。鏡開き・成人の日を過ぎ ”小正月”あたりで、上記” 1月中旬になる。
 
”大寒”を過ぎ、初大師・初地蔵・初天神・初不動などの”初” 祭事を終えると、二月。2月2日の”節分になる。この ”ゆったり”装いの1月は、とにかく忙しいのだ。
季節は  生者必滅・会者定離で、毎年誰にも同じで 無常なのだ。甘受しよう。
 
沙羅双樹の花の色も 風の前の塵も、皆同じく” 滅びる”。「この世に生を受けた者は、誰しも皆同じく” 必ず滅び死ぬのだ」という諸行無常を説いている。生者必滅・会者定離なのだ。来年の正月1日は 誰にも ”365日” 経てば巡り来るのだから・・・。皆同じく。
 
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1月16日 は " 藪入り” ( 元々は 旧暦) というから「藪( やぶ ) 入り」の雑話

2025年01月14日 | Weblog
いまは新暦でも 小正月(1/15) 明けの 1月16日が ”藪入り” 。もともとは 旧暦の1月16日。盆( 旧暦7/15) 明けの7月16日 も 藪入りだが、1月16日と区別して” 後の藪入り”ともいう。この二つの " 藪入り" 習慣が( 商家などを中心に)広まったのは、江戸時代。
 
商家などに住み込み奉公の丁稚や女中など奉公人が、年に1(or2) 回実家へ帰ることが出来た休日。その”藪入り” が( 旧暦) 1月16日と7月16日 又は その前後日。もともとは  奉公人などにではなく、”嫁とり婚家から 嫁が実家へ帰って※ 休日や(実) 親子水入らずを”楽しめる”日。(※親見参や六入りなどとも言われた。)
 
もともと「藪(やぶ)入り」は、旧暦の正月と盆の付随行事だったが、明治以降の太陽暦への改暦から” 新暦へと” 移行した。その後の産業発展や( 雇用)労働者数の増大及び新制(土)日曜祝日 休日化などから、藪入りは 正月休みや盆休みに統合された。

正月や盆休みの” 帰省” 慣習として残った” 藪入り”だが、いまでは 嫁の実家見参や奉公人の実家帰りを越え、寺社での得度修行や今風各種インターン人などにまで 広く社会化した。せいぜい、”藪入り”の ”やぶ”とは何だとか  実家里地方を藪呼ばりするのかなどと 騒がず、良き慣習として甘受しよう!
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自然豊かな ” 地球 " に暮らす人間ー自然環境をリスペクトし、大切にして暮らそう !

2025年01月12日 | Weblog
人や動物とその他生きものが 共有している地球。 その自然が 荒廃している。地球温暖化のせいなどと言っているが、 われわれ人間が 破壊・損壊してきたのだ。 文化と開発・革新などといい、自然なる地球を壊してきたのだ。
 
海、陸、山、川、森、水などの " 2音 " 自然を壊し、道路、線路、耕地、建物などを建造し、自然という物を 人工物にして 自然を破壊してきた人間。その人間がいま、”豊かな自然”を返せなどと叫んでいる。
 
「人が 動く」と(漢字で)書くと、” 働 " で「はた らく」と読む( 訓読み ) 。「はた」( 傍 ) を「らく」( 楽 ) にすることと 教わる。傍( はた ) とは ” そば( 側 ) や わき( 脇 ) や ちかく( 近く ) " のこと。楽 ( らく ) とは ”苦労することなく” とか ” たやすくする” ということ。
 
”はた( 傍 ) にいる人を、らく( 楽 ) にしてくれる人 ” でも ” 楽しくさせてくれる”人でもいい。 そのような人に恵まれて生きる自分が、楽しくなる。とにかく
”自分も傍の人も” 楽々とできるよう 汗して” 働 ” らこう!  地球を大切にして。
 


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