吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

『 台風を退けて上陸ポケモンGO 』-心痛める抄話

2016年07月28日 | Weblog
保守的でトシ寄りの私は、革新や進歩に心が抵抗する。ドローン(小型無人航空機)では、空から攻撃される生活に不安感を募らせたが、今度は現実の陸荒らしのポケモンGOの上陸。一昨日その日から、心不安だ。

台風が少なく水不足が心配されるこの頃だが、その台風を押しのけてポケモンGOなるお化けが上陸した。ポケモンというと任天堂イメージだが、このポケモンGOは、アメリカからの戻り上陸だ。仮想も現実も一緒くたにしたこのゲームお化けは、新しい社会トラブルを増やすだろう。

ただのゲームや遊びではない。内向き人間が増える世の中にあって、人々の外向き性向を強め、ゲームの枠を超えた社会現象や新市場創出をするだろうという。珍しさや新しさに飛びつく企業人たちは、まだ見えもしない新機会を希望的に見ている。

ヒト呼び込みの顧客誘引や販促ツールにしたいとか、地方やローカル観光地への人寄せやヒトとヒトとの出会いビジネスなどに用途が広いと浮かれているが、このようなバーチャル・ソフトなど無い方がいい。現実を仮想させるソフトやビジネスは、世の中の事故トラブルメーカーになる。進歩やモノはなくてもいい。ただ”安心して”暮らせれば、それでいい。
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『涼探し 田舎詣での 大暑かな』

2016年07月24日 | Weblog
2016年7月22日(金)は、大暑。暦とは大違いで、この日はやけに涼しい。更なる涼感を求めたわけではないが、田舎に向かう。朝9時ごろ家を出て午前10時、上野は8番線より常磐線は、いわき行ひたち7号に乗る。『 整然と緑に白花蓮田かな 』

万緑の関東平野を分けて走る特急ひたち7号。車窓に飛び込むのは、この時期蓮田。濃い緑を際立たせる真白は蓮の花。午前11時05分水戸駅着。10分後発の水郡線で上菅谷経由、常陸太田駅に12時10分前に到着した。この駅で妹夫婦と合流し、まずは駅近くのファミレスで昼食し、クルマで30分ほどの実家に向かう。

『 万緑を一層濃くする合歓の花 』。濃い緑をより濃く演出する合歓の花を見つける田舎の里山。山麓の合歓の花を、より高い中腹に行って眺める。合歓の花は、その上より見るのがいい。淡いピンクの赤が目立つ。原野にて横暴する葛つた葉を、突き出て咲く大きな合歓の花に万歳する。

ケア施設で母を迎え、行きつけの病院に連れ行く。玄関の軒下に夏燕の赤ちゃんが5羽。10分おきにエサを運ぶ親ツバメに、5羽が競って身を乗り出す。いまにも巣から落ちそうだ。あと2~3日もしないで、5羽巣立ちしそうだ。7月23日(土)午後1時すぎ、つぎは”お盆”と言って帰路に着く。
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緑陰の山百合の白さと青い紫陽花の初夏

2016年07月19日 | Weblog
梅雨明け中元時節、中山間地の里山や杉林は、真っ白く大きな山百合や青い紫陽花の絵を描く。青というか蒼いというのか、青く波打つ杉林の紫陽花は実に清々しい。

林縁や杉林麓の緑にアクセントする真っ白な大きな山百合の花も、梅雨明けを告げる。あまたあるユリ花の中の女王、その大きな花の白さだけではない。甘く強い香りを放つ。

北茨城の美しい中山間地の里山を代表して咲き、杉林灌木花紫陽花と原野や林縁に真っ白く咲く山百合を紹介して一句。

○芳しや白き山百合杉林

○鬱蒼す青紫陽花の杉林
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まずは、女性活躍社会を!

2016年07月17日 | Weblog
1000万世帯を越えた”共働き”世帯だが、全勤労者世帯に占める割合は20~22%で、この10年横ばい。欧米のそれの3分の1だ。301人以上従業員の企業における女性の管理職割合は、10%強。これも、欧米の30~40%の3分の1。早めにこれを3倍ほどにしようと、雇用や労働の環境や条件の改善を定めたのが、女性活躍推進法(H27年8月28日成立)。

いま男女平等などというと時代のKYと言われる。女性一般の参政権が権利された戦後(1945年12月衆議院議員選挙)から40年の1985年、男女雇用機会均等法が制定された。従業員の募集、採用、昇給、昇進、定年、退職などの男女平等が約束されたのだが、現実は”共働き”の実現にもつながらなかった。そして1999年の男女共同参画社会基本法となった。その結果が、上記だ。

男の役割や女のそれなど、昔からの性別役割感から脱皮できない年寄りの私には、このような実情を”どのようにしたら改善できるか”の処方が浮かばない。男性が考えるのではなく、女性に考えていただき、それに従うのが一番のような気がする。

明治時代の女工哀史話や野麦峠(あぁ野麦峠)は、当時の政府主導繊維産業に働く女性の悲惨を伝える。いまでいうブラック企業を政府が進めていたのだ。ずっと昔の民話「鶴の恩返し」の娘(鶴)の身を削る(羽)機織り恩返しも”布織り”だ。つい先日の七夕の織姫もよく考えれば、棚機(たなばた)の織り娘(姫)だ。ことほど左様に、繊維 織り娘(女工)的に、女性の就業は”悲惨”だった。そして、いまも同じ。

女性活躍社会の強力な推進を願う。

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「七夕や雲の合間に星二つ」・・・7/7、七夕コラム

2016年07月10日 | Weblog
何十年か前の田舎の七夕は、夕方から夜。いま、都会の七夕は 昼間のようだ。幼稚園や駅の構内などには、願い短冊満載の笹飾りだが、このササは笹ではない。ほとんどは、竹の葉枝だ。

”笹の葉さらさら・・・”の代りの”タケの葉さらさら・・・”では、風情がない。とても短冊など結べない笹の葉。短冊を結んだりするには、葉枝がなければ難しい。笹や篠より竹の葉枝の方が、飾ったり立てたりしやすい。七夕飾りを立てた玄関脇や門場で、線香花火に騒いだ夕方夜が思い出だ。

空高い夏銀河に横たわる天の川は、壮観。いまにも落っこちそうだ。メルヘンは、年に一回の逢瀬の彦星(牽牛星)と織姫(織姫星)探し。天銀河を仰ぎながら、星や星座の名前を聴いたり流れ星を探したりした。この夏の夕方から夜のお祭りが、都会では出来ない。

星を見たり眺めたり出来ないのは、街に夜がないからだ。ネオンや照明で明るいからだ。明るい昼間と暗い夜があることが、自然なのだ。自然を大切に暮らしたい。
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