太陽LOG

「太陽にほえろ!」で育ち、卒業してから数十年…大人になった今、改めて向き合う「太陽」と昭和のドラマ

「大都会 闘いの日々」#25 アバンチュール

2017年10月12日 | 刑事・探偵モノ
「太陽にほえろ!」を語ると言いながら、いきなり違うドラマですみません。
しかも第25話って、えらい半端な。


バー・ムンクの直子(篠ヒロコ)と黒岩(渡哲也)を自宅で引き合わせようとするバクさん(石原裕次郎)だったが、
当日、麻薬密輸犯が羽田に到着するという情報を得て、黒岩は「課長に釣りに誘われた」と嘘をつきキャンセル。
急遽家族で大井競馬場に出かけることにしたバクさんは、モノレールの車内で羽田に向かう黒岩と大内(小野武彦)をみかけ、
こっそりと追う。

空港で、黒岩たちが密輸犯を取り逃がし、密輸犯の恋人(木の実ナナ)が現場を立ち去るのを目撃したバクさんは、
新聞記者の身分を隠して、スナックに勤める女に近づき、密輸犯との接触を図る。




翌朝、車の調達を命じられた九条(神田正輝)が、義兄の車を借りてバクさんの家に届けます。
バクさんは、自分の奥さんには九条と釣りに行くとごまかしているんだけど、九条は出勤前なのでワイシャツネクタイ姿で
あきらかに嘘っぽいw

ここで短いですが、私的超貴重なシーンがこちら

ボスとドックの車内ツーショット。しかもボスが運転。

その後、九条を降ろして彼女と熱海に向かったバクさん。
当時おそらく30歳前後の木の実ナナさんはすでに色気たっぷりで、裕次郎さんとのほんの短いアバンチュールを
素敵に演じておられます。

一方、バクさんが羽田で一部始終を見ていたらしいことが黒岩たちに知られ、
バクさんの奥さんから「九条さんと車で海に出かけた」と聞いた課長(中条静夫)は、刑事部屋に九条を呼びます。



バクさんの行き先を聞かれて九条さんも大ピンチですが、「大都会PART2」のムック本のインタビューで神田さんが、
「いきなり現場に放り込まれて、そうそうたるみなさんに囲まれて(中略)たまに『俺、帰りてぇ』って腹の底から思った」と
当時を振り返ったのは、たとえばこんな状況だったんじゃないでしょうかw
ちなみに、手前の背中は深町次長(佐藤慶)です。