ハウプト橋を渡り終えて、すぐ右側にこの物体が見える。
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シュロスベルクからもよく見えた(そして、周りのレンガ色の屋根からは浮きまくっている)この建物は、
Kunsthaus(クンストハウス)という美術館だ。
Kunst=美術、Haus=家という意味である。
入り口がどこだかわからず、建物の周りを半周して見つける
チケットを購入するとき、「ここ1ヶ所の見学ですか?」と(英語で)聞かれる。
その時はよくわからなかったが、どうも共通チケットを持っているかどうかということらしい。
グラーツの主な博物館は、11ユーロの共通チケットがあれば見学できる。
クンストハウス単独だと8ユーロである。
共通チケットで見ることができる他の博物館は、
武器博物館やエッゲンベルク城のアルテ・ギャラリーなどがある。
知っていれば、共通チケットを買っていたのに・・・(とほほ
)
受付では、Camera Austriaから回るようにと言われる。
カメラ・オーストリアは写真展である
モノクロ写真が主体になっている。
会報と絵はがきがあるので、いただく。
広い部屋の真ん中には、特設会場がある。
それはThe Anabasisというタイトルで、日本赤軍を題材にした写真と資料と年表の展示である。
同名のドキュメンタリー映画(フランス語)が元になっている。
題名は、古代ギリシアのキュロスの進軍に基づいている。
日本赤軍メンバーの女性とその娘、のちに加わった映画監督の中東での流転の日々を
故事になぞらえたものだと思われる。
これは、会場にあるパンフレットで、英語とドイツ語で表記されている。
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彼らの起こした数々の事件は、大人になってから書物やテレビ番組などで断片的にしか知らないので、
写真や資料を興味深く見て回る。
自分の不勉強さをばらすようで何だが、わたしは日本赤軍と連合赤軍を混同していた。
後者は、わたしの住む群○県で大きな事件を起こしているのである。
特設会場は部屋の真ん中にある大きな箱形で、3面は写真などの展示だが、残る1面はカーテンが掛かっている。
カーテンの間から、何やら音が聞こえるので中に入ると、映画を上映している
それは、同名のドキュメンタリー映画である。
椅子に座って、最後まで見る。
わたしの他には、欧米人らしき若い男性がいる。
グラーツに来てからは、日本人は自分以外見かけず、
当然日本語を聞いたり話したりすることもなかったのだが、
こんな所で日本語を聞く(ナレーション以外はほとんど日本語の台詞なのである)のは変な感じがする。
映画自体はとても興味深いものだった。
映画を見終わってから、動く歩道のようなエスカレーターで2階に上がる。
ポスターなど、ポップアートの展示である。
さらに上の階へと行くと、そこはフロア全体が巨大なアート作品になっている。
巨大なウレタンのマットで形を作り、その上からスプレーで色や模様がつけてある。
これはパンフレットで、英語版とドイツ語版がある。
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面白い展示が多い美術館だが、客の数よりも学芸員の数の方が多い気がする。
(カメラ・オーストリアを除く。)
なお、この建物は夜になるとライトアップされて、ますます近未来な姿になるそうだ
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シュロスベルクからもよく見えた(そして、周りのレンガ色の屋根からは浮きまくっている)この建物は、
Kunsthaus(クンストハウス)という美術館だ。
Kunst=美術、Haus=家という意味である。
入り口がどこだかわからず、建物の周りを半周して見つける
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チケットを購入するとき、「ここ1ヶ所の見学ですか?」と(英語で)聞かれる。
その時はよくわからなかったが、どうも共通チケットを持っているかどうかということらしい。
グラーツの主な博物館は、11ユーロの共通チケットがあれば見学できる。
クンストハウス単独だと8ユーロである。
共通チケットで見ることができる他の博物館は、
武器博物館やエッゲンベルク城のアルテ・ギャラリーなどがある。
知っていれば、共通チケットを買っていたのに・・・(とほほ
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受付では、Camera Austriaから回るようにと言われる。
カメラ・オーストリアは写真展である
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モノクロ写真が主体になっている。
会報と絵はがきがあるので、いただく。
広い部屋の真ん中には、特設会場がある。
それはThe Anabasisというタイトルで、日本赤軍を題材にした写真と資料と年表の展示である。
同名のドキュメンタリー映画(フランス語)が元になっている。
題名は、古代ギリシアのキュロスの進軍に基づいている。
日本赤軍メンバーの女性とその娘、のちに加わった映画監督の中東での流転の日々を
故事になぞらえたものだと思われる。
これは、会場にあるパンフレットで、英語とドイツ語で表記されている。
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彼らの起こした数々の事件は、大人になってから書物やテレビ番組などで断片的にしか知らないので、
写真や資料を興味深く見て回る。
自分の不勉強さをばらすようで何だが、わたしは日本赤軍と連合赤軍を混同していた。
後者は、わたしの住む群○県で大きな事件を起こしているのである。
特設会場は部屋の真ん中にある大きな箱形で、3面は写真などの展示だが、残る1面はカーテンが掛かっている。
カーテンの間から、何やら音が聞こえるので中に入ると、映画を上映している
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それは、同名のドキュメンタリー映画である。
椅子に座って、最後まで見る。
わたしの他には、欧米人らしき若い男性がいる。
グラーツに来てからは、日本人は自分以外見かけず、
当然日本語を聞いたり話したりすることもなかったのだが、
こんな所で日本語を聞く(ナレーション以外はほとんど日本語の台詞なのである)のは変な感じがする。
映画自体はとても興味深いものだった。
映画を見終わってから、動く歩道のようなエスカレーターで2階に上がる。
ポスターなど、ポップアートの展示である。
さらに上の階へと行くと、そこはフロア全体が巨大なアート作品になっている。
巨大なウレタンのマットで形を作り、その上からスプレーで色や模様がつけてある。
これはパンフレットで、英語版とドイツ語版がある。
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面白い展示が多い美術館だが、客の数よりも学芸員の数の方が多い気がする。
(カメラ・オーストリアを除く。)
なお、この建物は夜になるとライトアップされて、ますます近未来な姿になるそうだ
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