毎日、新聞に目を通す
そんな生活を送っている訳では、全くない私ですが・・・
今日、朝日新聞の 『声』の欄に、こんな投稿がありました。
私も、アパレル業界にいたので、興味深く読みました。
3月から5月 は、( 普通、アパレル業界では、この時期に、秋冬物の展示会があります。
連休どころではなく、1年間の売り上げの半分の受注を二回の展示会で、
とらなければいけないのです。)
今年はコロナで全く動きがとれない時期でしたから・・・
業界の人達、大変だろうな~~
一体、どうなるのかしら
服なんて必要無くなる時代がくるのだろうか
今や、外野の私ですが、とても気になっています。
私が子どもの頃から夢みて、大人になってから、45年間過ごした世界だから・・・
この写真のように、太陽がさすのかしら
投稿された、島岡 裕子さんは、
4月の緊急事態宣言のため、2か月間休業を余儀なくされ、5月末に支払を
済ませた後、数百円しか残らなかったと、あります。
”廃業”のことも、頭をよぎったと・・・
すると、お友達から、お手紙と、数十枚の新札が送られたと、ありました。
そして、
「あなたの服が好き。だから、つぶさないで」と
それから、
はっきりしました。
人生、もうひと頑張りです。
支えてくれた友人に恩返しするためにも・・・
と、投稿されたのです。
幸いにも、私は経営者ではなく雇われていた身なので、
こんな苦境は経験ありませんが、仕事の重圧で通院したことも
あります。
でも、何人かの「あなたの服が好き」と言ってくださった方々に
めぐりあい、応援して頂きました。
しかし、この私。
その暖かい眼差しに、答えてことなく、リタイアしたと思います。
今更、恩返ししたくても、出来ないのです
感謝の気持ちは、ご本人に直接お伝え出来なくても、
誰か違う人にでも、伝えれば、届く・・・と、いいますが、
それで、いいのかな~~と、思ったり
”ゆく川の流れは絶えずしてしかも、もとの水にあらず”
と、昔のひとも言っています
今更、仕方ないですね・・・
せめて、
これからは私が、暖かい目で、回りを見れるようになりたい
しみじみと思いました
そして、島崎 裕子さんには、心からエールを送りたい
なんだかんだと、反省することの多い私です
後半の人生は、そんな人生にしたい
それが、せめてもの ”恩返し” と、つくづく感じました