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誠実な生き方とは・・・・・

2020-03-28 15:41:06 | 日記
昨日(3月28日)の、ある方のブログに
香川県の鳴門市のドイツ館の記事が出ていました。
 
早速、天声人語を読み、「ああ~、なるほど・・・」と、嬉しくなりました。
ちなみに、天声人語の大まかな内容は  ちょっと長くなりますが、良かったらお付き合いください
 
 徳島県鳴門市は渦潮で名高いけれども、ドイツから訪れた観光客にはもう一か所
 良く知られた場所がある。
 第一次大戦中、ドイツ兵を受け入れた『坂東捕虜収容所』の、跡地である。
 当時、収容所長だった 松江豊寿という方は、ドイツの捕虜たちを厚遇されていた。
 「ドイツ兵も、自国のために戦ったのだから」と・・・
 捕虜たちにスポーツや音楽活動を認め、ベートーベン『第九』のアジア初演もこの場所で実現された。
 常に、「敗者を辱めてはならぬ」「武士の情け」の信念を持ち続けていて、
 上には厳しく、下にやさしい性格だった。   忖度なんで無縁だった(私の付け加え)
 
添付した写真は、何度か読み直しし、いつも力を頂いている松原 泰道先生の本ですが
この中に、この『坂東捕虜収容所』が舞台だと思えるお話しがあります。
 
 
 一部ですが・・・
 
 当時の捕虜の扱いは、素晴らしく良かったそうです。ドイツ兵たちは瀬戸内海にある似島で
 強制労働をさせれれていました。
 工場の休憩時間になると、日本人の職工たちはやすんでいましたが、
 捕虜達は箒を持ってクズをあつめている。
 監督の日本兵が気の毒に思って声をかけます。
 
 「君たちは無償で働いているんだ。コーヒー一杯飲めるわけではないんだ。休憩時間位休め」
 
 するとドイツ兵が答えました。
 「いいえ、私たちは、ドイツにいた時も、工場の休憩時間には誰かが掃除したものです。
 散らかったままにしておくと、次の作業が始まった時に転んだり、怪我をしたりするので、
 とくに誰とは決めなくても、誰かが必ず整理整頓をしていました。
 いま、自分たちは捕虜になっていますが、たとえ捕虜になっていても、
 日本にいても、これは同じことですから務めをします」と。
 
 人間としての誠実さを、私はドイツの捕虜から教えられました。
 
先生の結びのことば
 
誠実な生き方とは、相手や場所によって 信念が変わらない生き方です。
 
子どもにもわかるような、易しいことばで、話しかけるような文体
繰り返し、読んで反省している松原泰道先生のドイツ兵の捕虜の話。
背景が、天声人語の『坂東俘虜収容所』だったのですね~~
 
ぜひ、ユネスコ<世界の記憶>の登録が叶う事を、願って
今日のブログはおしまいです。
 
 
 


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