写真はインドの海辺の町の屋台の魚唐揚げ
ずらっと並んだ魚や海老・・・
その場で唐揚げにしてくれます。
高いものじゃなんだけど海辺の町だけで味わえる特別なもの・・・
って感じじゃないかと思います。
だいぶ昔のことなんで、はっきりとは覚えてないんですが・・・
1か月ほど毎日のように通って魚、エビ、魚、カニ、魚・・・
と、お店に並んでるもの一通り試した気がします。
多分(こいつ、また来たのかっ!?)とか
(あれっ?今日来なかったな・・・?)
とか思われてたと思う(笑)
インドの屋台のおっさん達は口が達者で面白い人多かった・・・
普段からいろんなお客さんの相手するの慣れてるだろうし・・・。
で、あれこれ試した中でもニベ科のなんか・・・って感じの魚が旨かった
と、何となく覚えています。
当時、自分で鮮魚で買ってきたそのニベ科のなんか・・・
尖った前歯が付いてるんで・・・
タイガートゥースドクローカーってやつかな・・・
写真3枚しかないんで今見てもはっきりわからない・・・
朝獲れた新鮮なやつなんで果物ナイフみたいので捌いて刺身に・・・
旨そうな白身・・・
値段は安いほう(売られていた鮮魚の中では中くらい)だったけど味は良かった気がします・・・
もう昔のことなのでもうあんまり覚えてないけど・・・(苦笑)
最初の写真のカレー唐揚げを自分で再現しようとあれこれやってみた・・・
・・・けど、結局なんか違う感じになった・・・
・・・で・も・このレシピ・・・
是非ご紹介したい・・・ってお話です。
まずはじめに用意したのがニベ科の日本代表イシモチ
・・・ニベ科のなんかが旨かった・・・気がするので。
1匹450g・・・ちょっと大きすぎだったかも・・・
まず鱗、エラ、内臓を取ります
・・・次にスパイス・・・
写真のスプーンはカレーライス食べるとき使うような大きめやつです。
450gのイシモチ用で・・・
クミンパウダー 写真のようにふさっと1杯
コリアンダーパウダー 同じように1杯
チリパウダー お好みで・・・2杯くらいがいいかな
ターメリック スプーン3分の1くらい
ターメリックは入れすぎると苦くなるので控えめに
それから
おろしニンニク 1杯
おろししょうが 1杯
レモン汁 1杯
普通は塩もこの中に入れるんですが・・・
分量がよくわからなくなるので魚に直接塩を振りました
で、次に小麦粉をスパイスの合計より少ないくらいの量入れて・・・
水を入れてよく混ぜる・・・
これを塩を振っておいたイシモチに塗り付けます
水が多いとスパイスがうまくへばりついてくれないみたいです。
塩とスパイスが魚になじむまで30分ほど待って・・・
油で揚げたら完成!
・・・450gはでかくて揚げにくい・・・
・・・まず見た目が汚い・・・
改めてインドの屋台の写真見ると凄い黄色い・・・
ターメリックだけであんなに黄色にしたら多分苦くて食べられない・・・
食紅みたいので着色してるんだと思う・・・
そして味・・・
カレー味は外側の衣だけ・・・
それに対して魚がでかすぎで身が厚いんでバランス悪い・・・
・・・中のほうはカレー味のないただの白身になる・・・
・・・それからでかいと揚げ時間が長くなってカレーの香りが飛んじゃう・・・
・・・不味くはないけどいい出来ではない・・・
もっと上手く出来るはず・・・
じゃあもう少し小さいやつで・・・
って感じで次に買ってきたのがカマス 1匹200g
カレー味が表面にしっかりくっつくように水少な目でべったりスパイスを塗り付ける・・・
・・・見た目よくないよな・・・(苦笑)
何て言うか・・・これ、カレーの弱点だと思う・・・。
油で揚げたら完成!
・・・見た目が・・・
うん・・・なんか汚ねー・・・
でも味わぁ~・・・いいです。
ほかに丁度いい魚がなくて・・・カマスでいっかぁ~
・・って感じの消極的な選択だったんですが・・・
カマスの揚げ物って聞かない気がするけど・・・
これ!全然あり・・・すごくいい・・・
火が通ってもパサつかないし旨味もしっかりある。
今までカマスの揚げ物が定番じゃないのが不思議なくらい。
スパイスが残っちゃった場合は塩と野菜入れてかき揚げにするといいです。
もうちょっと工夫すればもっといい仕上がりになるんじゃない?・・・
・・・ということで、また買ってきたカマス・・・
1匹丸ごと揚げようとすると揚げ時間が長くなる
=カレーの香りが飛んでしまう
・・・なのでぶつ切りに・・・
熱い油に触れる面積が大きくなるので揚げ時間短縮できます。
この方がカレー味の衣の面積も増えるし・・・
午前中に買ってきてスパイスに夜まで漬け込む・・・ここも改良点
表面積増えたんでスパイスは前回の1.5倍に増量
カマス1匹200gくらいのやつで・・・
カレーライス食べるとき使うような大きめのスプーン
クミンパウダー ふさっと3分の2
コリアンダーパウダー 同じように3分の2
チリパウダー お好みで・・・2杯くらい
ターメリック スプーン4ぶんの1
おろしニンニク 3分の2
おろししょうが 3分の2
レモン汁 1杯から2杯に増量
更にガラムマサラ2分の1
・・・今スーパーでこんなものまで普通に売ってるんだ・・・
って、ちょっと驚いた・・・。
それからスパイスの合計より少ないくらいの小麦粉
混ぜるとどろっとした感じになるくらいの量の水
塩 適量
スパイスの量はこんな感じです。
揚げる前に更に小麦粉をまぶす・・・第三改良点
でももう再現しようと思ってた最初の写真とは違うものになってる・・・。
頭だけは弱火でじっくり揚げる・・・
頭の部分弱火でじっくり揚げると頭蓋骨以外はサクサク食べれます。
・・・これもカマスのから揚げがアリだと思う理由・・・
ぶつ切りの身のほうは揚げ時間を短く強火で揚げる・・・
余熱で丁度火が通る・・・という感じです。
このレシピで作るカレー唐揚げ・・・何て言うか・・・
黄色っぽくて黒くて・・・
普通の鶏のから揚げより明らかに不味そうな色に仕上がります(苦笑)
・・・インドで食紅が使われてることに納得・・・
野菜の彩りで見た目ごまかしたら完成!
見た目はさえないけど・・・味はいいです。
カレー風味と辛さ、それからレモンの酸味、カマスの旨味・・・
「何度も作って研究したんですっ!!」
って言ったら、インド人でも褒めてくれると思う・・多分。
・・・あの魚唐揚げの屋台のおっさんに食べてもらいたい(笑)
1日、2日とスパイスに漬けこんどいたほうが旨くなると思うんですが・・・
魚の場合、頭が悪くなる・・・
・・・言い方おかしいな(笑)
頭の部分が痛んで食べれなくなる・・・
切り身で売られている魚なら1日、2日漬けこんでから油で揚げてもいいと思います。
こちらは2日漬けこんでから揚げた鶏肉バージョン
2日漬けたんで味が馴染んで旨くなってる
・・・相変わらず見た目は良くないけど・・・
赤い食紅使えば多分タンドリーチキンっぽい色に出来ると思います。
材料はイワシでもタラやカジキの切り身でも鶏肉でもなんでもいいと思います。
いつも家で自炊だと同じようなものばかりで飽きてきた・・・
ってときにぴったりのメニューじゃないかと思います。
材料のスパイスはスーパーで普通に売ってる一般的なやつです。
・・・出来合いのもの使わなくても家でこんなもの作れるんだ・・・
と、ちょっと感動してもらえるはず・・多分。
ただ、スーパーの小瓶のスパイスは相当割高・・・
何度も作る場合は業務スーパーとかで売ってる大きいやつ買ったほうがかなり安くなります。
この入れ物の大きさの差と値段の差は結構な違和感・・・同じメーカーなのに。
値段が2倍で中身の重量が5倍・・・って感じ・・・。
あぁ、これも書いとかなきゃ・・・
1度カレー唐揚げ作った油でまた別の揚げ物作ると・・・
天ぷらだろうがトンカツだろうが部屋にほんのりとカレーの香りが漂ってきます。
・・・カレー臭・・・とか言うやつですね・・・
前向きに解釈すると・・・
これもちょっとした異国情緒を味わえてたまにはいいんじゃないかと思います。
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