いかにも南方の魚・・・
って感じで派手な魚、フエダイ
名前に”タイ”・・・ってつくけどタイ科じゃなくてフエダイ科、
鯛じゃないのにタイって名前がつく沢山の魚の一種・・・なんだけど
・・・・・こちらはブダイ(ヒメブダイ)
・・・・・ブダイのどの辺が鯛なの・・・?
ブダイの顔とか鱗の大きさ・・・ベタベタ粘膜ついてる・・・とか
鯛との共通点感じない・・・
カガミダイ・・・・・はっきり言って鯛との共通点は皆無・・・
平べったい感じの魚はみんなタイでいいの・・・?
名前を付けた人の考えてた”タイ”って一体何なのかよくわからない気がするんですが・・・
でも・・・こののフエダイは・・・
体高や厚さ・・・
・・・本当に鯛っぽい・・・
鱗の感じとかも”タイ”を名乗るのに相応しい鯛似でしっかりした感じの白身魚です。
フエダイは種類が多くてカラフルなやつが多い
だいぶ南のほうで何年か暮らしてた自分にとって懐かしさ感じる魚・・・
(あっ・・・フエダイじゃん・・・)
って感じで見つけるとつい買ってきてしまう魚です。
・・・旨い魚・・・っていうのも理由。
・・・・・今は滅多にお目にかかれないけど・・・・・
今回のは800g・・・小さくないけど大きくもないサイズ・・・
まずはじめに頭、中骨、腹骨をつかって野菜と蒸し物に・・・
わかりずらい写真でごめんなさい・・・
つくり方はこんな感じです→清蒸魚
アラとか出汁が非常に旨い・・・っていうのもタイと同じ。
中骨に付いてるヒレの付け根の肉・・・骨多くて食べにくいけど旨い
頬っぺたのつるんとした肉・・・旨い
脂ののった腹骨の肉・・・旨い
目の周りや口の周りのプルンとしたゼラチン質の部分・・・これも旨い
下あごの先に付いてる小さな軟骨・・・
「いやー」・・・とかつぶやいたり・・・
「はぁ~」・・・とかため息ついちゃったり・・・言葉にならない・・・
旨い魚のアラってほんと・・・
カニ食べてる時みたいに無言になります(笑)・・・うん、ほんと旨い
食べ終わった骨でさらに出汁をとる貧乏人・・・
・・・ちょっと前に同じこと言ってた気がする(苦笑)
翌朝
冷蔵庫で冷やしておいたフエダイ出汁
・・・ゼラチンだけじゃなくって旨味と脂も十分すぎるくらい・・・
出汁を温めて塩とご飯をいれて朝ごはん・・・
汁に浮いた脂がキラキラ光る・・・
・・・あのまま骨捨ててたらばち当たるな・・・って旨さ
刺身
もっと大きいやつなら違うと思うんですけど・・・
この800gサイズのフエダイの刺身の味は・・・
ん~・・・しっかり旨くて優等生なんだけどぉ~・・・
フエダイはどこ行っても1番にはなれない・・・というのが自分の感想
同サイズのマダイの刺身と勝負したら確実に負けると思う
もう1品
尾っぽの部分を多めの脂で焼いて・・・
焼いた魚を取り出したら朝ごはんでも使ったフエダイゼリー(フエダイの出汁)投入
少し煮詰めてよく混ぜて脂と乳化・・・ソースに
・・・完成・・・
火が通るとふわっとしっとり・・・
そして柔らかい・・・それから刺身のときより旨味がある
火を通したときの食感はマダイより遥かに上
こういう料理ならマダイに完勝・・・・・だと思う。
・・・・・正直、刺身減らしてこっち増やせば良かったと後悔(苦笑)
・・・・これほんと旨かった・・・・これ今度またやろう・・・・・
で、ここからがタイトルにある”セビーチェ”!!
・・・ペルーやメキシコの名物料理・・・・
で、南米流のお刺身?・・・というか南米の魚貝のマリネって感じです。
・・・南米行ったことないし・・・
日本で南米の料理出すお店にも行ったことが無い・・・
なので、セビーチェの出てくる動画何本も見て研究して作りました。
・・・シンプルな料理なんでそんなにはずれてはない出来だと思います。
材料
左上 赤玉ねぎスライス
右上 青唐辛子を刻んだもの パセリを刻んだもの 塩
左下 レモン(ライム使うことが多いみたいだけど売ってなかった)
右下 角切りの白身魚(今回はフエダイ)
・・・で、作り方・・・非常に簡単
レモンを絞ってレモン汁とその他の材料を混ぜるだけ
レモン汁(もしくはライム汁)は「そんなに入れるの?・・・」
ってくらいたっぷり入れます。
よく混ぜてレモンの酸と塩で酢〆のように表面が白くなったら完成。
大量にレモン汁入れるんで魚を口に入れた瞬間
(酸っぱぁー)
そのあと
(唐辛子、辛っ)
最後に追いかけるように魚の旨味や脂、香り・・・等々が来る
って感じの味です。
わさびと醤油で食べる刺身とは完全に別物
塩とレモンっていうシンプルな味付けなんで当たり前かもしれませんが・・・
セビーチェのほうがタイならタイ、ヒラメならヒラメ・・・
って感じに材料の魚そのものの味とか個性を強く感じれると思います。
・・・これが名物料理っていうのも納得出来る・・・
シンプルだけどすごく出来のいい料理・・・
角切り・・・っていうのもいいのかも
薄くスライスして表面積増やすとレモンの酸味が全体に行き渡りすぎる気がする・・・
角切りのほうが厚みがある分、酸っぱさの後にくる魚の味を強く感じれると思います。
それからもともと味のない材料使っちゃうと・・・
後から追いかけてくるような魚の旨味が無くって、ただ酸っぱ辛い生魚を噛んでるだけ
・・・って感じになりそう・・・
本場のレシピで味の素を使う・・・っていうのがあったけど、
材料の魚が味のないものだったら味の素で補う・・・
というのも理にかなってるかも・・・
このセビーチェ、
冷蔵庫の無い時代は魚の鮮度が夜までもたない
=昼に食べるもの・・・だったそうです。
今でもその名残で昼に食べるもの・・・とされてるそうです。
(こんなの昼間っからやってたら飲んじゃうよなー・・・)
なんて思いながらセビーチェの出てくる動画見てたら・・・
動画の中の陽気なペルー人達がセビーチェには当然これでしょ!
って感じでじゃんじゃん酒のんでた(笑)
ご飯のおかずよりお酒に合う料理かな・・・
スーパーで普通に買える材料だったら柵でうられてる刺身用のマダイがいいんじゃないかと思います。
シンプルな味付けなんで材料に何使うか・・・が結構大事かも・・・
お刺身大好き・・・って感じの人ならセビーチェも好きになると思う。
「この魚なら今日はわさび醤油じゃなくてセビーチェかな・・・」
なんて考えるのも楽しいと思います。
・・・沖縄より更に・・・だいぶ南のほうに住んでいて暑さに強いはずの自分もここ何年かの日本の・・・東京の暑い夏に完全に参っています・・・
地球温暖化っていうのはこういうことなんだろうな・・・
って、まじめに思います・・・・・実際昔より暑くなってるし・・・(苦笑)
明日の天気予報、最高気温37℃とか言ってる・・・ほんと笑えない・・・
やったところでどれだけ効果があるのか
・・・なんて思ったりもしますが・・・
コロナも温暖化も・・・
みんなが出来ること少しでもやらないといけないんだろうな・・・
と、思います・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます