今だけの花たち

2018.5.13（日）


　昨日は、古くからの知り合いの誕生日。
　同い年だから、いろいろ見てきた部分もあるし、もちろん私の知らない暮らしや思いもあるだろう。
　それでもやっぱり、どこかでいつも光っていてくれればな、と思う。光るとか輝くとか・・・、だけどそんな大げさな意味でもなく。
　そういう意味では、停滞しない健やかな人だから、私はどこかで安心している。
　かつては一緒にお祝いしたものだけど、もう「お祝い」って感じじゃないか(-_-;)。

　そういえば、高校のときのクラブの同窓会？の連絡も来ていた。同期の出欠をまとめて幹事に送る役目。2000年以降4年に一度の開催。あれ、もう4年たつのか・・・のいつもの感慨。
　わが同期20名あまりの中で、2000年以前にすでに4名の仲間が亡くなっていた、という事実も、こういう機会がなければ知らないままだった。若くして・・・ということだ。
　その会にはあまり興味もないので参加したことはないけれど、送られてきた前回の会の集合写真の中に、当時の顧問の教師の姿があり、そのときいろいろ思い出してしまった。
　学年担当の先生ということもあってつながりも深く、「権力に立ち向かう」みたいな強さは皆無な代わりに「案外」こっちの気持ちわかっているかもと認めつつも、12,3歳程度しか年が離れていないうえに妙に老けて見える人で、ずいぶんいじめちゃったなあ・・・と（それも率先して）。あの年齢の女子はかなり辛辣です。
　定年まで教師の職を務めあげ・・・と知って、勝手ながらちょっと安心したんだっけ。若気の至りかなあ。



◆ ELLEGARDEN
　2008年に活動休止したエルレが復活するというニュース。
　http://ellegarden.jp/

　喜び具合がハンパじゃないですね。バンド仲間からの歓喜の声も。
　https://www.oricon.co.jp/news/2111196/full/
　http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1805/10/news140.html

　野田洋次郎さん、絵音さんらも。
　https://twitter.com/YojiNoda1/status/994589534506467328
　https://twitter.com/indigolaend/status/994511874161950720?s=11

　当時の音楽雑誌で記事を読むくらいだったのですが、復活Hi-STANDARD、ELLEGARDENとくれば、あとはNUMBER GIRLなんでしょうか。2000年のROCK IN JAPAN FES. が忘れられない。
　私はTHE YELLOW MONKEY復活で精力を使い果たしましたけど。それはちょっと毛色が異なるし。

◆ 奥田民生　武道館2days
　http://okudatamio.jp/
　そういえば、このところライブ行ってなかったな。なんでだろう？
　どちらか行ってみたい。チケットがとれると仮定して、どちらの日がいいかなあ。
　

◆ 「差別の歴史　どう語り継ぐ ― ハンセン病元患者らの思い」
　https://news.yahoo.co.jp/feature/954

　1996年に「らい予防法」が廃止されるずっと以前から、患者の隔離には医療的な根拠はないとされていたこと、そして、旧優生保護法下の強制不妊手術との関連からも、不当な扱いをされてきた人たちが大勢いること、その歴史が曖昧なまま消えていくことは、この先にも多くの不幸を生むことになるような気がする。
　「今は平穏に暮らしている」ではすまされない過去の重さだと感じる。
　たぶん私の親や祖父母の時代の庶民は普通の感覚で、その病を怖れ、その患者たちを忌み嫌い、遠ざけて暮らすことを「当たり前」の事実として捉えていたのだろう。無知を今の人間が責めることはできないけれど、少なくとも繰り返すことの愚かさだけは引き受けたくないものだと思う。私たちには、かつての人々にはなかった情報と、情報を求める手段があるのだから。
　それでも、新しい差別がどんどん生まれていくことの怖さは感じる。自分への戒めは意識的でなければならないだろう。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




　昨夜遅く（本当に遅く、日をまたぐ寸前・・・）チャイムが鳴った。こんな時間に？　あまり、というか確実に、いい予感はしない。なんだろう？　どこかの家から「うるさい！」とか苦情？　なんてことまで一瞬のうちに頭ん中をかけ巡る。
　なんてことはない、わさわさといつものように慌ただしく入ってきたのは片方の息子。就職してから毎年贈っていた花の手配を忘れて、仕事終わりに車を1時間あまりとばして届けに来た、と。
　「なんかさ、続けてきたことが途切れると、ヤじゃない」
　決して繊細とは言えない人だが、妙なところでこだわる。結構怖がりかもしれない。花を贈らなかったことで、母親が・・・とか？？（簡単に殺すな、勘弁してほしい）
　ドラゴンズファンの彼は、ジャイアンツファンの相方とこの日の試合のことを話し（ドラゴンズ勝利）、急いで作ったうどん2人前とトマトと果物と冷蔵庫に1つ残っていた「私の！」アイスを平らげて、来たときと同じように「慌ただしく」帰っていった。
　部屋にはもう片方からのブーケが飾ってあって、毎年この期間だけ、わが家が花でにぎわう（いつもは古くて家族のようになった観葉植物1本と、気まぐれにベランダで育てる少しの野菜たちだけだ）。
　こうして季節がゆき、次の・・・と思うけれど、今少し五月の風の中にいたいものだ。

　まだまだつぼみがいっぱい。全部咲けばいいけど・・・。