隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

とっちらかった曲たちが番組の売り~今年ラストの漫遊記

2021年12月28日 16時38分31秒 | スピッツ

2021.12.26
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 今年の最終回。
 「1年間ありがとう」のご挨拶。
 (こちらこそ、今年もいろいろな曲たちをおもしろい切り口で紹介してもらって、毎回ワクワクするステキな時間でした)
 エリアによって新年の放送の局もあるそうで、「あけましておめでとうございます。今年もよろしく」と。
 「2021年、旧年モードの方。2022年、新年モードの方」、それぞれに「なるべく違和感なく」届けてくれるという、至れり尽くせりな番組です。

 今回は、【2021年・セレクトから漏れた曲で漫遊記】
 1年間のさまざまなテーマの中で、番組構成の関係上、オンエアされなかった曲たち、「でもやっぱりかけたかったなという曲を敗者復活的にオンエア」です。


 オンエア曲
 01 花と虫(スピッツ)
 02 春泥棒(ヨルシカ)
 03 Reiht euch ein ihr Lumpen(In Extremo)
 04 Swigen o Genfigen(Y Cledrau)
 05 Rock Of Ages(Def Leppard)
 06 Shining all over feat.Gotch(日暮愛葉)
 07 Neverending(Turboweekend)
 08 サファリ・ナイト(大橋純子)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツの「花と虫」(2019年、16thアルバム『見っけ』)。
 これは、NEW MIKKEのツアーのセットリストから「漏れた曲」。
 実は、MIKKEのホールツアーのセトリにははいっていたそうです。
 「まだお客さんの前で一度も演奏していない、かわいそうな曲」。(ああ・・・。)
 でもいつかライブでやりたいな、と。
 (美しくて弾むメロディーと、前に進む悲しさを湛えた静かな歌詞がとても好きです。)

 最初の曲は、ヨルシカの「春泥棒」(2021年1月、6th配信/1st EP『創作』に収録)。
 先週の「今年気になった曲で漫遊記」(ココ)から漏れた楽曲。
 春頃ラジオからよく流れていて、「ヨルシカってサウンドはロックなんだな」と思って聴いていた。
 草野「サビから切り込んでくるエレキギターのパワーコードの音が好きですね」

 そして、次に紹介するのは、In Extremoというバンドの「Reiht euch ein ihr Lumpen」(2020年、12thアルバム『Kompass zur Sonne 太陽へのコンパス』)。
 「ドイツ語のロックで漫遊記」(ココ)で漏れた楽曲。「ちょっと熱い感じの曲にかたよっちゃうかな」ということで外した、と。
 「でも暑苦しい感じがいいんですよね」と言いつつ、でっかいジョッキでビールを飲んで乾杯しているワイルドな男たちが演奏してるんじゃないの?と想像しちゃう草野くんでした!


メッセージコーナー。
 「夜に咲く朝顔」さんから。
 (「夜に咲く朝顔」というラジオネームは、「ラジオデイズ」の間奏で流れているDJの声が紹介していますよね)
 この方のエリアでは、この番組は朝5時に流れる(早っ!)。「朝早く聴いてくれてるってありがたいよね。えらいよね」
 いつもは遅刻寸前に学校に着くのに、オンエアの日は余裕だって。
 「草野さんの高校時代は?」

 昔から、朝が苦手な草野くん、「今もそうだけど、朝は時間が過ぎるのが速い」。(わかるわかる)
 昼や夜なら5分でできることが、朝は30分かかったり(うーん、そこはわからない、起きてすぐに食事できる私のような人間には)。
 脳の動きがまだ本格的ではない朝に音楽を聴くと少しはいいらしいけど、「なかなかね。学校にはぎりぎりに行く」タイプだったそうです。
 (朝起きてぼ~っとしている50代の草野くん、ちょっと見てみたいですね)
 学校に一番乗りしていた人の爽やかな話を最近きいて、「一度くらいそういう経験してみたかったな」と思うそうだ。
 (高校1年のとき、気になっていた人が早朝にグラウンドで一人で朝練していると知って、こっそり2階教室の窓から見ていたワタシは怪しい人だったかも)


 次の曲は、Y Cledrauの「Swigen o Genfigen」(2017年、インディーズ1stアルバム)。
 ウェールズ語のナンバーで漫遊したとき(ココ)に漏れた曲。
 ウェールズのバンドは「新たな鉱脈」という感じで気になる曲がたくさんあったそうだ。
 まだウィキペディアもないそうで、「ウェールズのサニーデイサービスといった感じかな」。
 Y Cledrau - Cliria Dy Bethau
 (こんなバンドです。とても気持ちのよいサウンドとパフォーマンス。ほかも聴いてみたくなる)

 次は、Def Leppardの「Rock Of Ages」(1983年、3rdアルバム『Pyromania 炎のターゲット』)。
 カウベルが入っている曲の特集(ココ。「コンコンコンで漫遊記」でした)で、「イントロにして入っていないのでちょっと弱いかな」ということで外した楽曲。
 でもメタルっぽい曲もいれたかったし、「盛り上がる曲なので」と。
 (たしかにズンズンして力をもらえる。懐かしいヒット曲)


 メッセージコーナー。
 スピッツの特集見たさに初めてWOWOWに加入して、壮大な中国ドラマにどっぷりはまったリスナーさん。
 草野くんは野球の番組を見ていて、そのままつけっぱなしにしていたことでトルコのドラマを見るきっかけになったとか。
 来年1月2月にも、WOWOWでスピッツ特番!
 草野くんが言うには、WOWOWはバンドサイドの企画の意向をくみ取ってくれるそうだ。だから、「『優しいあの子』の曲が降りてきた帯広が舞台になった」と。
 双葉幼稚園という歴史のある場所で、「ちょっと不思議な雰囲気の作品になっている」そうで。
 (もちろん見ます!)

 極度の人見知りさんからのメッセージ。「草野さんは?」
 「オレもわりと人見知り」という草野くんからのアドバイス。
 乗り越えなくてはならない場面があるなら、「台本を作ってシミュレーションをもとに練習しておく」。
 相手がフレンドリーな人なら相手の話に乗ってしまうが、クールな人だったら台本どおりに進めて、それで終了。
 草野「いろいろ決めておくと恐怖心が消える」
 (わかるんだけど、私の場合、台本どおりに進んだことはないなあ)

 ある番組で、「夢の中での楽曲制作がミュージシャンあるある」として紹介されていたが、「マサムネさんも?」という質問。
 まさしく「あるあるかも」だそうです。
 起きて、夢の中で流れた曲をボイスレコーダーに入れたこともあるけれど、「それがのちのち形になったことは一度もない。夢の中であんなに盛り上がってたのに、あれ?って感じ」。
 夢では泣くほど感動したのに、現実で奏でてみると大したことない・・・というのが現実。
 学生の頃に、夢で現れた女の子を異様に意識して好きになったりしたけど、数日たつと自然におさまっちゃう・・・みたいな体験も。
 (感情がboostされるというのはわかる気がする。目が覚めて、感動を誰かに話そうとするんだけど、どうしてあんなに盛り上がったのか言葉にできない、というのは今でもよくあるし)

 部屋を横切るアリの行列にビックリして一旦落ち着こうと風呂に入って出てきたら行列は跡形もなく消えていた・・・という摩訶不思議な体験をしたリスナーさん。
 (思考停止させて入浴したリスナーさんの行為が、私にはすごい!)
 福岡に実家では、食べ終えたアイスの棒をそのままにしておくと、アリの行列が出現した(あるある)。
 食べ物を探査するアリの能力がすごい! だから、「お菓子の袋とかあったのでは? で、大したことないやと判断して撤退したのでは?」。
 (そうだな、アリって賢くて行動的だし)


 そして、次は日暮愛葉の「Shining all over feat.Gotch」(2020年、5thアルバム『A』)。
 デュエット曲の特集(ココ)で漏れた曲。
 これは、日暮愛葉とアジカン後藤くんのデュエット。後藤くんはこのアルバムの共同プロデューサーを兼ねているそうです。
 終始オクターブのユニゾンが「まるでお姉さんと弟のような、一緒にバンドやってたんじゃないの?というくらいのいいマッチングになっている」。
 (ベースの音が気持ちいい。MVのアニメーションもステキ)
 日暮愛葉 - Shining all over feat.Gotch - MV

 最後は、Turboweekendの「Neverending」(2012年、3rdアルバム『Fault Lines』。)
 デンマークのロックバンド特集(ココ)で漏れた楽曲。
 デンマークの整然とした街の中、冷たい風を受けてサイクリングしているような気持ちにさせる曲、と。
 (軽く探ってみたけれど、「On My Side」とか「I forget」とか、いい曲が次々に・・・)


 そして、特集の最後に。
 こうして曲を並べると、「とっちらかった番組だと思いますが、これも売りなので、今後とも・・・」。


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 曲は、大橋純子の「サファリ・ナイト」(1978年、11thシングル)。
(イントロは、上昇風景が見える印象的な「グリーン」)
 これも今年漏れた楽曲で、「夜とかナイトが入ったタイトル曲」の特集(ココ)で・・・。
 この曲が大好きな草野くん、でも「ほかの曲の中で浮くかも」ということで外したとか。
 リズムは思いきりディスコビートでロックから外れるけれど、大橋さんは「超絶、歌がうまいし、声の伸びがハンパない。Superflyの志帆さんに通じるパワフルできれいな声」。
 (余裕の声。パワフルだけど力が抜けているところがすごい)

 そして来週は、【UKロック、ジャンル分けしにくいバンドで漫遊記】。
 ロックのジャンルと言えば、ハードロック、パンクロック、プログレッシブロック、グラムロックなどなど。
 そんなジャンル分けがしにくいバンドを、「70年代のイギリスのロックシーンから拾ってお送りします。ポップなバンドが多いと思います」。


 最後に、「草野さん、お餅はね、チーズ乗っけて焼いてハチミツ、これがうまいっス」。
 (チーズはわかるけど、へ~、ハチミツね・・・)


 長寿番組になって、「ここに来ればいろんな曲が流れて、すごく和むよ」となりますように。
 今年もありがとう!





 

 ベランダのアジサイ2鉢がすっかり葉を落として寂しい限り。
 でも確実に大きな花芽が付いていた。
 YouTubeで花芽の残し方を学んで、次のシーズンに備える。


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