隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「オレの好きなギターソロ」・・・で漫遊記

2024年05月27日 23時48分12秒 | スピッツ

2024.05.26
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 5月最終週から6月!
 (ああ、ヤだなあ。今の季節がいちばんいいのに・・・)
 「運転中の方、お仕事中の方、暇こいてる方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」

 そして来週は、【草野の好きなギターソロで漫遊記】
 以前に、「あなたの好きなギターソロ」のリクエストを募ったり(ココ)、田村くんが好きなギターソロで漫遊したり(コチラ)・・・はあったけれど、次回は「ワタクシ草野が好きなギターソロをセレクトして、漫遊にお付き合いいただこうと思います」。


 セットリスト
 01 青い車(スピッツ)
 02 Hot 'n' Ready(UFO)
 03 Moonage Daydream(David Bowie)
 04 Top of the Bill(Scorpions)
 05 Solar Sister(The Posies)
 06 EARTHSHAKER(EARTHSHAKER)
 07 The Cabbage(Teenage Fanclub)
 08 DEAD SONG(GASTUNK)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「青い車」(1994年、9thシングル/1994年、5thアルバム『空の飛び方』/今日は、2017年、コンプリートシングルコレクション『CYCLE HIT 1991-1997』の音源から)。
 この曲のレコーディングのときに寝坊して遅刻して、スタジオに着いたらもう録音が終わっていて・・・。音源を聴いて「なんか違うな」とは思ったものの、遅刻した後ろめたさで何も文句が言えず。だけど結果的にこのソロでよかったなと、今では思っている。
 「(このエピソードについては)あちこち言ってるんだけど」、ギターソロの特集の回のスピッツ曲は、「これで行こうかな」だそうです。
(そのエピソードも含めて、大好きなスピッツ曲だー!)

 最初の曲は、UFOの「Hot 'n' Ready」(1978年、7thアルバム『Obsession 宇宙征服』)。
 マイケル・シェンカーのギターソロは、「1分31秒あたりから」。
 「マイケル・シェンカーさん。オレのギターヒーロー、No.1!」
 中学の頃は、「彼の履いてたスニーカーとかまで真似してました」。
 この曲は「マイケル・シェンカー節炸裂のギターソロが堪能できる」。
 たまに入る開放弦が「適当に投げっぱなす、みたいな感じで。これもマイケル・シェンカーさんの持ち味で、すごい好きなんですけど」。
 彼のギターの魅力は、「フライングVから放たれる音の突き抜け方がめちゃくちゃ気持ちいいですね」。
 彼のソロは選びきれないので、「いつか、マイケル・シェンカーのギターソロ特集をしたいくらい」。

 次は、David Bowieの「Moonage Daydream」(1972、5thアルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars ジギー・スターダスト』)
 中学のころまでは、マイケル・シェンカー、ランディー・ローズ、リッチー・ブラックモアら、ハードロック系、メタル系のギタリストに夢中だったが、高校に入った頃から、「あんまりギターソロのないタイプのバンドのほうが好きになってきた」。T.レックスとかThe Smithとか・・・。
 そんななかで惹かれたのは、デヴィッド・ボウイのバックでギターを弾いていたミック・ロンソンの「味わいのあるギターソロ」。
 先ほどのマイケル・シェンカーと趣が異なり、「ロングトーンで歌っているようなギターソロ」。
 「たぶんレスポールカスタムで弾いていると思うんですが、オレのレスポール好きを決定づけたギタリスト」、ギターソロは「3分13秒あたりから、で、そのままフェイドアウトします」。
 (歌ってる感じ・・・わかるような気がしますね~)

 次は、Scorpionsの「Top of the Bill」(1975年、3rdアルバム『In Trance 復讐の蠍団』)。
 ギタリストは、ウリ・ジョン・ロート。ギターソロは2分7秒で始まって、そのままフェイドアウト。
 この曲のギターソロが「今のところ、すべてのロックナンバーのギターソロでいちばん好きかも。真似できない系のプレイですけど」。
 ウリ・ジョン・ロートは、ハードロック系のギタリストで、ジミ・ヘンドッリクスから影響を受けているが、「でもジミヘンよりテクニカルで派手なソロを聴かせてくれる」。
 この曲のロングトーンが印象的なのは、さっきのミック・ロンソンにも通じる。
 この曲は、「トレモロアームを駆使して、動物の遠吠えみたいなフレーズ」がいい。

 草野くんは聴くたびに「愛するものを失った怪獣が泣き叫んでいる」ところを想像して「オレまで涙ぐんでしまう、勝手に」。
 また『日本昔ばなし』の「さだ六とシロ」(ココ)(「トラウマ級に悲しいお話」だとか)のご主人さまを思って泣くシロの悲しげな遠吠えも思い出すとか。
 (スピッツがオフィシャルなイメージとは異なり、柔らかい外側の見た目とは真逆な核を持っていることを証拠づけるような・・・そんなギターソロかも)
The Sails of Charon - Scorpions 1977 Uli Jon Roth Klaus Meine

 次は、The Posiesの「Solar Sister」1993年、3rdアルバム『Frosting on the Beater』)。
 ここでも何度か紹介されているThe Posies。
 美メロ特集(ココ)とか、夢特集(コチラ)などで。
 ハードロックやヘビーメタルのように弾きまくっているギターソロとは違った、「味わい系のギターソロ」。
 「音がヨレヨレしていて、それがクセになる」と。「ヨレヨレは、おそらくニール・ヤングさんのギターに影響を受けているのでは?」と。
 ニール・ヤングのヨレヨレギターを「ポップにしたような、イカしたギターソロ」。
 ギタリストは、ジョン・オウア、そしてギターソロは2分10秒あたりから。


 メッセージコーナー。

 新人さんへの指導の難しさを痛感しているリスナーさんから、「マサムネさんはどう?」と。
 草野くん自身は、「あんまり偉そうなことは言えない。バブル世代のお尻のほうにいて甘やかされて恵まれてきたような気がしていて、今の若い世代のほうが何かと苦労が多くてたいへんだろうな」と思ってしまう。
 あまりそういう機会はないけれど、「アドバイスするときは、確実なエビデンスがなければいけないのかな」と。「忙しくても睡眠はちゃんととったほうがいいよ」とか「人の悪口を言うのは自分に返ってくる覚悟がなくちゃだめだよ」、生きてきて得た部分・・・。
 「ちゃんとしたアドバイスができなくてすみませんっていう感じだけど。でも立場上、悩んだりすることが多くなると視野がどんどん狭くなってくるから、たまに遠くを見るのもいいかもしれないですね」
 「ああ、あれだ・・・。オレ自身が独りよがりになりがちなタイプなんで、相手の立場を想像する」
 (そんなふうに言葉を紡いでくれることが、相手の心を少しでも動かすことになりますよね)


 そして次は、バンドのテーマソング的ナンバー」、EARTHSHAKERの「EARTHSHAKER」(1983年、デビューアルバムEARTHSHAKER』。プロデューサーは伊藤政則さん)。

 EARTHSHAKERのギタリストのSHARAさん、「日本人で好きなギタリストと言われたら、最初に浮かぶかもしれない」。
 草野くんは16歳で初めて組んだバンドで、EARTHSHAKERの曲のコピーをしていた。
 SHARAさんは「メッチャ速弾きとかテクニカルとかではなくて、ねばっこくてメロディアスなフレーズ、ちょっと泣かせにくるギタリストっていう感じかな。かなり個性的」。
 この曲に出てくるが、「六弦を使ったフレーズ(ZO-3で)をここぞというところで使うのがカッコいい」。
 そして、ギターソロは2分46秒あたりから。
EARTHSHAKER - MORE (Music video)

 最後は、Teenage Fanclubの「The Cabbage」(1993年、4thアルバム『Thirteen』)。
 草野くん曰く、「究極のギターソロと言っていいのではないか」。
 同じフレーズで8小節突っ切る、と言いながら、そのフレーズをZO-3で再現。
 でも「手抜き感はなくて、胸に迫るものがある。適材適所というか、この曲のソロはもうこれしかないよね」。
 テクニカルなソロもカッコいいけど、そうではないソロもいいんだよ、というお手本のようなギターソロ。
 1分56秒くらいから始まる。
 (こういうソロは意外に好きかもです)
 ギターソロは、バンドのギタリスト。レイモンド・マッギンリーのプレイ。


 特集の終わりに。

 今日、いかにもメタル的な、ハードロック的なギターソロはマイケル・シャンカーだけだったが、「メタル系の好きなギターソロはほかにもたくさんある」。
 と言いつつ例にあげたのは、Rattのウォーレン・デマルティーニ、Dioのヴィヴィアン・キャンベル、Thin Lizzyのブライアン・ロバートソン・・・。
 なので「メタルな、ハードロックなソロに絞って、また特集してみたい」。
 (聴いてみたい)


 そして、今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、GASTUNKの「DEAD SONG」(1985年、1stアルバム『DEAD SONG』)。
 (イントロは・・・・・・わかるんだけど・・・。えーと)
 このコーナーも今日はギターソロで。
 GASTUNKは、80年代にインディーズ界隈では大人気だったバンド。
 パンクでもありメタルでもあり、ゴスでもあり・・・というような独特のバンド。
 この曲を高校生の頃に聴いて、ダークなんだけどメロディアスでカッコいいなあと思った。
 ギターソロにアルペジオが効果的に使われていて、「これは結構影響を受けた」。
 ZO-3で弾いて、「これが高校生の耳には衝撃的というか、カッコよかった」。
 ギターソロは2分8秒くらいから。
 GASTUNKは現在、オリジナルメンバーのTATSUさん、BABYさん、そして元THE MAD CAPSULE MARKETSのMOTOKATSUさんの3人で活動している。


 そして来週は、「『ミュージックライフ』1978年8月号で漫遊記」。
 この番組でたまにやる「古いロック音楽専門雑誌を地図代わりに漫遊する回」。
 1978年と言えば、草野少年がロック大陸に上陸する少し前。
 この雑誌は、「神田神保町の古本屋だったかな、新宿だったかな」・・・で手に入れたものだそうで。「古いロック専門誌はすぐに買っちゃうたちなんで」と。
 ちなみに表紙は、エアロスミスのスティーヴン・タイラーさんだそうです。
 (神保町の古本屋さん、私も長いこと、大変お世話になってます。)

 「草野さん、イヌの顔を見てると涙が出てきます」


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