2014.12.9(火)
■選挙のおともに
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/asahitodai/
こういうのを見つけた。
微妙で複雑であるはずの候補者の政策や考え方をこんなふうに見やすい形にしちゃっていいのか?という疑問は残るけれど、使い方によっては便利かも…と思う。
自分の選挙区の候補者を見るのにこの短絡さはどうなの、と思うけど、そうではなく、ほかの選挙区の興味ある候補者をちょっと調べるときにはおもしろいような気もする。
いかがですか? 問題多いかな。
アベノミクスだけじゃなく、今日から施行される特定秘密保護法や、集団的自衛権、原発など、投票の判断の基準となるものが今回はとくに多い気がする。それも重要なものばかり。
自分の期待に合致する候補者を選ぶ難しさを感じつつ、試行錯誤する昨今です。
アベノミクス効果(と断定していいのかは不明だけど)で、景気のいい話が聞こえてくる業種はあるけれど、そうではなく、日ごろから「私たちは見放されているのでは」という認識の中で暮らしを営んでいる人々にはなんの変化もないという。それどころか、消費税UPの負担ばかりが増加する現実だ。
そういう状況を見聞きするたびに、もう少し全体に目を向けて全体の水準を上げていく策がとられないものかと思ってしまう。本来、この国は、もっと格差の幅が狭い国だったはず(他国に比べて、だけれど)。全然シロウトなんですけどね、でもなんとなく冷たい世の中だなと思ってしまう。
まあね、どんな意図かは不明ですが、
「この2年で株価は1万7千円まで上がった。円安にも振れた。その結果として企業は大量の利益を出している。出していないのは、よほど運が悪いか、経営者に能力がないかだ」
なんて言っちゃう政治家がいるんですからね。
こういう言い方ができちゃうって、どんな理屈があろうと、民衆に対して温かくはないよなあ、と思います。
■HICKSVILLEのニューアルバム
15年ぶりのオリジナルアルバム!
http://kogureshinya.com/styled-3/index.html
真城めぐみさんのパワフルだけれど優しいボーカルはいろいろなミュージシャンのバックで聴かれるし、私も大好きなボーカリスト。
力の抜けた大人な歌唱で、リラックスさせてくれる。
上の特設コーナーで、「今年のクリスマスソング」、聴いてみてください。荒れた心がしっとりしました…。
スピッツの「夢追い虫」には、1999年10月にレコーディングされた初期バージョンがありますが、そこでは、コーラスに真城めぐみさんが参加しています。
アレンジはシングルバージョンとほぼ同じだけれど、一部歌詞などが異なり、このバージョンは、『CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection』の初回盤ボーナスディスクに収録されています。
そのバージョンが音源になったとき、真城さんはブログで、
「私が参加させてもらったスピッツの音源がこの度皆さんに聴いてもらえる事になりました。
私もつい先日聴いたばかりです。
いい声の人のコーラスをさせてもらうのは私も嬉しい!」
と書いていました。
そういえば、「群青」でMステに出たとき、バッキングコーラスとして参加されていましたね。
思い出すのは、1999年11月9日に渋谷のON AIR EASTでの「松本隆作詞活動30周年トリビュートライブ 『風待ミーティング』」。
スピッツではなく一ボーカリストとして参加した草野マサムネはステージ上でなんとも不安そうで(そうそうたる出演メンバーだったしね)、フロアで見ているファンのほうが緊張していたかも。
そのとき、真城さんが言ってくれた「草野くんなら大丈夫…」に、ファンもホッとしたものです(笑)。「水中メガメ」は歌詞間違いや歌詞飛ばしがバンバンあったけど、「タイム・トラベル」は真城さんのバックコーラスに支えられて、どうにか無事に…でしたね。
それにしても15年ぶりのオリジナル・・・。
真摯に音楽とともに歩いてきた証みたいなものでしょうか。
真城さんの「新宿日記」はコチラ。