■ココからのスタート
南の窓も 北の窓も開けて
東側のとびらを半分だけ
新しい空気が混ざり合って
耳や鼻の感覚が 見知らぬ力を得る
古ぼけた頭の中の雑音が
一瞬だけ いっときだけはらわれて
いちばん懐かしい季節に
私をつれていきそうだ
太陽の下に私がいて
気持ちがいつも揺れていて
まぶしくて 自信がなくて
わからないことばかりで
だけど 絶望はしていなかった頃
いくじなしと言われても
はねのける図々しさと
無神経が勝っていた頃
私がダメでも 終わるわけじゃない
私がダメでも 怖いわけじゃない
そういう弱気や ブツブツを
吹き飛ばすだけの熱はないけれど
あの頃ほどは 愚かじゃないから
でかい夢は描かないけど
心を揺り動かす かすかな前触れを
今、感じないわけじゃない
南の窓も 北の窓も開けて
東側のとびらを半分だけ
新しい空気が混ざり合って
耳や鼻の感覚が 見知らぬ力を得る
古ぼけた頭の中の雑音が
一瞬だけ いっときだけはらわれて
いちばん懐かしい季節に
私をつれていきそうだ
太陽の下に私がいて
気持ちがいつも揺れていて
まぶしくて 自信がなくて
わからないことばかりで
だけど 絶望はしていなかった頃
いくじなしと言われても
はねのける図々しさと
無神経が勝っていた頃
私がダメでも 終わるわけじゃない
私がダメでも 怖いわけじゃない
そういう弱気や ブツブツを
吹き飛ばすだけの熱はないけれど
あの頃ほどは 愚かじゃないから
でかい夢は描かないけど
心を揺り動かす かすかな前触れを
今、感じないわけじゃない