隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

バンド名に架空の生き物! で漫遊記

2023年09月20日 00時02分02秒 | スピッツ

2023.09.17
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO




 9月も3週目。(でもまだ暑い・・・)
 動画サイトにAIに作らせた「アルプスの少女ハイジ」がアップされていて、ホラーだと話題になっている。
 クセになって何度も見てしまっている草野くんには、「ホラーというよりは、ディストピアもののSF作品」。
 ヤギが高い知能を持った未来社会で、ヤギも最初は人類との共存を目指していたが、ついにはヤギが人類を支配するようになってしまった、というストーリー展開。終わってしまった人間の歴史をたどるドキュメンタリー映画を映画館でヤギたちが観ている場面で終了。
 「猿の惑星ならぬヤギの惑星」といった感じらしい。

 「1分くらいの動画なんで、興味を持たれた方はどうぞ。悪夢を見るようかもしれないけど」と。

そして今日は、【架空の生き物のバンド名で漫遊記】
 「架空の生き物」「想像上の生き物」、龍とかペガサスとか・・・。そういう生き物の名前がバンド名、というバンドの曲をセレクトして。「ロックバンドには結構いるんですよ」


 セットリスト
 01 オバケのロックバンド(スピッツ)
 02 おかしな2人(UNICORN)
 03 1901(Phoenix)
 04 Scissors(Yeti)
 05 The Astrologer(Gryphon)
 06 Silvera(Gojira)
 07 Divine Thing(The Soup Dragons)
 08 野良の虹(キリンジ)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「オバケのロックバンド」(2023年、17thアルバム『ひみつスタジオ』)。
 架空の生き物が登場するというわけではないけど、「いろんなオバケが出てくる」ということで、この曲を。
 (かわいい曲だけどかっこいい。歌詞がとにかく魅力的。それぞれのメンバーを草野くんらしい言葉で表現。スピッツの秘密も的確な言葉で)

 そして最初の曲は、「角がはえた馬」、UNICORNの「おかしな2人」(1989年、3rdアルバム『服部』)。
 「つかみは、みんなが知ってる」
 ユニコーンは、「ヨーロッパに伝わる想像上の動物。額から角が出ている馬」。手塚治虫さんの漫画にも、ユニコが出てくる。
 バンドのUNICORNは、学生時代に、デビューしたてのUNICRONのライブを見に行った友人が民生さんを見て衝撃を受け、「見た目もスペックもこんなにすごいやつがいるんだから、草野くらいのレベルだと無理だと思うぜ」と言っていたそうだ。昔は、「民生さんに会うたびにその話をしてた気がする」。
 なので、「民生さんには永遠の目標みたいな存在でいてほしい」。

 次の曲は、Phoenix の「1901」(2009年、4thアルバム『Wolfgang Amadeus Phoenix』)。
 フェニックスは、「不死鳥」「火の鳥」などと呼ばれ、永遠の命をもった鳥。古代エジプトが発祥と言われているが、「これも手塚先生の作品にありますよね、『火の鳥』」。
 Phoenixというバンドは複数いるそうで、今日はその中でも有名なフランスのバンド。「オシャレな曲です」と。

 そして、次の曲は、Yeti の「Scissors」(2016年、1stフルアルバム『アンチテーゼ』)。
 イエティは、架空の生物というより、「ヒマラヤに住んでいるといわれる、未確認生物」。日本では、未確認生物を「 UMA (ユーマ, Unidentified Mysterious Animal)」と呼ぶ。
 「二足歩行の雪男」というイメージ。
 実は、ゴリラも実際に発見されるまで長い間、UMA扱いだったとか。「だから、イエティも、ちゃんと発見されて、新種の生き物として認定される可能性もゼロではない」と。
 Yetiという名のバンドも複数いるそうで、今日は日本のバンド。
 この曲は、「ギターのリフが気持ちよくて、クセになります」。
Yeti「monochro」Music Video(from 2nd mini album"賛成の反対")

 次は、Gryphon の「The Astrologer 占星術師」(1973年、デビューアルバム『Gryphon)。
 グリフォンは、英語で「グリフィン」、ドイツ語で「グライフ」という。
 「グリフィンは、「ヨーロッパの伝説上の生き物で、上半身が猛禽類のワシ、下半身がライオン」という見た目。
 高校生のころに「グリフィン」というバンド名、「いいんじゃない?」と思ったことがあったが、「スピッツ」を提案したときと同じように、「すぐに却下されましたね」。
 「スピッツはダサい、グリフィンはカッコつけすぎじゃない?」が理由だったとか。
 「そうか、『グリフィンのマサムネです!』とか言ってたかもしれないんだな」
 Gryphonは、主に70年代に活躍したイギリスのプログレバンド。ヨーロッパの伝統的な楽器を演奏したりするのが特徴。
 「イギリスの古い城などを巡るときに聴いたらよさそう」。
Gryphon - live 1974


 メッセージコーナー。
 英検準一級に合格したリスナーさん。
 Speaking Testで自分のことを語るときに、「スピッツのファンで、奇妙な歌詞の歌が好き。今後ライブに行きます」と英語で言うことができて、うれしかったそうです。
 スピッツがかつて韓国でライブをしたとき、MCを韓国語でやった草野くん。
 当時は、テレビのハングル語口座で半年ほど勉強して臨んだそうだ。
 ハングル語と日本語は文法的にとてもよく似ていて、ハングル文字はアルファベットに近いので、「英語よりもとっかかりやすかった」。
 英語はとくに、「リスニングがちゃんとできるようになりたいと思いますよね」。旅行に行ったときに何言ってるかわからないのは嫌だし、「字幕なしで映画見たりね」。
 「でも、なかなか難しいっすよね」。単語を覚えるところから始めないと思い、英単語を覚えるアプリをDLして、「その段階で満足しちゃって・・・。ちゃんと勉強したいなって最近思うんですけどね」と。


 次は、Gojira の「Silvera」(2016年、6thアルバム『Magma』)。
 ゴジラは「日本を代表する・・・、日本が生んだ怪獣」。
 「ゴジラ+クジラ=ゴジラ」だそうです。
 公開される映画『ゴジラー1』も楽しみ!と。
  https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/
 『シン・ゴジラ』もおもしろかったし、「つい最近見たように思っていたけど、もう7年、たつんだね。はえ~なあって思いますけど」。
 バンドのGojiraはフランスのメタルバンド。
 「Godzilla」のほうは「大人の事情で使えない」そうで、こちらのスペルになっているそうです。
 「リズムがタイトで、かっこいいバンドです」と。
Gojira - Born For One Thing [OFFICIAL VIDEO]

 そして最後は、The Soup Dragons の「Divine Thing」(1992年、3rdアルバム『Hotwired』)。
 ドラゴンは、「架空の動物の代表的存在」。
 このバンド名のsoup dragonは「飲んだくれ」のような意味らしい。日本でも大酒のみのことを「うわばみ」というが、うわばみ(蟒蛇)は大蛇のこと。「それと近い感覚なのかな」。
 このThe Soup Dragonsは、「90年代にまあまあ人気があったスコットランドのバンド」。このバンドは「そのつど流行に合わせてスタイルを変えるバンドだったから、それゆえに印象が薄い」が、「ダンスロックに近づけていたときは日本にもそれなりにファンがいた」。
 この曲自体は「キャッチーで、今聴いても体を揺らしたくなる」。


 特集の最後に。

 今日紹介した以外でも、「架空の生き物のバンド名」として、ゴブリン、ガーゴイル、河童、かまいたちなどがある。
 「ちょっと話がそれるかもしれないけど」、草野くん自身は、「筒美京平さんとか、松田聖子さんとかにお会いしたときは、本当にいらっしゃるんだ~と感動しましたけど、それまではある意味、架空の、というか想像上の存在でしたからね」と。
 今の有名人は、「SNSなどでかなり素の部分まで出しちゃうから、想像を巡らす余地がない感じがするよね」。(この発言、自分も有名人だって意識してないのか、それとも?)(笑)。
 ネッシーなどのようにからくりが明らかにされちゃうのは、寂しい気もする・・・と。


 最後は、このコーナー、「ちょっぴりタイムマシン」。
 今日は、キリンジの「野良の虹」(1998年、デビューアルバム『ペイパードライヴァーズミュージック』/作詞作曲は堀込高樹、プロデュースは富田恵一)。
 (イントロは、「跳べ」かな?)
 このコーナーも「架空の生き物」系で。
 キリンジも「麒麟」という想像上の架空の動物からきている。
 動物園にいるアフリカのキリンではなく、「中国由来の、頭が龍で体が馬みたいな生き物」。「キリンビールのラベルに描かれている」アレ。
 「麒麟が現れると平和で豊かな時代が訪れるといわれている、縁起のいい動物」。
 ちょっと前の大河ドラマでも『麒麟が来る』があった。「長谷川博己さんがカッコよかったですけどね」
 「麒麟児」は、もともと「天才児、神童」という意味で、「それをユニット名につけちゃうところがニクイ感じがしますよね」。
 98年ころ、「キリンジのアルバム、すごい好きで、車でよく聴いてたんですよ。今もこの曲を聴くと、当時乗っていたワゴンタイプの車のハンドルの質感とか思い出したりしますね」。
 (二人でやっていたころ、私もよく聴いてたなあ。体の中を心地よく、でもちょっとひっかかりながら通り過ぎていく曲たち)

 
 来週の特集は、「『未来未来』なタイトルで漫遊記」。

 「子グマ!子グマ!」もそうだけど、2つの同じ単語を繰り返すタイトル曲を選んでくれるそうです。結構あるそうで、オール洋楽だそうです。

 「草野さん、部屋にネジが落ちていたんだけど、なんのネジだかわかりません!」
 (ああ、あるあるかも~。)


 そして、リクエスト募集!は「あなたの好きなギターソロ」。
  昨今、「ギターソロ、必要ない!」とかいう声もあるらしいですが、「ロックはやっぱりギターソロがないと、海苔が入っていないお茶漬け、ケチャップがないオムライスみたいな・・・、微妙なたとえですけど」。(この方のたとえ、結構好きです)
「あなたの好きなギターソロをぜひ教えてください」


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