紫陽花の月

2013.6.21 （金）


　ようやく梅雨らしくなってきたと呑気にかまえていたら（水不足・・・とか言われていますし）、台風がきて、九州や紀伊半島では大雨の報道も。
　ニュースで、去年の大雨による土砂災害で家をなくした方たちがいまだに仮設住宅に・・・という状況を知る。

　最近は朝起きると、いつも「ん？　土曜日？」というような気になって、新聞を見ては「あ、そうじゃないんだ・・・」とがっくりする日が続いた。
　曜日がわからなくなる感じで仕事していて、こういうのはホント、よくないな、精神的によくないなと思っていたところ。明日はちゃんと「土曜日っぽく」起きられそうかな。
　

■高市という政治家
　選挙をひかえているから、早々に謝罪して「エネルギー政策に関する発言」をすべて撤回・・・でおさめようとしているけど。
　普段から、「結局、原発事故で亡くなった人はいないんだし・・・」という会話をかわしていなければ、ああいう席であの発言は出てこないだろう。
　震災の被害や原発に対して、「ふつうに」関心をもって、その悲惨な状況をとらえている人だって、そういうふうにはとらえないはず。
　「自分の発言で福島のみなさんが悲しんだり怒りを感じたのだとしたら申し訳ない」という、決まりきった謝罪のことばもどうなんだろう。
　あの発言は、被災地の人の気持ちを傷つけたからマズかったのではなく、「亡くなった人はいない」という認識自体が問題なのだと思うけど。
　再稼働に向けて、とにかく進まなくては、という思惑が見えてくるだけだ。
　それにしても、政治家として・・・という以前に、何か大事なものを忘れている人のように思える。再稼働ありきの考え方以前に、あれだけの事実を目の当たりにして、この2年のあいだにいったい何を感じて生きてきたんだろう・・・などと思ってしまう。


■長い下積みを経て

　http://www.minp-matome.jp/pub/D4C0B02A-936E-4EE3-9D89-F36AC0AA5CE4

　「長い下積み」という表現に「ちょっと笑っちゃう違和感」ありだけど、「遅咲きバンド」が受け入れられるときって、やっぱり「何か」があるんだろうな。
　スピッツがなかなか・・・だった頃、ファンはホントに思ってたんですよ、「こんないい曲ばっかりなのに、なんだかなあ」。悔しい思いをしながらも、でも信じてたのかなあ、「消えたりはしないよ、大丈夫」って。それとも、不安を感じてたのかなあ。
　ときどき記憶が確かではなくなるけど、でも自分だけの宝物みたいに大事にしてた覚えはあるなあ。
　きっと今でも、そうやって、「これからのバンド」の可能性を信じたり、ときどきイライラしたりしながら、それでも小さな曲たちを愛し続けている若いバンドの若いファンたちがおおぜいいるんだろうな、と思うと、心のどこかがあったかくなってくる。
　がんばれ！


■不思議
　今朝はけっこう早めに仕事場に入ったんだけど、そのときに近くの小学校に登校途中の女の子を見かけた。
　ハーフパンツに白のTシャツ、グリーンのキャップ、赤いスニーカーのボーイッシュなかわいい子。
　なんとなく印象に残っていたんだけど、午後に外出して戻ってきたとき、今度は帰宅途中のその子に出会った。
　なんだかちょっと不思議な気がしたな。


■紫陽花
　アジサイって、本当にあちこちに群生しているんだな。
　この季節になると、いつも思う。
　天気によって、鮮やかに見えたり、妖艶に見えたり、ときには寂しそうに見えたり・・・。
　今日は、どこか健気に見えました。