隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「傷つけてあげるよ」か~スピッツ「猫になりたい」

2009年08月19日 20時57分43秒 | スピッツ
■今あらためて、でございます
 リリース当時も今も、「青い車」と「猫になりたい」といえば断然「青い車」派なのですが。
 だって、あの疾走感とギターの揺れと、明るいけどどこか不気味で負の世界に連れていかれそうな歌詞、秀逸ですよね。高い声の艶っぽさも魅力だし。
 「輪廻の果てに飛び下りよう」で私の頭に浮かんだ断崖絶壁と紺碧の海の光景は離れることがなかったし、冷えた手がキミの首筋にかみつく、なんてすごい表現だなと思ったし、「にせもののかけらにキスしよう」と「心の落書き…」が妙にかわいかったし。
 でも昨日の帰り、ひさしぶりにアルバム「花鳥風月」を聴いていたら「猫になりたい」が流れて、ムム…とうなってしまいました(何をいまさら、な感じですが)。
 すごいよなあ、「猫になりたい」って言う男の子(笑)。さみしい夜が終わるまでキミの腕の中にいさせて、って。
 霊園の近くのアパートっていうのも、マイナスっぽい青春賛歌(?)な感じでいいし。
 でもさ、甘えているのかと思いきや、この猫は!、言葉ははかないから「消えないように傷つけてあげるよ」なんて言っちゃうんだよなあ。きずつけて「あげる」よ、というところが、もうSかMか、とかそういう下世話なところを超越して、なんだか怖いです。おとなしそうだけど頭でっかちの生き物が浮かんでくるような。
 かわいいだけじゃなく、こういう小さいけど鋭い毒があるところ、探してみると、え、ここにも?ってそれぞれが見つけられるところ、それがスピッツ草野の言葉の魔法なんだなあ。
 かわいいだけだったら、きっと恥ずかしいもの、私はそういう人だし。
 傷つけるといえば、アルバム「ハヤブサ」のオープニング「今」の「噛み痕 どこに残したい?」は違う意味で、ドキッとするな。それもさりげなくってところが。



 さてさて、22日の「ロックロックこんにちは in 仙台」、お天気が雨予報になったり、曇りになったり、「曇り、ときどき晴れ」になったり…。どうなんだろう?
 もうなんだっていいですけど。小岩井の雨のライブも今となれば良き思い出だし、ROCK IN JAPAN FES 第一回の嵐の予感の中でのイエモンのライブも忘れられないし(直前のスピッツのときは穏やかだったのですが)、こうなれば、なんでも来い!です。ウーン。

 「オケラ」の着メロをダウンロードしたのですが、それだけではいったいどんな楽曲なのか、とんと見当がつかない。
 それも楽しみです。

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