こちらは、1がつ17日のさいたまスーパーアリーナでのライブのMCレポです。
単なるおまけなので、できたら本編から読んでください(ココからどうぞ!)
■こんなみなさんが…
お客さんは老若男女さまざまでした。
私の隣は小柄な熟年女性。バラードもミディアムもロックチューンもすべて同じように「ノリノリ」の満面の笑み。それはそれでこっちもあったかくなってくる(そういえば、後半の郡山でも似たような隣客だったなあ)。
斜め前の二人は「17歳の高校生」(明日は部活だから来られない、ということを初対面らしい隣の女性に話していた)。「もう泣いちゃうかも!」と言って興奮気味で、気持ちいいくらいはじけてました。「マサムネ~!!」と41歳のロッカーに熱い声援。ホント、かわいい(あ、その高校生が、ね)。
「群青」のPVそのままに踊るカップル、暴れる若者、腕組み直立不動で聴いているから「つまんないのかなあ」と思っていたら曲が終わると激しく拍手、という30代くらいの男性も…。いろいろ観察してしまった。
いつものライブより一段と幅広い客層。スピッツらしい。
■キンキキッズかスピッツか…
最初のほうのMCで、ボーカル草野は「ふ~」とヘンなため息をついたあと(デカイ会場だなあ、という意味だったんだろうけど)、「みなさん、見えます? 小さい? 小さく見える? でも俺たち、もともと小さいから。キンキキッズかスピッツか」なんて言ってたな。キンキファンに怒られないか(笑)?
「会場が大きくなったというより、俺らが小さくなった感じ?」とも。なるほど。
■「すなわち」って…
「左の方、見える~?」「右側の方…」と始めたところで、「あ、おれから見て右側ね、すなわちそっちからは向かって左?」とか訳わかんないことを。
「すなわち」ってなんだよ!
そのうちに「床のうしろの人も元気? あ、アリーナって言えばいいのか」って、これぶりっ子ですか??
でもね、会場からの声は大きかったです、ホント。
ステージ上の4人はいつものように、まったりと日常会話的なMCを重ねているだけで、別にアリーナだからといって特別色は皆無なんだけど、でもMC、さえてたような気がします。
■テツヤMC!!
「いつもどおりの俺たちで」と言う田村君に、テツヤは「でも、今日はしゃべるよ!」。おおっ! やる気じゃないですか。
「アリーナといえば、プライド」、すでにちょっと引き気味のお客さん。「プライドといえば、白いフンドシね」、これでもっと引く会場…。
「いいよ、どんどん引いていって」には大爆笑。ツボ!のときもありつつ、「しゃべるほどに引く会場」なときもあり。これがテツヤらしいMCなんだけどね。
今回は、マサムネのMCにもたくさんからんで、大活躍(笑)だったような。
「あのね~」「あのさ~」と高い、よく通る声で話しだすだけで、ちょっと会場がザワザワする。これがいいね。元気そうだし。
夜のコンビニにビールをおつまみを買いにいったときに交差点で出会った?クラウザーさん(「デトロイト・メタル・シティ」ね)の話とか、「夜の歩行者用の信号ってボタン押さないと青にならないのね。ずっと待ってたよ」「押すとすぐに変わるけどね」なんていう、「ステージでする話かっ!」なんてMCもスピッツらしさでしょうか。
■バカボンのパパも…
「俺たち、バカボンのパパと同い年なんだよね。バカボンのパパも41歳」に、会場、「ええ~っ!」って。これはどういう「ええ~っ!」なの? パパに比べて、若いね~ってこと? ま、漫画の人なんだけどね。
テツヤが興にのっていろいろ話していたとき、マサムネが「そうなのだ!」と言って、笑いを全部もっていってしまった。田村君がそれを指摘しても、誰もフォローしないし、言われたマサムネはスルーしていました。余裕なかったのかもね。
■「お値段1万9800円!」って…
こんな年齢になってもハイトーンで歌えるとは思っていなかった、というボーカルのMCで、「でも小田和正さんとかいますしね」はよくきいてたけど、今回はね、「これから目標?としたいのはジャパネットタカタの社長」って。大爆笑! そこかよっ!
「○○をつけて、お値段1万9800円」を“ハイトーン”で真似ていました。
テツヤ「これからスピッツはモノマネで」
草野「いや、俺はモノマネはできないから」
田村「え(笑)、今やってたじゃん」
草野「俺の場合はモノマネじゃなくて…、なりきり?」
なんて、訳のわかんないトークが続きます。会場、なごみますよね。
■山々に励まされて
崎ちゃんは高速をとばして、埼玉入りしたらしい。
「結構、山が見えるんだよね。その山々に励まされたような気になった」って。
そしてアリーナでも、例のパフォーマンスは健在。十分見ごたえのある(笑)パフォーマンスでした。
■メンバー紹介でのうれしい言葉
クージーはさすがに緊張して、お客さんのトイレを使って「マーキング」(笑)してきたとか。今日はとても楽しかった!と言っていました。
テツヤは、「また会えるさ~」。ホント、また会いたいです!
そして田村くんはリーダーらしく、このアリーナでやることにしていきさつやら気持ちやらを簡潔に。アリーナだからって、そんなに特別な感じじゃなかったねって。
田村「武道館ではやらないって言ってたし」
草野「やらないとは言ってないけどね」 (ええー?)「やるとも言ってなかったけど」
なんて流れも。
そして最後に、草野君。
「少なくとも70まではやりたい。こんな立派な会場ではやってないかもしれないけど。スナックの片隅とかで? でもとにかく続けていきたい」
うーん、うれしい。どこででも、どんな形でもいいから、メンバーの納得のいくやり方で、「いいアルバム+かっこいいライブ」を続けていってください!
そしていつものようにピックを投げ、崎ちゃんはスティックを投げ、テツヤくんは深々と頭を下げ、メンバーは去っていきました。
なんだかあったかい気分のまま、北与野まで歩き、食事をして家路につきました。
最後に、Dのおもしろ発言。
彼は純粋にスピッツの曲が好きな子ですから、熱烈なおばさまやお嬢様たちの「まさむね~! きゃー!!」をいつも苦々しく思ってた人なんですよ。
マサムネさん、かわいそう! アイドルじゃないんだから!ってね。
でも今回、目の前で17歳の高校生が「泣いちゃうかも! マサムネさん、かっこいい!」とはじけているのを見て、
「17歳の子に言われちゃう41歳だよ。マサムネさんには、そういう“才能”があるのかもしれない」
そんな結論に達したようです。才能って…。
追加 : そうそう、「若葉」で歌詞間違えていましたね。
曲が終わってから、その部分だけ歌う直してくれました。サイドのスタッフに合図して。
その部分だけ聴いて、おお、歌うまいなあ、なんて思ってしまった私です。
単なるおまけなので、できたら本編から読んでください(ココからどうぞ!)
■こんなみなさんが…
お客さんは老若男女さまざまでした。
私の隣は小柄な熟年女性。バラードもミディアムもロックチューンもすべて同じように「ノリノリ」の満面の笑み。それはそれでこっちもあったかくなってくる(そういえば、後半の郡山でも似たような隣客だったなあ)。
斜め前の二人は「17歳の高校生」(明日は部活だから来られない、ということを初対面らしい隣の女性に話していた)。「もう泣いちゃうかも!」と言って興奮気味で、気持ちいいくらいはじけてました。「マサムネ~!!」と41歳のロッカーに熱い声援。ホント、かわいい(あ、その高校生が、ね)。
「群青」のPVそのままに踊るカップル、暴れる若者、腕組み直立不動で聴いているから「つまんないのかなあ」と思っていたら曲が終わると激しく拍手、という30代くらいの男性も…。いろいろ観察してしまった。
いつものライブより一段と幅広い客層。スピッツらしい。
■キンキキッズかスピッツか…
最初のほうのMCで、ボーカル草野は「ふ~」とヘンなため息をついたあと(デカイ会場だなあ、という意味だったんだろうけど)、「みなさん、見えます? 小さい? 小さく見える? でも俺たち、もともと小さいから。キンキキッズかスピッツか」なんて言ってたな。キンキファンに怒られないか(笑)?
「会場が大きくなったというより、俺らが小さくなった感じ?」とも。なるほど。
■「すなわち」って…
「左の方、見える~?」「右側の方…」と始めたところで、「あ、おれから見て右側ね、すなわちそっちからは向かって左?」とか訳わかんないことを。
「すなわち」ってなんだよ!
そのうちに「床のうしろの人も元気? あ、アリーナって言えばいいのか」って、これぶりっ子ですか??
でもね、会場からの声は大きかったです、ホント。
ステージ上の4人はいつものように、まったりと日常会話的なMCを重ねているだけで、別にアリーナだからといって特別色は皆無なんだけど、でもMC、さえてたような気がします。
■テツヤMC!!
「いつもどおりの俺たちで」と言う田村君に、テツヤは「でも、今日はしゃべるよ!」。おおっ! やる気じゃないですか。
「アリーナといえば、プライド」、すでにちょっと引き気味のお客さん。「プライドといえば、白いフンドシね」、これでもっと引く会場…。
「いいよ、どんどん引いていって」には大爆笑。ツボ!のときもありつつ、「しゃべるほどに引く会場」なときもあり。これがテツヤらしいMCなんだけどね。
今回は、マサムネのMCにもたくさんからんで、大活躍(笑)だったような。
「あのね~」「あのさ~」と高い、よく通る声で話しだすだけで、ちょっと会場がザワザワする。これがいいね。元気そうだし。
夜のコンビニにビールをおつまみを買いにいったときに交差点で出会った?クラウザーさん(「デトロイト・メタル・シティ」ね)の話とか、「夜の歩行者用の信号ってボタン押さないと青にならないのね。ずっと待ってたよ」「押すとすぐに変わるけどね」なんていう、「ステージでする話かっ!」なんてMCもスピッツらしさでしょうか。
■バカボンのパパも…
「俺たち、バカボンのパパと同い年なんだよね。バカボンのパパも41歳」に、会場、「ええ~っ!」って。これはどういう「ええ~っ!」なの? パパに比べて、若いね~ってこと? ま、漫画の人なんだけどね。
テツヤが興にのっていろいろ話していたとき、マサムネが「そうなのだ!」と言って、笑いを全部もっていってしまった。田村君がそれを指摘しても、誰もフォローしないし、言われたマサムネはスルーしていました。余裕なかったのかもね。
■「お値段1万9800円!」って…
こんな年齢になってもハイトーンで歌えるとは思っていなかった、というボーカルのMCで、「でも小田和正さんとかいますしね」はよくきいてたけど、今回はね、「これから目標?としたいのはジャパネットタカタの社長」って。大爆笑! そこかよっ!
「○○をつけて、お値段1万9800円」を“ハイトーン”で真似ていました。
テツヤ「これからスピッツはモノマネで」
草野「いや、俺はモノマネはできないから」
田村「え(笑)、今やってたじゃん」
草野「俺の場合はモノマネじゃなくて…、なりきり?」
なんて、訳のわかんないトークが続きます。会場、なごみますよね。
■山々に励まされて
崎ちゃんは高速をとばして、埼玉入りしたらしい。
「結構、山が見えるんだよね。その山々に励まされたような気になった」って。
そしてアリーナでも、例のパフォーマンスは健在。十分見ごたえのある(笑)パフォーマンスでした。
■メンバー紹介でのうれしい言葉
クージーはさすがに緊張して、お客さんのトイレを使って「マーキング」(笑)してきたとか。今日はとても楽しかった!と言っていました。
テツヤは、「また会えるさ~」。ホント、また会いたいです!
そして田村くんはリーダーらしく、このアリーナでやることにしていきさつやら気持ちやらを簡潔に。アリーナだからって、そんなに特別な感じじゃなかったねって。
田村「武道館ではやらないって言ってたし」
草野「やらないとは言ってないけどね」 (ええー?)「やるとも言ってなかったけど」
なんて流れも。
そして最後に、草野君。
「少なくとも70まではやりたい。こんな立派な会場ではやってないかもしれないけど。スナックの片隅とかで? でもとにかく続けていきたい」
うーん、うれしい。どこででも、どんな形でもいいから、メンバーの納得のいくやり方で、「いいアルバム+かっこいいライブ」を続けていってください!
そしていつものようにピックを投げ、崎ちゃんはスティックを投げ、テツヤくんは深々と頭を下げ、メンバーは去っていきました。
なんだかあったかい気分のまま、北与野まで歩き、食事をして家路につきました。
最後に、Dのおもしろ発言。
彼は純粋にスピッツの曲が好きな子ですから、熱烈なおばさまやお嬢様たちの「まさむね~! きゃー!!」をいつも苦々しく思ってた人なんですよ。
マサムネさん、かわいそう! アイドルじゃないんだから!ってね。
でも今回、目の前で17歳の高校生が「泣いちゃうかも! マサムネさん、かっこいい!」とはじけているのを見て、
「17歳の子に言われちゃう41歳だよ。マサムネさんには、そういう“才能”があるのかもしれない」
そんな結論に達したようです。才能って…。
追加 : そうそう、「若葉」で歌詞間違えていましたね。
曲が終わってから、その部分だけ歌う直してくれました。サイドのスタッフに合図して。
その部分だけ聴いて、おお、歌うまいなあ、なんて思ってしまった私です。