隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

近頃ちょっと気になる男たち(笑)~俳優編1~

2006年09月17日 17時44分03秒 | プチエッセイ
 突然ですが、実は「面食い☆」です(☆つけてどうするんだ!笑)。自分ではそんなこと思っていませんが、友人にはそう言われます。自分自身の外見に自信がないからでしょうか(謙虚だ)。そして自分でもわかっているのですが、マッチョな人には全く興味ありません。どちらかというと「ナヨ系」かな(こんな分類があるのなら、ですが)。これも、私がたくましい女だからでしょう(って、知らないでしょうけど)。
 なんとなく「近頃気になる男たち」について語ってみたくなったので(友人たちはもう耳を傾けてはくれないので)、ここに書いてみます。よかったら、おつきあいくださいませ。


★「新選組!」での出会い~堺雅人様(笑)
 あえて「様」をつけてみましたが、そう言いたくなるほどの気品を感じます。「気品」は私の男性魅力度指数のチェック項目にはないんですけどね、彼は例外です。これまで絶対に興味をもつことはないタイプだったような…。
 やはりNHKの大河ドラマ「新選組!」での山南敬助でしょうか(ここをクリックしていただければ山南敬助について少し詳しく記してあります。でも彼については歴史的に証明されている事実があまりにも少ないと聞いており、いろいろなブログで語られている山南像には、史実でないことや筆者のあくまでも主観的な思いがあたかも事実のように書かれているのがちょっと気になるけど)。ごたぶんにもれず…という感じで恥ずかしいし、おもしろくもなんともないんですが。
 「堺雅人」あるいは「山南敬助」で検索すると、八割方「新選組!」での山南敬助への思いが熱っぽく描かれているブログで、正直目を覆いたくなるのですが、私の場合もそれらとほぼ同じ、というか、全く同じというか(なんだ、遠まわしな言い方するなよってとこですね)。そういうことです。
 男ばかりの、どちらかというと「知性」というより「男気」とか「男の熱き思い」とかが中央に君臨していて、それがエネルギーとなって時代を動かし始めるというシチュエーションの中で、いつも穏やかな笑みを浮かべつつ、冷静に事を見つめる、という山南像は一服の清涼剤ってやつでした、マジで。
 それに「友の死」は長いシリーズの中の一話としてだけではなく、45分間の1つのドラマとして十分に成り立つ、魅力的な展開になっていましたから。近藤勇土方歳三が見据える新撰組の方向性への山南の疑問、逃亡したことで切腹をせざるをえない山南をどうにか逃がそうとする隊士たち、山南を愛する近藤や対立しているはずの土方の苦悩、そして山南を慕う遊女明里との悲話…。史実とは異なっていても、それは私たちの心を心地よく動かすにふさわしい適度な味付けとなって、涙を誘ったのだと思う。その中で終始笑顔を絶やさず、でも確固たる強い思いのもと、逃がそうとする隊士たちの思いを十分にうけとめながらも自らの運命を受け入れていった山南敬助の姿勢は、今の世の中ではありえない人間像だし。そこに堺雅人の高貴なイメージが完全にリンクしちゃったんですね。
 そういえば、山南の切腹の直後、呆然と肩を寄せ合って座る近藤、土方の後ろにやってきて「山南をしのぶ歌」なんぞを披露して、「あなたに何がわかると言うんだっ!!」と温厚な近藤に怒鳴られた「間の悪い伊東甲子太郎」を演じた谷原章介さん。なんの罪もないのに、私はあれからしばらくの間、テレビなどで彼を見るたびに、「間の悪い無神経な男」という訳のわからぬイメージをぬぐいきれなかったのです(恥)。伊東甲子太郎さん、谷原章介さん、本当にごめんなさい。
 その後、堺雅人のプロフィールで、彼が大学の芝居のサークルを出目にしていることを知り、自称「結構芝居好きな私」なのに知らなかったよなーと悔やんでも悔やみきれぬ思いを抱きつつ、一昨年は「喪服の似合うエレクトラ」で再会を果たしました。三田和代・大竹しのぶらの熱演でその年の演劇賞を数多く受賞した作品だったと記憶していますが、当時観劇後最初に抱いた感想は、堺雅人の口跡の爽やかさ(声が心地よく客席に響きました)、そしてこともあろうに「タイツ姿の彼の足の美しさ」だったのですから、ミーハーもここまでくると犯罪です。
 その後も、私のあからさまなミーハーぶりが祟ってか(?)、昨年の「お父さんの恋」、そして今年の8月の「噂の男」と立て続けにチケットに恵まれない。芝居はたいてい先行でゲットできるのに、大人計画と堺雅人関係はなかなか手ごわいのです。
 「噂の男」は追加公演もことごとくフラレて、それでも8月末のチケット1枚なら手に入りそう、というところまでこぎつけたのですが、9月2日の大阪の「ロックロックこんにちは」(これこれ、夏イベフェチで、その上お暇な方、よかったら見てください)に行くつもりでいる私はそのために仕事を片づけなくてはならず、スピッツ vs 堺雅人はスピッツに軍配が上がってしまったというわけで(どういう対決だよっ!)。
 9月14日、来年オープンする新劇場「シアタークリエ」のこけらおとしの制作発表(三谷幸喜の新作「恐れを知らぬ川上音二郎一座」)の模様をテレビで見たけれど、主役のユースケ・サンタマリアと常盤貴子、堺正章、そしてシャイなのかでしゃばりなのか不明な(笑)三谷幸喜らの賑やかなパフォーマンスの映像に、堺雅人氏の姿が見え隠れしていたのです。例によって、穏やかな笑顔を見せつつ、「ボクはなんでここにいるんだ?」的な戸惑いの表情をたたえつつ、たたずんでおられました。あれこそ彼の真骨頂!と納得された方もいらっしゃったのでは?
 来年こそ、チケットをゲットしたいものですが、ますます難しくなりそう? そして本来は移り気なワタシですから、来年も同じ気持ちのままいられますように…。

 あらら。「近頃気になる俳優」の中から三人について書こうと思っていたのに、一人目でこんな量になってしまった。疲れた。
 とりあえずここまでをアップして、あとの二人は第2回に。よかったら、また見にきてください。
 読んでくださってありがとう!

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