高校のとき、私たちのクラスに帰国子女で転入してきた、「ウエヤマリコ」ちゃんと言う友達がいました。
髪の毛が少し赤くて、腰まで伸ばしたのを三つ編みにして、鼻が高くて、本人は日本人だというけれど、どこか日本人離れした顔立ちの女の子でした。
定期試験が近づいてきたあるとき、リコちゃんが、
「夜遅く起きて、勉強してるんでしょ?真夜中に電話して、励ましあわない?」と、提案してきて、その夜、1時だったか2時だったか、きっかりに電話することになりました。
始めはリコちゃんから、ということでその夜、時間が来たので電話の前に座って待っていました。
すると、本当にきっかりの時間にベルが鳴り、電話に出ると、少し押し殺したような声で、少しくすくす笑いながら
「のんちゃん、(高校生のときのニックネームでした)起きてる?」
と、聞こえてきました。
携帯もパソコンもないなか、暗くて寒い居間に降りて、友だちと励ましあいっこの電話をかけあう少女時代。
漢検の勉強をしていたら、ふと、そんな懐かしい思い出がよみがえってきました。
髪の毛が少し赤くて、腰まで伸ばしたのを三つ編みにして、鼻が高くて、本人は日本人だというけれど、どこか日本人離れした顔立ちの女の子でした。
定期試験が近づいてきたあるとき、リコちゃんが、
「夜遅く起きて、勉強してるんでしょ?真夜中に電話して、励ましあわない?」と、提案してきて、その夜、1時だったか2時だったか、きっかりに電話することになりました。
始めはリコちゃんから、ということでその夜、時間が来たので電話の前に座って待っていました。
すると、本当にきっかりの時間にベルが鳴り、電話に出ると、少し押し殺したような声で、少しくすくす笑いながら
「のんちゃん、(高校生のときのニックネームでした)起きてる?」
と、聞こえてきました。
携帯もパソコンもないなか、暗くて寒い居間に降りて、友だちと励ましあいっこの電話をかけあう少女時代。
漢検の勉強をしていたら、ふと、そんな懐かしい思い出がよみがえってきました。