『アカルイミライ』(2003)
監督/脚本:黒沢清
出演者:オダギリジョー、浅野忠信、藤竜也
【作品概要】
世代間による対立や現代社会に対する価値観の相違などを巧みにとらえた作品。おしぼり工場で働く雄二(オダギリジョー)と守(浅野忠信)。ある日守は社長夫婦を殺害し、やがて刑務所内で自殺。一方雄二は、音信不通だったという守の父・真一郎(藤竜也)と一緒に暮らすようになり、いつしか不思議な関係が築かれていく。 (Amazonより抜粋)
【感想レビュー】
久しぶりに黒沢清監督作品を観る旅の続き
オダジョーさんお若い…!
浅野忠信さん不敵過ぎる…!
お二人ともなんて綺麗な若者なんだ…。
しかしその遥か上をゆく格好良さの藤竜也さん
ストーリーの他に、まずは眼福要素が詰まった映画なのでした
よく何とか世代って括りますけど、あれは自分が括られるとなんだか抵抗したくなるけど、他の世代を見渡すとやっぱりなんとなしにある気がしてきます。不思議ですけれども。
各々の世代が持つ空気が家や衣装などに体現されていて面白かったです。
オダジョーさんの衣装とか、サイケデリックでボロボロで退廃的で、もはやアートです。でも、このあえてのボロボロ衣装が似合い過ぎて普通に着こなしてしまっているオダジョーさん
映画的に良いのかどうなのかは…分かりません
各家のインテリアの細部にまで、登場人物達のキャラクターが表出されている感じとかも、楽しく観ました
それだけに、水槽をたゆたう一匹のクラゲが効いてきます。
観終わった後にじわじわくる映画でした。
ある現実が在って、みんななんとなく漂いながら生きている。
流されたり、流れたり、留まったり、
もう漂ようことを止めたり。
結局、何があっても時間はいつでも平等に経っていくこと、そんな中を押し流されるように漂よいながら生きていること、生きていくこと。
そんな、実態があるようでないその時代の空気みたいなものを映画にしちゃう黒沢監督は…改めてなんだか恐ろしい人だなぁと思いました
刑務所の面会部屋へ降りていく無機質な階段とかゾクゾクしました。
登場人物達のキャラクターが反映されているリアリティーのある家と真逆をいくファンタジーさ
過去作の旅はまだまだ続きます
監督/脚本:黒沢清
出演者:オダギリジョー、浅野忠信、藤竜也
【作品概要】
世代間による対立や現代社会に対する価値観の相違などを巧みにとらえた作品。おしぼり工場で働く雄二(オダギリジョー)と守(浅野忠信)。ある日守は社長夫婦を殺害し、やがて刑務所内で自殺。一方雄二は、音信不通だったという守の父・真一郎(藤竜也)と一緒に暮らすようになり、いつしか不思議な関係が築かれていく。 (Amazonより抜粋)
【感想レビュー】
久しぶりに黒沢清監督作品を観る旅の続き
オダジョーさんお若い…!
浅野忠信さん不敵過ぎる…!
お二人ともなんて綺麗な若者なんだ…。
しかしその遥か上をゆく格好良さの藤竜也さん
ストーリーの他に、まずは眼福要素が詰まった映画なのでした
よく何とか世代って括りますけど、あれは自分が括られるとなんだか抵抗したくなるけど、他の世代を見渡すとやっぱりなんとなしにある気がしてきます。不思議ですけれども。
各々の世代が持つ空気が家や衣装などに体現されていて面白かったです。
オダジョーさんの衣装とか、サイケデリックでボロボロで退廃的で、もはやアートです。でも、このあえてのボロボロ衣装が似合い過ぎて普通に着こなしてしまっているオダジョーさん
映画的に良いのかどうなのかは…分かりません
各家のインテリアの細部にまで、登場人物達のキャラクターが表出されている感じとかも、楽しく観ました
それだけに、水槽をたゆたう一匹のクラゲが効いてきます。
観終わった後にじわじわくる映画でした。
ある現実が在って、みんななんとなく漂いながら生きている。
流されたり、流れたり、留まったり、
もう漂ようことを止めたり。
結局、何があっても時間はいつでも平等に経っていくこと、そんな中を押し流されるように漂よいながら生きていること、生きていくこと。
そんな、実態があるようでないその時代の空気みたいなものを映画にしちゃう黒沢監督は…改めてなんだか恐ろしい人だなぁと思いました
刑務所の面会部屋へ降りていく無機質な階段とかゾクゾクしました。
登場人物達のキャラクターが反映されているリアリティーのある家と真逆をいくファンタジーさ
過去作の旅はまだまだ続きます