『オペレーション・ワルキューレ』(2004)
監督:ヨー・バイアー
クラウス・フォン・シュタウフェンベルク:セバスチャン・コッホ
ヘニング・フォン・トレスコウ:ウルリッヒ・トゥクル
【作品概要】
(原題: Stauffenberg)は、2004年にドイツの公共放送ARDが製作したテレビ映画(テレビドラマ)。
1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂及び反ナチスクーデター未遂事件を、ヒトラー暗殺未遂の実行犯であるクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐の視点から描く。(Wikipediaより)
【感想レビュー】
ワルキューレをモチーフにした作品の比較第二作目。
『ワルキューレ』もまずまず良かったのですが、やはり、本作の方がしっくりきました!
ドイツ本国のテレビ映画という事ですが、当たり前だけどドイツ語だし…。
予算も『ワルキューレ』より全然少なそうだけど、質素な映像や美術などがかえって妙にリアル感をもたらしている。
冒頭の入り方は、とっても良かったです!その後すぐに、1933年だったかな…のワーグナーの演奏会のシーンが入って、まだまだドイツも、シュタウフェンベルク大佐もキラキラしていた頃のシーンがじわじわ効いてくるので、とっても良かったです。
ドイツ本国では、シュタウフェンベルク大佐は英雄なのですが、美化し過ぎていない感じも良かったです。
一人の人間として、きちんと軍人の一面も家庭人の一面も描かれているし、妻の想いも、掘り下げられていました。
『ワルキューレ』にはその部分がちょっと足りなかったように思いました。特に妻の想いが。なので、大佐が美化されているように感じたのです。
ドイツ本国で英雄といえど、ドイツの戦争責任を考えた時に、ドイツの良心をあまり本国で美化し過ぎるのはどうなのか…という問題もありそうな気がします…。
ポーランドのとある女性が、大量虐殺を見た話を訴えるシーンを一つとっても、そういった背景が垣間見えます。
キラキラした時代は、戦争と共に消え去り、同時に人々の輝きも奪っていった。
この作品での、シュタウフェンベルク大佐の最期の言葉は、『神聖なるドイツよ 万歳』。
監督:ヨー・バイアー
クラウス・フォン・シュタウフェンベルク:セバスチャン・コッホ
ヘニング・フォン・トレスコウ:ウルリッヒ・トゥクル
【作品概要】
(原題: Stauffenberg)は、2004年にドイツの公共放送ARDが製作したテレビ映画(テレビドラマ)。
1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂及び反ナチスクーデター未遂事件を、ヒトラー暗殺未遂の実行犯であるクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐の視点から描く。(Wikipediaより)
【感想レビュー】
ワルキューレをモチーフにした作品の比較第二作目。
『ワルキューレ』もまずまず良かったのですが、やはり、本作の方がしっくりきました!
ドイツ本国のテレビ映画という事ですが、当たり前だけどドイツ語だし…。
予算も『ワルキューレ』より全然少なそうだけど、質素な映像や美術などがかえって妙にリアル感をもたらしている。
冒頭の入り方は、とっても良かったです!その後すぐに、1933年だったかな…のワーグナーの演奏会のシーンが入って、まだまだドイツも、シュタウフェンベルク大佐もキラキラしていた頃のシーンがじわじわ効いてくるので、とっても良かったです。
ドイツ本国では、シュタウフェンベルク大佐は英雄なのですが、美化し過ぎていない感じも良かったです。
一人の人間として、きちんと軍人の一面も家庭人の一面も描かれているし、妻の想いも、掘り下げられていました。
『ワルキューレ』にはその部分がちょっと足りなかったように思いました。特に妻の想いが。なので、大佐が美化されているように感じたのです。
ドイツ本国で英雄といえど、ドイツの戦争責任を考えた時に、ドイツの良心をあまり本国で美化し過ぎるのはどうなのか…という問題もありそうな気がします…。
ポーランドのとある女性が、大量虐殺を見た話を訴えるシーンを一つとっても、そういった背景が垣間見えます。
キラキラした時代は、戦争と共に消え去り、同時に人々の輝きも奪っていった。
この作品での、シュタウフェンベルク大佐の最期の言葉は、『神聖なるドイツよ 万歳』。