☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『赤い航路』(1992)

2014年09月23日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『赤い航路』(1992)

監督:ロマン・ポランスキー
ヒュー・グラント
ピーター・コヨーテ
エマニュエル・セニエ
クリスティン・スコット・トーマス

【作品概要】
結婚7年目のイギリス人夫婦・ナイジェルとフィオナは、自分たちの愛を確かめるためにイスタンブル行きの豪華客船で地中海クルージングの旅に出た。その船上でナイジェルは、車椅子のアメリカ人作家・オスカーとその妻のフランス人・ミミに出会う。オスカーはナイジェルにミミとの馴れ初めを話し始め、パリでの出会い、過激な性生活、車椅子になってからの生活などを語っていく。(Wikipediaより)

【感想レビュー】
なんていうか…吸引力がありましたっ!
うーん!思わず唸る。面白い…というか興味深かったです。
劇中の台詞に、“炎の啓示”と“卑猥は神聖”というのが出てきますが…。

多くの人が、ヒュー・グラント演じる品行方正な人物やその妻の視点を通してこの映画を観るのじゃないかな。
少なくとも私はそうでした。そして、悪魔の誘いとも思えるある夫婦の数々のエピソード。
これは…罠なのか。
誰しも心の奥深くに秘めていそうなある炎がじわりじわりと炙り出されていくようだった。
やっぱり…こういうのが一番怖い
思わずポランスキー監督自身をなぞって考えてしまいますが…
いや、でもあまりにぶっ飛んでいたので、深いテーマがありながら、きっちりエンターテイメント映画として観れました