『ローズマリーの赤ちゃん』(1968)
ロマン・ポランスキー監督、ミア・ファローさん、ジョン・カサヴェテスさん出演。
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【STORY】
ニューヨークが舞台のモダン・ホラー。
若い俳優(ジョン・カサヴェテスさん)と妻ローズマリー(ミア・ファローさん)は、マンハッタンの古いアパートに引越してきた。
2人がつき合っている初老の友人ハッチ(モーリス・エヴァンス)によれば、このアパートは、以前から不吉な噂がたえないという。だが若い2人は、いっこうに平気だった。
でもやがて不穏なことばかり起きるようになって…。
【感想レビュー】@theater
これが本当に45年前の作品なのか!
と驚愕するほど、60年代のファッションやインテリアは勿論、演技や台詞に至るまでスタイリッシュで新鮮な印象を持ちました。
ニュープリント版という事もあるのでしょうが、画面がとっても鮮やかでおしゃれなのです。
ミア・ファローとジョン・カサヴェテスの新婚夫婦のやり取りは実に愛らしく
でもそれが少しずつ不穏な空気を纏っていく描写が実に巧妙でした。
無駄に感じる瞬間が一切無く、ラスト10分に差し掛かって尚、ドキドキさせてくれるストーリー展開にすっかり、ポランスキーのファンになってしまうのでした
そして、ジョン・カサヴェテスさんと言えば、映画『CUT』との深い繋がりがあります。
『装苑』Yuka Kimbaraの記事より
fashionjp.net/soen/blog/kimbara/2011/11/24/142/
↓↓↓↓
ナデリ監督は、カサヴェテスの遺作となった『ジョン・カサヴェテスのビッグ・トラブル』(日本未公開・1986年)の製作に携わった過去を持ち、それまで偉大なる映画を撮り続けながら、最後は多くの苦労を抱えた末に、あまり話題にもヒットにもならなかった作品で終わってしまったカサヴェテスへの思いを映画にしようと長年考えていたそうです。
そして西島さんと出会い、彼にカサヴェテスの面影を見出したと言います。
その直感は正しくて、昨日の東京フィルメックスでの質疑応答の際、西島さんの口から、「ジョン・カサヴェテスの映画と出会って自分自身が生まれ変わった気がした。それほど大きく自分の人生を変えられた作家」という言葉が出てきました。
しかし、西島さんがナデリ監督とカサヴェテスとの関係を知ったのは『CUT』を撮り終わってからというから、映画の神様が引き寄せた運命の赤い糸なのだなあ、と壇上のお二人を見つめながら思った次第です。
ジョン・カサヴェテスさんを尊敬してやまないナデリ監督に、そのカサヴェテスに似ていると言われる西島さん
凄いですね!!!
『CUT』の次回作も楽しみです
ロマン・ポランスキー監督、ミア・ファローさん、ジョン・カサヴェテスさん出演。
【STORY】
ニューヨークが舞台のモダン・ホラー。
若い俳優(ジョン・カサヴェテスさん)と妻ローズマリー(ミア・ファローさん)は、マンハッタンの古いアパートに引越してきた。
2人がつき合っている初老の友人ハッチ(モーリス・エヴァンス)によれば、このアパートは、以前から不吉な噂がたえないという。だが若い2人は、いっこうに平気だった。
でもやがて不穏なことばかり起きるようになって…。
【感想レビュー】@theater
これが本当に45年前の作品なのか!
と驚愕するほど、60年代のファッションやインテリアは勿論、演技や台詞に至るまでスタイリッシュで新鮮な印象を持ちました。
ニュープリント版という事もあるのでしょうが、画面がとっても鮮やかでおしゃれなのです。
ミア・ファローとジョン・カサヴェテスの新婚夫婦のやり取りは実に愛らしく
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でもそれが少しずつ不穏な空気を纏っていく描写が実に巧妙でした。
無駄に感じる瞬間が一切無く、ラスト10分に差し掛かって尚、ドキドキさせてくれるストーリー展開にすっかり、ポランスキーのファンになってしまうのでした
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そして、ジョン・カサヴェテスさんと言えば、映画『CUT』との深い繋がりがあります。
『装苑』Yuka Kimbaraの記事より
fashionjp.net/soen/blog/kimbara/2011/11/24/142/
↓↓↓↓
ナデリ監督は、カサヴェテスの遺作となった『ジョン・カサヴェテスのビッグ・トラブル』(日本未公開・1986年)の製作に携わった過去を持ち、それまで偉大なる映画を撮り続けながら、最後は多くの苦労を抱えた末に、あまり話題にもヒットにもならなかった作品で終わってしまったカサヴェテスへの思いを映画にしようと長年考えていたそうです。
そして西島さんと出会い、彼にカサヴェテスの面影を見出したと言います。
その直感は正しくて、昨日の東京フィルメックスでの質疑応答の際、西島さんの口から、「ジョン・カサヴェテスの映画と出会って自分自身が生まれ変わった気がした。それほど大きく自分の人生を変えられた作家」という言葉が出てきました。
しかし、西島さんがナデリ監督とカサヴェテスとの関係を知ったのは『CUT』を撮り終わってからというから、映画の神様が引き寄せた運命の赤い糸なのだなあ、と壇上のお二人を見つめながら思った次第です。
ジョン・カサヴェテスさんを尊敬してやまないナデリ監督に、そのカサヴェテスに似ていると言われる西島さん
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凄いですね!!!
『CUT』の次回作も楽しみです
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