『MOVIE BOX-ING ムービーボクシング 2ノーパンツ・ガールズ』(2004)
【作品概要】
毎年函館で開催される<函館港イルミナシオン映画祭>が主催するシナリオ大賞の優秀作品を映像化する短編オムニバス企画“Movie Box-ing”の第2弾作品。今回は、大賞を受賞した森田剛行の『ノーパンツ・ガールズ』を基に、3人の気鋭監督が独自の切り口で競作。作品は、現役学生の月川翔監督による第1話「ノーパンツ・ガールズ」、「アニムスアニマ」の斉藤玲子監督の第2話「ノーパンツ・ガールズ外伝」、そして「自殺サークル」の園子温監督が描く第3話「大人になったら」の3本で、同一の原作とは思えない三者三様の世界観が展開していく。
「ノーパンツ・ガールズ」、「ノーパンツ・ガールズ外伝」、「大人になったら」(ツタヤディスカスより)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/d4/f61db35912ceb53826ecf4789baa16be.jpg)
【感想レビュー】
園子温監督の過去作品を巡る旅。ついに20作品目です。
なんというか…
、タイトルにもめげずに借りて観ました。
『性戯の達人 女体壺さぐり』や『うつしみ』も観たので、もう怖いものなど無いのだ‼ガハハ的なテンションであります
。
これは、原作『ノーパンツ・ガールズ』を元に3人の監督が撮ったものなのですが、三者三様でそういう意味では面白かったです。
小学生の高学年の女の子達が、退屈な日常を憂いている…というシュールで、でもありそうな話。(ノーパンという生理的に受け付けない状況にはあえて目を瞑ります…)
【第1話 月川翔監督】
「ノーパンツ・ガールズ」
大人びた女の子達と子ども全開の同級生の男の子達の対比が懐かしく思いだされる、まずまず爽やかな作品でした。
【第2話 斉藤玲子監督】
「ノーパンツ・ガールズ外伝」
女性の監督だからなのかは分からないですけど、女性が主体の目線は居心地が良かったです。
【第3話 園子温監督】
「大人になったら」
お目当ての作品。これは…やっぱり三作品の中でもぶっっ飛んでおりました…
。
少女達の、退屈過ぎる子どもである状態から早く“大人になりたい”という願望を映像化した、ちょっとリアルでショッキングな内容です。
サーッと流して観れば、変化球のアダルトビデオ的な要素を楽しめばいいのかも…。私には分かりませんが…
。
ただ、園監督らしいなと思ったのは、成人女性達が小学生の格好でランドセルを背負っているシーン。
内面の“大人”を、可視化しているのです。しかしそれ位ならまだありそうなのですが…、教室のシーンで、女性教師が教壇に立って、静かにしなさい!とクラス中に呼びかけるシーンで、教師が子どもになり、大人になりたい少女達が成人女性の画になるところ。
しかし、廊下に彼女達を呼び出して諭すシーンでは、教師が成人女性に戻って、少女達は元通り子どもの画になるところ。
そういえば、『Strange Circus 奇妙なサーカス』(2005)の中にも、成人した女性が小学生の格好でランドセルを背負って歩くシーンや教室に居るシーンがあります。それは勿論、理由があってのシーンなのですが、画だけ切り取ると、アダルトビデオと紙一重な感じに…!
この短篇映画に、撮るにあたってどのような裏話があるのかは分かりませんが、原作がある中で、画によってある種の二重の概念を持ち込む辺りが、園監督っぽいな…などと偉そうに観ました
…。
【作品概要】
毎年函館で開催される<函館港イルミナシオン映画祭>が主催するシナリオ大賞の優秀作品を映像化する短編オムニバス企画“Movie Box-ing”の第2弾作品。今回は、大賞を受賞した森田剛行の『ノーパンツ・ガールズ』を基に、3人の気鋭監督が独自の切り口で競作。作品は、現役学生の月川翔監督による第1話「ノーパンツ・ガールズ」、「アニムスアニマ」の斉藤玲子監督の第2話「ノーパンツ・ガールズ外伝」、そして「自殺サークル」の園子温監督が描く第3話「大人になったら」の3本で、同一の原作とは思えない三者三様の世界観が展開していく。
「ノーパンツ・ガールズ」、「ノーパンツ・ガールズ外伝」、「大人になったら」(ツタヤディスカスより)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/d4/f61db35912ceb53826ecf4789baa16be.jpg)
【感想レビュー】
園子温監督の過去作品を巡る旅。ついに20作品目です。
なんというか…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
『性戯の達人 女体壺さぐり』や『うつしみ』も観たので、もう怖いものなど無いのだ‼ガハハ的なテンションであります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_yodare2.gif)
これは、原作『ノーパンツ・ガールズ』を元に3人の監督が撮ったものなのですが、三者三様でそういう意味では面白かったです。
小学生の高学年の女の子達が、退屈な日常を憂いている…というシュールで、でもありそうな話。(ノーパンという生理的に受け付けない状況にはあえて目を瞑ります…)
【第1話 月川翔監督】
「ノーパンツ・ガールズ」
大人びた女の子達と子ども全開の同級生の男の子達の対比が懐かしく思いだされる、まずまず爽やかな作品でした。
【第2話 斉藤玲子監督】
「ノーパンツ・ガールズ外伝」
女性の監督だからなのかは分からないですけど、女性が主体の目線は居心地が良かったです。
【第3話 園子温監督】
「大人になったら」
お目当ての作品。これは…やっぱり三作品の中でもぶっっ飛んでおりました…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
少女達の、退屈過ぎる子どもである状態から早く“大人になりたい”という願望を映像化した、ちょっとリアルでショッキングな内容です。
サーッと流して観れば、変化球のアダルトビデオ的な要素を楽しめばいいのかも…。私には分かりませんが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_1.gif)
ただ、園監督らしいなと思ったのは、成人女性達が小学生の格好でランドセルを背負っているシーン。
内面の“大人”を、可視化しているのです。しかしそれ位ならまだありそうなのですが…、教室のシーンで、女性教師が教壇に立って、静かにしなさい!とクラス中に呼びかけるシーンで、教師が子どもになり、大人になりたい少女達が成人女性の画になるところ。
しかし、廊下に彼女達を呼び出して諭すシーンでは、教師が成人女性に戻って、少女達は元通り子どもの画になるところ。
そういえば、『Strange Circus 奇妙なサーカス』(2005)の中にも、成人した女性が小学生の格好でランドセルを背負って歩くシーンや教室に居るシーンがあります。それは勿論、理由があってのシーンなのですが、画だけ切り取ると、アダルトビデオと紙一重な感じに…!
この短篇映画に、撮るにあたってどのような裏話があるのかは分かりませんが、原作がある中で、画によってある種の二重の概念を持ち込む辺りが、園監督っぽいな…などと偉そうに観ました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_yodare2.gif)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます