☆映画の旅の途中☆

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『トスカーナの贋作』(2010)

2016年10月25日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『トスカーナの贋作』2010年/フランス・イタリア/カラー/106分

監督:アッバス・キアロスタミ
脚本:アッバス・キアロスタミ、マスメ・ラヒジ(脚色)
撮影:ルカ・ビガッツィ
出演者:彼女 - ジュリエット・ビノシュ、ジェームズ - ウィリアム・シメル

【作品概要】
イタリアの南トスカーナ地方で出会った男女が、夫婦に間違われたことから始まるラブストーリー。『桜桃の味』で第50回カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いたアッバス・キアロスタミ監督が初めてイラン国外で撮影した本作は、本物の夫婦のふりをしているうちに互いの心情も変化していく一組のカップルの恋物語を映し出す。妻を、本作で初のカンヌ映画祭女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュが、夫をイギリスのオペラ界を代表するバリトン歌手のウィリアム・シメルが好演。名匠ルカ・ビガッツィによるトスカーナの絶景も見ものだ。

【感想レビュー】@theater
こんなに台詞が多くて、感情の起伏も激しくて、そしてなんといっても美男美女が出てくるキアロスタミ監督の作品もあったのですねぇ…!
衝撃…

少し人生にくたびれた中年の悲哀と、でも、まだまだ生々しい男女の空気を感じさせる二人。

とっても面白かったです

畳み掛けるように場面が変化していき、息つく暇もありません


タイトルの“贋作”のように、知らない間柄のはずの二人は、いつの間にか倦怠期の夫婦のように振る舞い始める。
このスピーディーさ…!😳

二人のドライブは延々と続き、ハンドルを右に切り左に切り、車は進む。そして行く先々でワーワーと口論するのだ
もうエゲツないほど…!

道や車や、人生の描写は他の作品にも共通するものかと思いますが、男女や夫婦という設定が新鮮でした

ウィリアム・シメル氏が渋くてカッコよかった

トスカーナの街並みは美しく、なんかもう観ていて惚れ惚れとしました



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