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■対米従属政治がなぜだめなのか エキサイトニュース(2019年2月26日)植草一秀

2022-05-05 03:31:54 | 日記


■対米従属政治がなぜだめなのか

エキサイトニュース(2019年2月26日)植草一秀

https://www.excite.co.jp/news/article/Mediagong_27754/

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政治を刷新するには選挙という関門を通過しなければならない。

戦後の日本政治を支配してきたのは敗戦直後の一時期を除き、対米従属勢力だった。


敗戦直後の総選挙によって片山哲内閣が樹立された。

社会党党首を首班とする政権だった。


後継の政権は芦田均内閣だった。

主権者の意思によって革新政権が樹立されたのである。


片山哲内閣が樹立されたのが1947年5月。芦田内閣が樹立されたのは48年3月だ。

しかし、芦田内閣は48年10月に総辞職に追い込まれた。


背景にあるのは日本を占領した米国が、この二つの政権を嫌ったことである。

米国による占領政策は1947年に大逆転した。


「日本民主化」から「日本非民主化」に基本路線が大転換したのだ。

敗戦直後の対日占領政策は徹底した民主化路線に特徴があった。


GHQで主導権を保持したのはGS=民生局である。

財閥解体、農地解放、労働組合育成などドラスティックな政策が遂行された。


その集大成が日本国憲法の制定だ。

日本国憲法は1646年10月に公布され、47年5月に施行された。


米国の変節、転換は1947年のことだ。

1947年、米国は外交の基本路線を大転換した。


新たに基軸に据えられたのは「ソ連封じ込め」である。

日本を徹底した民主主義国家として育成する方針は排除され、日本を「反共の防波堤」にする方針が新たに示された。


ここに日本国憲法出自の秘密がある。

対米従属を批判する者が日本国憲法を擁護するのは「矛盾だ」とする見解が聞かれる。


「米国が制定に深く関与した日本国憲法を、対米従属を批判する者が守ろうとするのはおかしい」との主張だ。

しかし、この主張を示す者は、戦後史の核心を知らない。


1947年に米国の対日占領政策の基本路線が大転換している。

「逆コース」と呼ばれる。


「逆コース」前の占領政策は真摯な民主化路線に貫かれたものであり、日本国憲法は、この「逆コース」前の占領政策によって生み出された。

ところが、「逆コース」で占領政策の基本が大転換した。


「民主化路線」は「非民主化路線」に転換してしまったのだ。

「非民主化路線」を採用した「逆コース」後の占領政策にとって、日本国憲法は邪魔な存在になった。


したがって、「逆コース」後の対米従属勢力が憲法改定を叫び、「逆コース」前の民主化路線を肯定する者が日本国憲法を擁護するのは順当なのだ。

まったく矛盾していない。


「逆コース」後の占領政策において実権を握ったのがGHQのG2(参謀2部)である。
1947年から1952年にかけて、日本では奇怪な事件が多発した。

そのほとんどの背後に見え隠れしているのがGHQ・G2の工作活動である。


松本清張氏が『日本の黒い霧』で深い考察と詳細な事実関係を示している。

1948年に米国の工作活動によって吉田茂内閣が樹立されて以降、70年間にわたって、日本政治は対米従属勢力によって支配され続けてきた。


この基本構造を打破しようとする試みが何度か開花しかけたが、対米従属勢力の卑劣で不正な工作によって破壊されてきた。

1993年の細川護熙内閣の樹立、2009年の鳩山由紀夫内閣の樹立がその代表事例だが、両政権は米国=CIAの工作活動によって破壊された。


この歴史的経緯を踏まえて日本政治刷新の道筋を描かなければならない。

重要なことは、単なる政権交代では意味がないということだ。


政権交代に意味があるのではなく、政権交代によって政治の基本を変えることが重要なのだ。

このことを踏まえて2019政治決戦に臨まなければならない。


何よりも大事なことは、政策を基軸に反安倍自公陣営を形成することだ。

 

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■対米従属政治がなぜだめなのか
エキサイトニュース(2019年2月26日)植草一秀
https://www.excite.co.jp/news/article/Mediagong_27754/

 

 

 

 

 

■愚民政策『ウィキペディア(Wikipedia)』

愚民政策(ぐみんせいさく)とは、人々の知性を意図的に失わせる政策である。教育、娯楽、報道が政策の手段として用いられる。愚民化した人々は権力者にあまり逆らわなくなるので、権力者は国を統治しやすくなる。

 

戦略家のガブリエル・コルコはアメリカがベトナム戦争での失敗を契機に、大規模な戦闘という事態を避ける為に低強度紛争としてソフト・パワーを用いた情報戦を軍事戦略の中枢に置くようになる課程を紹介。
この戦略が最も成功した例が日本であり、各種の工作は日本支配のための「軍事戦略であり戦争であった」と述べた。


1.アメリカを無条件に支持し、アメリカに服従する政党と政権を他国に成立させ、そのための資金をアメリカが提供する。

2.この買収資金は、アメリカの税金ではなく、他国でアメリカが麻薬を密売した利益を提供し、アメリカが経済的負担を負わない方策を取る。

3.マスコミ操作を通じアメリカが常に「善」であると他国の市民を洗脳し、アメリカを批判する言論をマスコミに「登場」させない。アメリカ映画、音楽を大量に流し、アメリカが「すばらしい」国だと連日宣伝する。

4.学校教育においては、丸暗記中心の学校教育で思考能力を奪い、アメリカへの批判能力を奪う。

5.教師への絶対服従を学校教育で叩き込み、「強い者=アメリカへの絶対服従」を「子供の頃から身に付けさせる」。

6.逆らう言論人、ジャーナリストは、そのジャーナリストのスキャンダル等をマスコミに流し失脚させ、必要であれば軍の諜報組織を用い、事故に見せかけ殺害する。

7.他国の食料、エネルギー自給を破壊し、米国に依存しなければ食料、エネルギーが入手出来ないようにシステム化し「米国に逆らえないシステム」を作る。

 

3S政策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
https://ja.wikipedia.org/wiki/3S%E6%94%BF%E7%AD%96

 


■本当に「国民のために働いている?」菅首相の新たな経済政策に苦言 gooニュース(2020/12/22)

2022-05-05 03:31:36 | 日記

 


■本当に「国民のために働いている?」菅首相の新たな経済政策に苦言

gooニュース(2020/12/22)

https://news.goo.ne.jp/article/tokyomx_plus/region/tokyomx_plus-3wgrngjw2901nhc9.html


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◆ポストコロナに向け日本がやるべき経済対策は?


日本の社会経済における直近の統計データを見ると、「サービス産業動向調査」では全産業がマイナスに。「消費者物価指数」も「家計調査」も共にマイナスで、「労働力調査」による完全失業率は上昇傾向。


GDP(国内総生産)の統計は、7~9月期がプラスになったものの、昨年の10~12月期以降、10%以上のマイナスが続いていたため、「結局、半分も戻っていない状況」と指摘します。

そんななか、自民党は11月末に「新たな経済対策に向けた提言」をまとめました。


その柱は3つあり、1つは「新型コロナウイルス感染症の拡大防止策」で、「これは中身が薄いけど、まだいい」と譲歩する室伏さん。


そして「防災減災・国土強靭化の推進等の安全・安心の確保」については「遅きに失したとはいえ、これは通年でやらなければいけないこと」と意見しつつ、問題は「ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現」にあると主張。


日本の現状に対し室伏さんは「はっきり言えば、デフレ」と指摘し、さらには構造改革で賃金が下がったことで貧困化が進んでおり、それが「少子化の要因にもなっている」と言います。

政府は不妊治療対策を講じていますが「それよりも構造改革、コーポレートガバナンス改革を“やめなさい”という状況ながら、(政府は)『さらにやる』と言っている」と苦言を呈します。

 

◆菅首相は、真に国民のために働いているのか?


そこには「デジタル改革」や「グリーン社会の実現」、「経済構造の転換」などが挙げられていますが、「これは今やるべきなのか?」と問う室伏さん。


「まずは会社を1社も潰さないようにしないといけない」と言い、「そもそも経済構造の転換なんてできるわけない」と明言。

というのも、今や大企業も生産性が低くなり、向上させるためには供給を増やさないといけないのに、デフレで需要がない状態だから。


それだけに「需要を増やすためには、まず今の産業を守り、政府が公共投資をしないといけない」と力説するも、政府はこの機にいろいろ変えようとしているそうで「ショック・ドクトリンをやろうとしているのでは?」と危惧。


室伏さんは今やらなければいけないこととして、まずは「失われた粗利の100%補償」を提言。

「GoToキャンペーンもいいが、それは収束してみんなが元気に活動できる、商売できる段階でやるべき話」と述べ、それまでは100%の粗利補償を求めます。


そして、そのためにも持続化給付金の拡充、雇用調整助成金なども含めた包括的な給付金作りを嘆願。

また、消費者だけでなく中小企業の負担にもなっている消費税をゼロに。

さらには減少傾向にある地方交付税交付金も「これを戻さないと、保険医療インフラを再整備できない」と言います。


なお、これらのことは「日本の未来を考える勉強会」が提案したものの、政府・自民党は無視。

「国民のために働く」というマニュフェストを掲げる菅首相に対し、「真に国民のために働いて、まずはこういうことをちゃんとやってくださいという話」と室伏さん。


公認会計士で税理士の森井じゅんさんも「経済の底上げ、みんなが使えるお金を増やしていかないといけない」と主張。

そして、消費税や社会保険料などの負担軽減を訴え、「みんなの手取りを減らすことから脱却していかないと、方向性が逆」との見解を示していました。

 

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本当に「国民のために働いている?」菅首相の新たな経済政策に苦言
gooニュース(2020/12/22)
https://news.goo.ne.jp/article/tokyomx_plus/region/tokyomx_plus-3wgrngjw2901nhc9.html


■コロナ禍で出会った貧困女性たちのリアル「もう死ぬしかないと思った」 ライブドアニュース(2020年12月13日)

2022-05-05 03:31:15 | 日記

 


■コロナ禍で出会った貧困女性たちのリアル「もう死ぬしかないと思った」

ライブドアニュース(2020年12月13日)

https://news.livedoor.com/article/detail/19373440/


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・今さらだが「日本死ね」だ


私自身、3年前にフルタイムのボランティアとなって労働収入がなくなったときに、少ない貯金を切り崩す日々に不安を覚え、求人情報を検索したことがある。


その昔、工業系専門の通訳として働いていた経験を活かすべく、大手人材派遣会社の求人サイトを覗いてみると、通訳の時給も大暴落している。

かつては時給5,000円以上だった仕事が2,000円ほどに。


そして、専門的技能であるはずの通訳に時給1,300円という値がついているものまで発見したときには、その値崩れぶりに絶句した。

それでも、この不景気だ、贅沢はいうまいと思うことにした。


「英語」「通訳」と条件を打ち込むと、三桁もの求人にヒットした。

さすがは東京である。


ホッと安堵しながら年齢を入れたら、いきなり求人数がゼロになった。

一瞬、パソコンが不具合を起こしたのかと思った。


何度目かのゼロを確かめたあと、笑いがこみあげた。

気分的にはジョーカーみたいな笑い方をしたかったが、鼻息みたいな笑いしか出なかった。


この国では、50過ぎたら働くことも許されないのか? 

今さらだが、「日本死ね」である。


前首相が「今の日本で最も生かしきれていない人材は女性だ。

閉そく感の漂う日本を再び成長軌道に乗せる原動力だ」とのたまい、2013年に成長戦略の一つとして女性活躍推進を掲げ、二年後の2015年には女性活躍推進法が成立している。


その結果、女性の雇用は進んだが、その約7割が不安定な非正規雇用だという現実。

前首相の原稿を読む言葉がうわすべりして白々しく聞こえる原因は、彼の滑舌の悪さ以前に実態が伴っていないからではないか。


形ばかりの「女性の活躍」をあざ笑うかのように、新型コロナは女性たちを直撃した。

活躍どころかあっさりと切り捨てられた女性たちは、国や企業側に都合の良い「調整弁」でしかないことが証明されたわけだが、女性にとってはまさに生き死にに関わる一大事だ。冗談じゃない。


私たちは限界だ。

だから、どうか政治に変わってほしい。


なりふりかまわず働いて、文句も言わずにポジティブ思考で頑張っても、生活はラクにはならず、コロナがとどめを刺してくる。

だけど、それはあなたや私のせいではない。


もちろん、ほかの誰より苦しい生活を強いられている外国人労働者のせいでもない。

自分を家族を犠牲にしてもいけない。


死んでもいけない。

更に脆弱な状況下にある人たちを叩いてもいけない。


政治は一夜にして変わらないが、生き延びるためには、どうしたらいいのか?

それはズバリ、公助だ。


苦しんでいる人たちは、是非、生活保護を利用してほしい。

生活保護は恩恵でも恥でもないんです。


これまで私たちが身を粉にして働いて払ってきた税金や、買い物などで納められた消費税などであるのだから、困ったときには貯金を下ろすように利用したっていい。

令和2年10月26日、新しい首相に就任した菅総理は、その所信表明演説の最後にこう述べた。


「私が目指す社会像は、“自助・共助・公助”そして“絆”です。自分でできることは、まず、自分でやってみる。そして、家族、地域で互いに助け合う。その上で、政府がセーフティネットでお守りする。そうした国民から信頼される政府を目指します」


私たちは十分に自分の力で頑張った。

家族や地域で助け合うことも精一杯やってきて、まさに刀折れ矢尽きた状態にある。


菅総理に言いたい。

成熟した社会とは、まず充実した公助があって、その次に共助、自助なのではないのだろうか?


12月10日、11月の自殺者数が発表された。その数、1798人。

去昨年同月比で11.3%増(全体)だ。


去年より増えるのはこれで5か月連続となる。

そのすべてがコロナの影響かどうかはまだ分からないが、無関係とも到底思えない。 


政治、政策の力で、女性の貧困を食い止め、そして自殺者を出さない国にしてほしいと切に願う。

言うまでもないが、男性もだ。

 

 

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■コロナ禍で出会った貧困女性たちのリアル「もう死ぬしかないと思った」
ライブドアニュース(2020年12月13日)
https://news.livedoor.com/article/detail/19373440/