昭和は遠くなりにけり

　山口県某市のエコキャラがピカチュウに似ていると評判だそうですが、エコキャラといえば仙台市のワケルくんと福井市のワケルンジャーが二大横綱だと思います。


　それでは以下は夏の夜の夜食が豚汁っていうのがイマイチ釈然としない今週のサンデーの感想です。


　長らく続いたバームクーヘン殺人事件もようやく解決です。犯人は秘書さんでトリックは最後まで目の錯覚を引っ張ったものでしたが、これほど話数をかけないといけないほどの話だったがは甚だ疑問です。
　もしかしたらGODは「錯視だけに策士策に溺れる」という北極圏も真っ青なセリフを言わせたかっただけじゃないのか、と思わないこともないほどトリックとしてもストーリーとしてもキャラクターとしても今一つのシリーズでした。

　さて、ある意味今回のメインだったのかもしれない和葉の告白とオチですが、そこはかとない既視感にこれいつの時代のラブコメですか？と聞きたくなりました。とりあえず日常編をループしすぎてGODのラブコメニューロンが機能低下してゲシュタルト崩壊が起きてると理解をしておきたいと思います。
　そもそも事件現場で推理を終わってこれからコナンと感想戦とやらに入ろうという平次に告白する、という天の時、地の利、人の輪のすべてが無い状態で告白って、川中島事件の時に言っていた「恋の風林火山」とやらはどこにいったんでしょうか。
　で、お約束のオチですが、平次にとって工藤＞＞＞＞＞＞＞＞＞越えられない壁＞＞和葉というのは読者としては周知の事実であり、和葉もそのあたりは自覚した方がいいでしょう。たとえ告白できて付き合えたとしても平次の優先順位は
　１、工藤　　２、事件　　…………………18、和葉
　くらいだと思うので、和葉の思うような交際はおそらく不可能だと思います。ついでに言うとたぶん工藤新一の人間関係には「自分」「蘭」「その他」のカテゴリしかないので、親友だと思っているのは平次だけだということも平次には教えてあげたいです。

　次週からは四年ぶりのまじ快ですか。これは素直に楽しみです。前回の様な少しダークなハードボイルドでも良いし、いつものように思いっきり気障でも面白いでしょうし。できれば紅子が出てくれればさらに嬉しいです（なんでアニメは出ないんだようorz）。