あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

もう着いちゃったの?

2012-07-04 17:50:38 | サンデー感想
 大○優子をよく大島弓子に空耳してしまうのは私だけでしょうか?ちなみに今週のサンデーによるとメンバーは48人ではなく89人だそうですが、小学校から高校卒業まで一度たりともクラスメイト全員の顔を名前を覚えたことの無い私にはすでに未知の領域だと思いました。

 
 リンゴのスマフォはマジナグラムを凌駕する、ここテストに出るので要チェック!な今週のサンデーの感想です。


 ベルツリー号最終回ということで、今週だけで大丈夫!?との心配も裏腹にシリーズはあっさり終点にたどりついたようでいろいろな意味で終了です。

 いろいろと思うところも無いではないんですが、とはいえまずはいつもどおりの感想から。テンションは低めなのでさほど面白みは無いと思います。

 偽の火事で混乱する車内の様子からスタートですが、ボクっ娘やら眼鏡の坊主がどうなろうと私はどうでも良いんで、むしろ心中はポア郎さんと同じセリフです(笑)
 そしてベル姐さんと有希子さんの対決ですが、火元へ向かうと読んで志保さん危うくチェックメイト!という時にコナンから有希子さんに電話です。結果的にこれはフェイクだったのですが、勝ち誇ったベル姐さんがカッコいいです。このベル姐さんなら「クリスに踏んでほしいという男性ファン」が多数いるのも頷けるというものです(超捏造設定)
 
 そしてまるで二時間ドラマのラスト20分のように聞かれもしないのにペラペラしゃべる小物感丸出しの安室君ことバーボン。

 一方名古屋で熱い中お待ちかねのジンの兄貴とウォッカの二人。
 「馬鹿な奴らだ…」
 とこちらも相変わらずのチンピラ風がよく似合うウォッカがドヤ顔で言ってますが、いやいやどう考えてもバカはお前だよ(笑)
 しかもどうやら間抜け舎弟のウォッカが兄貴もしらないうちに爆弾をベル姐さんに渡してしまうという大失態!これは後で兄貴に思いっきりしばかれると思います。それにしても上司に気に入られているベル姐さんには仕事を台無しにされ、バーボンは小物でウォッカは間抜け、中間管理職ジンの兄貴の苦労に涙が(ry
 そしてここでお約束のように意味もなくシャア赤井っぽい謎の男が現れて爆発が起きるということですが、とにかく組織のバタバタ迷走ぶりが酷過ぎて緊張感は台無しです。
 以前は第一話で「ジェットコースターに乗ってるジンの兄貴とウォッカ」というのはツッコミどころでしたが、最近はそれくらいのこと彼らなら簡単にしでかすんじゃないかと思います(苦笑)

 さて、列車は無事急停車して変装して下車するベル姐さんは赤毛のアンばりの三つ編み姿です。実は『赤毛のアン』には少々思い出が…と話が逸れましたが、そんなベル姐さんをあざ笑うかのように博士におんぶされた哀ちゃん登場です。ええ、先週あれほど大騒ぎをしていた志保さん復活は本人ではなく、見事に騙されたorzという事でした。
 ま、とは言え博士におんぶされて寝てる哀ちゃんが可愛い、とか哀ちゃんを保護する有希子さんの図とかにちょっとニヤニヤしている私はすでにおかしな病気だとは思いますが、どうせならちょっとでも楽しまなきゃ損ですしね。

 そしてじゃあ志保さんは誰だったのか?というとキッドという、これまたあ~あ、やっちゃった(苦笑)というオチでした。
 このキッドのオチを原作で使うのはいわゆる「伝家の宝刀」というやつです。そして使い古された言い方ですが「伝家の宝刀は抜かないから価値がある」ものなのですよ。コナンの世界においてキッドというのはスペシャルゲストでありスピンオフキャラなわけで特別な存在です。おおげさに言うならキッドはあの世界においては「何でもあり」を象徴する存在です。それをストーリーの切り札にしちゃったら、それまで積み上げてきた推理のヒントというある意味ファンとの信頼関係を台無しにしちゃいます。確かに最初からキッドのフラグは出てましたが、しからだからこそこれだけはやっちゃ駄目だったと思います。

 あと今回はもう全編を通してですがコナンの空気感が半端じゃありません。だって結局彼は何もしてないんですよね。自分の当初の計画は殺人事件にかまけている間に空振り、事態が変わってきて哀ちゃんを隠しきれないとなればその場にいるキッドをいきなり脅迫して便利使いという、どう考えても人としてダメなヤツです(笑)まったくお前は何様だ?と膝づめて説教してやりたいものです。

 このシリーズですが、おそらく映画なら面白かったと思います。組織が出て緊張感もあって爆発もあって(笑)キッドが美味しいところをもっていくお祭り感覚で、劇場版屈指の話題作になったことでしょう。同様にアニメになった時にスペシャルで放映されたらとても面白い作品になると思います。
 ただ、だからといってそれは本編である雑誌連載でやって面白いか、と言われれば話は別です。週刊連載でこの手の話は中途半端でこうなってしまうんですよね。ですからこの話がアニメ化する時にいつもの30分シリーズの中ではその面白さは半分以下になってしまうでしょうね。
 

 さてどうにもこうにもスッキリしない終わりを迎えた今シリーズですが、今回の場合は一番の原因はサンデー編集部の責任でしょう。たとえ数年ぶりであっても今までのような普通の組織編なら、まだ納得できるとは思いますが、これほど各メディアを通じて煽っておきながらこの終わりじゃ駄目です。
 凋落傾向に歯止めがかからないサンデー編集部としてはコナンの組織編をとおして離れてしまった読者を呼び戻したかったんでしょうが、今週のこのオチでどれだけの人が再びサンデーに戻ってくるかとなるとかなり絶望的でしょう。期待値が大きかっただけに反動は必ず大きくなります。そして「あ~やっぱり」となって離れた人は二度とコナンという作品に期待をしなくなってしまいます。期待値をあげると必ずそれを上回らないと客は納得しないんですよ。こういう場合一番怖い客の反応は「なんだ、こんなものか」なんです。
 つまり週刊少年サンデーは今度二度とこの作品でお客さんを呼べなくなってしまったということです。ことの重要性に編集部が気付いてくれていると良いのですが、おそらくは無理でしょうね。
 ま、どちらにしろ休載明けの次回が勝負だと思います。ここで日常ループになれば決定的な事態となることでしょう。あとはA○Bと一緒に雑誌ともども心中していく運命を辿るのを待つだけですね(あ、でも探偵漫画は普通に面白かったですよ)

 ところで先日、某新聞でのインタビューにGODが
 「結末は決めてる」「組織のボスはフルネームはすでに出ている」
 といつもの様に答えてたそうです。で、それを見ていてふと
 「オレはやればできるねん」「若い頃はすごかったんや」
 という居酒屋のオッチャン達のトークが頭に浮かびました。ちなみにこういう話はいわゆる「温泉」と言われています。ええ、そうです。ゆーだけです。
 
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4 コメント

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これはひどい (じょにー)
2012-07-04 20:11:32
やっちゃった感ばりばりな今回のシリーズですがまさかこれだけで終わるとは思ってなかったです。

たしかに先週の予告でベルツリー殺人事件が完結となっていたからあくまで殺人事件が完結であって組織編は続くのだと思っていたんですが恐れていた事が現実となってしまいました。

それにしてもベルモットさんは2回も灰原さんに変装した輩(1回目コナン2回目キッド)に騙されてもう目も当てられませんね、変装する者は同じく変装する者に騙されるのでしょうかね?

キッドを組織に絡ませるのは賛否両論なんですがこれはやっちゃだめだったと思いますね。あくまでキッドは他の作品の人物でありパラレル的な存在だったのに話の本質である組織編でしかも志保さんに変装させるという予想外の展開にもっていき、こんなにほいほい変装される(最初から用意していたとは思えない)と推理なんて完全に無意味となることでしょう。

空気な主人公は最後まで空気でただ単に指令をしていただけで挙句の果てにキッドの回想で内容を語られる始末・・・なんというかしっかりと表現してほしいものですけど。

アムロ君も小物感まるだしで再び一から調査するみたいですがそれって何年かかるの?と言わざるを得ません。

とりあえず再来週の出始めでいろいろ語られると思いたいですが、最近の省略具合(志保さんに戻った後の話)を考えると不安が残りますね。
返信する
もはや… (サブラピッド)
2012-07-04 21:34:32
…感想を書く気力さえ削がれてしまったサブラピッドでございます。

私は、第1回をみてから、期待値が低くなってたし、鉄道関係の設定や絵のあまりの酷さに、嫌な予感がずっとしてたんで、それが当たってしまったというか、なんというか…

アムロ君は、影の薄さや探偵事務所でのPC盗み見で嫌なヤツだと思ってたので、どーでもよかったんですが、それにしても、小物すぎ…組織も人材難ですね(--;

急遽、キッドに応援を頼むなんて…そして、蘭姉ちゃんの空気感はさらに強く…

これは、かなりな危機的状況ですよ。
危機感がないのは、製作者側だけという、どこかの政府や役所、企業と同じような「終わってる」状況かもしれません。

ちなみに、私は、ゆーばっかりは、「風呂屋の罐」と…(^^;
返信する
Unknown (LIVED)
2012-07-05 12:18:13
もしや、「世良は重要キャラ」というのも「温泉」では…と勘繰ってしまいます。

言ってることとやってること、一致させて欲しいですね。まあ、それが難しい部分とも思いますが…
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気持ちは同じ (覚蓮常)
2012-07-06 00:00:17
コメントありがとうございました。
皆さん思うところはやはり同じですね。今週は完全にやっちゃった感しか残ってませんよ。

記事にも書いてますが、私は勝負は再来週の次回シリーズだと思ってます。ここで日常ループになったら、もう作品としての立て直しは絶望的じゃないでしょうか。


>じょにーさん
バーボンが残念なのは諦められても、ベル姐さんまでがダメダメになるのはちょっといただけませんよね。黒の組織が劇場版の犯人並みになってきているのが心配でたまりません。

キッドが組織編に出張ってくるのは反則だと思いますし、赤井(仮)=バーボンのこの登場もやはり狡いと思います。すでに推理部分に関してはかなり破綻してますが、こうなってくると整合性や論理線など問うだけ無駄、言ってしまえばご都合主義すぎて考えるだけ無駄に成り下がってしまったと感じざるを得ませんね。

主人公の空気さについては、もう彼には何の期待もしてません、というスタンスに入りつつある今日この頃です(苦笑)


>サブラピッドさん
なるほど「風呂屋の罐」というのもあるんですか。その方が語呂が良いので、そちらが本来なのかもしれませんね。

さて本編ですが、確かに作者と編集部の危機感の無さは呆れるくらいです。規模は全く弱小ですが、それでも経営に携わる視点から見ると、絶対にやっちゃいけない地雷を見事に踏み抜いているようにしか見えません。そして今回のことで完全に作者及び編集部は「狼少年」状態になっちゃってることに本人たちが気付いていないのがもう…ね。

組織のダメさやキャラの改変による自滅やら分析しだすとキリが無いのですが、とにかく今は主人公はだれなのかという点だけでも確認してもらいたいものです。

バーボンはダメ、ウォッカは間抜け、キャンティは頭が緩くて、コルンは怪しい、そりゃジンの兄貴も空振りするわあ、とちょっと兄貴に同情しますね。


>LIVEDさん
すでにGODのコメントに信憑性はありませんね。その点は自ら掘った穴なわけですが。
ただ現在信頼を裏切っているのは向こうですし、信頼を取り戻す最高の機会を最悪の形で棒に振ったのも公式側ですからね。
今後掘った穴が大きくなる前に何とか作品に泥を塗らずに挽回できれば良いなあと思ってますが、できるとは到底思えない、というのがまだいちおう自称ファンをとしての率直な気持ちです。
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