あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

七年後くらいで

2012-04-13 00:48:10 | コナン小話
 新日本海フェリーの新造船のCMを見て船旅がしたくなりました。今まで船旅は全くしたことが無いのですが、なんとなくロマンと旅情があって憧れます。そういえばコナンは何度か乗ってますね。シンフォニー号や旗本家、劇場版でも『世紀末~』や『水平線上~』など、こちらはどれもかなりの豪華客船ですがもれなく殺人事件付なので、私は事件が無い普通のフェリーが良いかな(笑)


 さて本日は昨年の映画『沈黙~』のTV放映の日です。私は残念ながらリアルタイムでは見れないのですが、昨年の映画の感想でも書きましたが探偵団の活躍とコ哀祭りはカットされることなく開催されたのでしょうか?
 というわけでせっかくなので以下は映画のその後小話です。よろしければデザートがわりにご賞味ください。


<外出先で事件に巻き込まれたコナンと哀ちゃん>
「ちょ、ちょっとコナン君」
「何?どうしたの高木刑事?」
慌てたような高木の声に、一年経ってすっかり馴染んだ帝丹中の制服の肩越しにコナンが振り返った。
「哀ちゃんも一緒に連れて行くのかい?ここから先は危険だから、その…」
「無駄だよ」
「え?」
「止めてもアイツは絶対来るさ」
「で、でも哀ちゃんは女の子だよ。それにまだ被疑者は逃亡中で危ないよ」
「それで大人しく待っててくれるような奴じゃないよ」
そう言ったコナンの脳裏にいつかの雪山でシーンが蘇る。響き渡る銃声に「ここで待て」と言おうとした自分に
『待つわけないでしょ!』
そう言い切って迷うことなく加速スイッチを押した哀。守れるものを目の前にして決して引くような女じゃないことをあの時からわかっている。いつだって自分のできる全力でサポートをしながら一緒に駆け抜けてくれる最高の相棒を置いていくなんて、今では到底考えられない。それに…
「大丈夫。何があっても灰原はオレが守るから」
そう、何があっても自分が哀を守るから問題なし。
「ガキが生意気なんじゃない…」
予想通りのいつもの答えが後ろから聞こえてきたが、なんと言われようともこの役だけは誰かに譲るつもりはない。
「バーロ。ホラ行くぞ」
そう言ってコナンは哀の手を握るとサッサと回転灯を回して自分たちを待つパトカーの方へ歩き始めた。
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