kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

展覧会:ATOMICARIA

2009年08月02日 | 展覧会
オーストラリアの研究家が収集した、「核」をモチーフにした様々なグッズ、日用品からオモチャ、防災パンフレット、記念コイン、おみやげにいたるまでの展覧会なのだが、諸般の事情でひっそりと限定公開になった。

1950~60年代アメリカの核認識について興味のあるワタシは、映画「アトミック・カフェ」なんか大好きなのだが、展覧会はその一部を切り取ったかのような内容で、気に入りました。

中でも「核戦争ボードゲーム」とか「核攻撃から生き残る10の手段」パンフレットなんか、内容をもっと詳しく知りたかったくらい。

しかし、核や原子力を扱っていると言えば様々な切り口、「無敵の軍事力としての核」「未知なるパワーとしての核・原子力」「平和利用としての原子力」などあるワケだが、展示では「核・原子力を扱ったもの」としてまとめられ、その辺が分類されていなかったのが気になるところ。

亀のバートのように「核攻撃を受けたら、伏せて頭をカバーしましょう。(それで助かります)」という認識不足と、映画やコミックで生物を巨大化・超人化させる便利な小道具、映画「ダークサークル」、「ザ・シンプソンズ」のホーマーが勤務するスプリングフィールド原発、それぞれの描写では、描き手の核・原子力に対する感性が違うと思う。閲覧者にもそこの予備知識が無いと、平面的にしか見ることが出来ないと思うが、どんなもんだろうか?
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