モンスター ｖｓ. エイリアン

日時：８月１日
映画館：バルト１１
パンフレット：Ａ４変形版７００円。
その他：本来ならウチのチビと一緒なのだか、チビの「３Ｄは酔う。」という理由でお一人さまとなってしまった。（苦笑）

先週から「仮面ライダーディケイド」にまさかのアポロガイストが登場し、大きい子どものような大人は日曜の朝から大興奮。いい世の中だ。（笑）

さて、こちらの映画の話。結婚式当日に落ちてきた隕石の影響で約１５メートルの「巨大女」になってしまったスーザン。ジャイノミカなんて、身も蓋もないようなコードネームを付けられ、政府特殊機関にリクルートという名の拉致。そこへ宇宙から侵略巨大ロボットが攻めてきて、マッド・サイエンティスト、半魚人、人喰いアメーバと一緒に戦うことになる。

ドリームワークスのアニメらしい、「分かる人には分かる」映画愛に満ちた作品。劇場内は子どもで一杯なのだが、ＳＦ映画へのパロディ・オマージュが満載で、大笑いしている半分は大人なのだ。いい世の中だ。（笑）

ネタを書き出したらきりがなくて、例えば侵略巨大ロボットとファーストコンタクトする大統領が最初にするのは、シンセによる「未知との遭遇」の５音演奏。ついで、「スタートレック」のバルカンサインをチラッとやって、最後には「ビバリーヒルズ・コップ」のテーマも演奏しちゃう。なんで、「ビバリーヒルズ・コップ」なの！（笑）

巨大殺人ロボットの侵略に対抗する国防総省作戦室は、当然、「博士の異常な愛情」の作戦ルームを意識しており、パンフレットのインタビューにもそのことが言及されているんだけど、よもや２００９年発行のパンフレットに「リッパー将軍とマンドレーク大佐」っていう文言が出てくるとは思わなかったよ。（笑）

３Ｄ版を見たのだが、２メートル弱の人間と１５メートルのスーザン、１００メートルの巨大虫怪獣＆侵略巨大ロボットのスケール感の違いがよく出ていて、「ゴールデンゲートブリッジの大決闘」なんて実写に負けない迫力。ちょっと涙もの。さらに、技術の進歩か立体メガネをかけてもすごく見やすくなった。この映画は３Ｄで見るべし。

ところで映画の日に見たにも関わらず、特別料金２０００円なり。３Ｄ映画は全然、割引が効かないのは考え物だ。

題名：モンスター VS エイリアン 原題：Monster vs. Aliens 監督：ロブ・レターマン、コンラッド・ヴァーノン