kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

アキハバラ@DEEP

2006年10月01日 | 邦画
日時:9月27日
映画館:広島東宝
パンフレット:A4版600円。出演者7人(!)と監督、原作者のインタビュー掲載。

これは原作をすでに読んでいたので、どう映画化したかが楽しみでした。結果として、割と手堅くまとめている。というか、まとめすぎてて、疾走感がないといった感じ。

例えば、格闘シーンの演出が手馴れていないというか、下手なんで、映画の流れが途切れてしまう。
にわか仕込みの3人で、10倍近い敵に勝つには、スタンガンを使うだけでなく、もっと説得力のある説明がなくちゃあね。(警備員をエレベーターに一斉に閉じ込めるとか、水をぶっかけてからスタンガンを使うとか・・・)

何より秋葉原の持つパワーが伝わってこない。ペイジたちにしろ、中込にしろ、これまでの常識では異端児だった連中が集まって、あの街を成長させているのだけど、表面的な事象を撫ぜただけで、個々の小さな活動が大きなうねりとなっている力強さが感じられないのはもどかしい。(←文章力がないね。)

人工知能を組み込んだ検索エンジン「クルーク」が最後に本物の人工知能になるという原作のオチがなかったのは残念だけど、逆に主人公を赤穂浪士になぞらえたラストは、伏線も含めいい改変だと思う。

ところで、ロケ地が東京フォーラムというのはねえ・・・。もう、見慣れてしまって、一気に覚めてしまう。(地上22階の設定で、屋外に樹木のてっぺんが見えるって、そこはアマゾンか!)

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