kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ノウィング

2009年07月25日 | 洋画(普通、まあまあ、及第点)
日時:7月23日
映画館:バルト11
パンフレット:A4変形版600円。監督のインタビュー掲載。

【以下、ネタバレあり】

映画の世界で、昔の賢者とか外の世界とか来た存在って、どうしてあえて分かりにくい「予言」を残すのであろうか。洞窟の壁に「XXXX年X月X日、人類が滅びます。」とでも大書きしておけば良いものを、意味不明の暗号化をして、見つけにくいところに隠しておくのは、なぜ?
などと真面目に考えては、この手の映画は楽しめない。

50年前に子供が残した謎の暗号には世界で起きる大惨事が予言されて(しかも文字でなく、意味不明の数字で。)おり、その内容を読みとった科学者(ニコラス・ケイジ)の前で、予言通りのジェット機の墜落、地下鉄の脱線と大惨事が起きる。この辺は予告編以上のものはなく、ちょっとは見せ場を隠せよ。

ジェット機墜落のシーンなど墜落から現場まで1シーン1カットで撮影しており、なかなか迫力がある。(ただし、ジェット燃料が燃えさかる墜落現場などすぐに近づけるはずもない。)
しかし、CGではやはり興醒め。「続・夕陽のガンマン」の橋爆破のように、吹き飛んだ瓦礫がカメラの真横をかすめるような映像はもう見れないのか。

で、それまでとはレベルが違いすぎる、最後の予言、地球大炎上・人類滅亡が判明し、さらに9歳の子どもの周りをナゾの怪人物がうろつくのだが、これがなんと人類の子孫を残し、他の惑星に移住させようとする宇宙人だったという大オチ。(NYが大炎上するくだりは世界規模でもっと見たかったけど。)

どこかで何度も耳にしたような「○○○星からのメッセージ」な話、新興宗教によく出てこない?

ストーリーは噴飯ものなのだが、映像が重厚だし、主人公も二組の親子に絞っているので、その辺は感情移入しやすい。
なかでも、9歳のチビのやることは世界共通らしく、せっかくのバーベキューを気まぐれで要らないといったり、夜遅くまでTVを見ていて注意されたり、「ボクが子どもだと思ってバカにして!」と怒ったり、言うことなすことがウチのチビとリアルにそっくり。妙に頭に来てしまった。(笑)

ところで、ワタシは就寝時に、よく夢を見る方なのだが、結構、デザスター系が多い。こないだも東京の空港で大地震と突風が起きて、目の前でガラスが飛散するという夢だったが、こういう映画の見すぎ??
題名:ノウィング
原題:KNOWING
監督:アレックス・プロヤス
出演:ニコラス・ケイジ、チャンドラー・カンタベリー、ローズ・バーン
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