「ユトリロとヴァラドン 母と子の物語展」
会場:ひろしま美術館
会期:2015年7月11日~8月30日
美人でサーカスのブランコ乗りだったVは、画家のモデルとなり有名になるが、シングルマザーとして18歳でUを出産。
しかし、恋多きVはUにかまけてやることができず、母親の愛情を求めるUは寂しさを紛らわすように少年時代から酒を飲むようになり、20代前半でアルコール依存症に。そのリハビリの過程で絵を描くことを学び、これが売れるようになる。
このころ、Uは3歳年下の日曜画家のYと友人になるが、やがてYはUの母親であるVと愛し合うようになり、やがて21歳の年の差婚を果たす。
その一方、Uと飲み友達だった、同じく画家のMは酒で体をつぶし、若くして亡くなる。Mの妻は失意のあまり、後追い自殺をしてしまう。
って、海外TVシリーズのストーリー紹介ではなく、本展覧会の背景事情。事実は小説より奇なりというが、ちょっと信じ難たく、意識が完全にそっちに行ってしまう。
ということで、展示されている作品を絵画として見ることができず、ワタシの中でそのドラマを語る小道具になってしまった。いやあ、こんな体験は初めてだ。
ただ、ワタシ自身はあまりユトリロの作品が印象に残っていたことがないのだが、おそらく風景画が多いからだと思う。もちろん、風景画も好きなのだが、雄大な自然とか風景の中に息づく人間とかが好みなので、ユトリロの作品にはそういったものが少ないせいなのだろう。
一方、ヴァラドンの作品は人物画が多く、力強い線を使った描き方が特徴的。現代のイラストレーションとかコミックに通じるものがあって、親しみやすい雰囲気がある。(ただし、静物画は面白みがない。)
写真で見る本人も顎のラインがくっきりしていて、なかなかの美人。これで芸術に通じているのだから、男を惑わせる魔性の女だったのだろう。(←妄想)
ふたりの作品だけでなく、人物相関図や写真、使用していたパレットなども展示してあり、立体的な内容で展覧会そのものを作品としても面白かった。
会場:ひろしま美術館
会期:2015年7月11日~8月30日
美人でサーカスのブランコ乗りだったVは、画家のモデルとなり有名になるが、シングルマザーとして18歳でUを出産。
しかし、恋多きVはUにかまけてやることができず、母親の愛情を求めるUは寂しさを紛らわすように少年時代から酒を飲むようになり、20代前半でアルコール依存症に。そのリハビリの過程で絵を描くことを学び、これが売れるようになる。
このころ、Uは3歳年下の日曜画家のYと友人になるが、やがてYはUの母親であるVと愛し合うようになり、やがて21歳の年の差婚を果たす。
その一方、Uと飲み友達だった、同じく画家のMは酒で体をつぶし、若くして亡くなる。Mの妻は失意のあまり、後追い自殺をしてしまう。
って、海外TVシリーズのストーリー紹介ではなく、本展覧会の背景事情。事実は小説より奇なりというが、ちょっと信じ難たく、意識が完全にそっちに行ってしまう。
ということで、展示されている作品を絵画として見ることができず、ワタシの中でそのドラマを語る小道具になってしまった。いやあ、こんな体験は初めてだ。
ただ、ワタシ自身はあまりユトリロの作品が印象に残っていたことがないのだが、おそらく風景画が多いからだと思う。もちろん、風景画も好きなのだが、雄大な自然とか風景の中に息づく人間とかが好みなので、ユトリロの作品にはそういったものが少ないせいなのだろう。
一方、ヴァラドンの作品は人物画が多く、力強い線を使った描き方が特徴的。現代のイラストレーションとかコミックに通じるものがあって、親しみやすい雰囲気がある。(ただし、静物画は面白みがない。)
写真で見る本人も顎のラインがくっきりしていて、なかなかの美人。これで芸術に通じているのだから、男を惑わせる魔性の女だったのだろう。(←妄想)
ふたりの作品だけでなく、人物相関図や写真、使用していたパレットなども展示してあり、立体的な内容で展覧会そのものを作品としても面白かった。
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