kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

スパイ・バウンド

2005年02月02日 | 洋画(普通、まあまあ、及第点)
日時:2月1日(映画の日)
場所:広島スカラ座
その他:記録的な大雪

“ベルッチ”“カッセル”“スパイ”もうこれだけのキーワードで、私の検索機能が「100%マッチ」と表示したようなものです。好みかそうでないかがはっきり分かれる映画。

やっぱり、スパイ映画はヨーロッパ!地味な展開ですが、街並みや殺伐とした雰囲気、バイオレントなカッセル(カッコいい!ちなみにマツダ車ご愛用)が70年代の映画を彷彿とさせて、なかなか素敵です。

ただ、ストーリーが混線ぎみな上、舞台がヨーロッパ中を駆け巡る割に、地名が明示されないので、土地勘がないとどこで何が起こっているのか分かりづらいのが難。(主人公ふたりの置かれている状況とも言えますが。)

追い詰められるふたりの心の拠り所(親族、友情、義務感、国家への忠誠心等々)がもう少しはっきりと表現されていると、もっと感情移入しやすかったかもね。

ところで、ベルッチは相変わらず無表情。「何を考えているのか分からない」ところが、リアルでもあり、映画的に逆効果でもあり・・・。
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