私も若いころは、義母から理由のない嫁いびりをされましたが、
晩年の義母は、そんなに私のことが好きだったのかと驚くくらい、私を頼ってくれました。
きっかけは何だったかというと、
私は55歳のときに、心臓弁膜症の手術を受けたのですね。
そうすると、それまで、私に厳しいばかりだった義母が急に優しくなったのです。
手術して入院中は何度もお見舞いに来てくれましたし、
その後、退院しても、異常に私のことを気遣ってくれるようになりました。
あれ、なんだったのでしょうね。
あんなに嫁いびりしていたのに、もともと私のことを好きだったのかと思えるくらい、
その後は、私に優しくなりました。
私にすれば、なぜもっと私の若いころから、そうしてくれなかったのかと思いました。
義母にとっては、私に死なれるのが、そんなに困ることだったんでしょうか?
なら、結婚した当初から、そうしてほしかったと思いましたが、
しかし、
私が若いころは、義母は、嫁をいじめないと姑の沽券にかかわると言わんばかりの態度でした。
今から書くことは、いじめだったか、ほかに思惑があったのか、いまだに不明ですが、
私は長女と長男を年子で生みましたが、
長男が生まれる直前に、
おむつが二人分いるようになるからと、
白いさらし生地を一反買ってきて、
まだ赤ちゃんだった長女のお昼寝の合間に新しいおむつを縫い上げて準備しました。
すると、それを見た義母は、私の縫い上げた新しいおむつを一枚残らず持ち帰って、
その代わりに、義弟のときに使用したという、古い浴衣で作ったおむつ、
もうぼろぼろで、破れまくっているおむつをもってきました。
そして、
「生まれたての赤ちゃんには柔らかいおむつのほうがいいから、これを使いなさい」
と置いて帰りました。
私は、もう出産直前でしたから、それを使うしかありませんでした。
長男を出産して産院を退院してから、そのおむつを洗ってベランダに干そうとすると、
破れまくっているから、まっすぐ干せません。
雑巾でも、これだけ破れているのはないというほどの破れようでした。
ベランダに干すのが恥ずかしくて、若い私は涙を流して泣きました。
義母が義弟を産んだ頃は、古い浴衣をほどいておむつにしたりしたかもしれませんが、
私が子育てをするころは、そんな浴衣地のおむつを使っている人は見かけませんでした。
しかも、その使い古しの浴衣で作ったおむつは、生地が薄くなって、破れまくっているのです。
で、義母は、
私が縫った白いさらし地製のおむつをどうしたかというと、
私より一歳年上の義妹が私より10年ほど遅れて結婚したのですが、
その義妹が生んだ赤ちゃん(夫の甥)に使用していました。
私が長男を産んでから、7、8年は経っていましたが、大切においてあったのですね。
おむつにするさらし生地の一反なんて安いものだけど、
私にすれば、
出産間近のおなかを抱えて作ったおむつを取り上げられたことが悲しくてたまりませんでした。
義母は、私と同様、専業主婦でしたから、縫おうとすれば、縫えたはずなのに、
なぜ、あんなことをしたのでしょうね。
いまだに不思議です。
やはり義妹より年下の私が嫁いできたことが目障りでしょうがなかったのでしょうか?
でも、最後は、やさしい義母になって亡くなりましたから、
私は、毎日、義母の仏前にご飯をお供えして拝んでいます。
晩年の義母は、そんなに私のことが好きだったのかと驚くくらい、私を頼ってくれました。
きっかけは何だったかというと、
私は55歳のときに、心臓弁膜症の手術を受けたのですね。
そうすると、それまで、私に厳しいばかりだった義母が急に優しくなったのです。
手術して入院中は何度もお見舞いに来てくれましたし、
その後、退院しても、異常に私のことを気遣ってくれるようになりました。
あれ、なんだったのでしょうね。
あんなに嫁いびりしていたのに、もともと私のことを好きだったのかと思えるくらい、
その後は、私に優しくなりました。
私にすれば、なぜもっと私の若いころから、そうしてくれなかったのかと思いました。
義母にとっては、私に死なれるのが、そんなに困ることだったんでしょうか?
なら、結婚した当初から、そうしてほしかったと思いましたが、
しかし、
私が若いころは、義母は、嫁をいじめないと姑の沽券にかかわると言わんばかりの態度でした。
今から書くことは、いじめだったか、ほかに思惑があったのか、いまだに不明ですが、
私は長女と長男を年子で生みましたが、
長男が生まれる直前に、
おむつが二人分いるようになるからと、
白いさらし生地を一反買ってきて、
まだ赤ちゃんだった長女のお昼寝の合間に新しいおむつを縫い上げて準備しました。
すると、それを見た義母は、私の縫い上げた新しいおむつを一枚残らず持ち帰って、
その代わりに、義弟のときに使用したという、古い浴衣で作ったおむつ、
もうぼろぼろで、破れまくっているおむつをもってきました。
そして、
「生まれたての赤ちゃんには柔らかいおむつのほうがいいから、これを使いなさい」
と置いて帰りました。
私は、もう出産直前でしたから、それを使うしかありませんでした。
長男を出産して産院を退院してから、そのおむつを洗ってベランダに干そうとすると、
破れまくっているから、まっすぐ干せません。
雑巾でも、これだけ破れているのはないというほどの破れようでした。
ベランダに干すのが恥ずかしくて、若い私は涙を流して泣きました。
義母が義弟を産んだ頃は、古い浴衣をほどいておむつにしたりしたかもしれませんが、
私が子育てをするころは、そんな浴衣地のおむつを使っている人は見かけませんでした。
しかも、その使い古しの浴衣で作ったおむつは、生地が薄くなって、破れまくっているのです。
で、義母は、
私が縫った白いさらし地製のおむつをどうしたかというと、
私より一歳年上の義妹が私より10年ほど遅れて結婚したのですが、
その義妹が生んだ赤ちゃん(夫の甥)に使用していました。
私が長男を産んでから、7、8年は経っていましたが、大切においてあったのですね。
おむつにするさらし生地の一反なんて安いものだけど、
私にすれば、
出産間近のおなかを抱えて作ったおむつを取り上げられたことが悲しくてたまりませんでした。
義母は、私と同様、専業主婦でしたから、縫おうとすれば、縫えたはずなのに、
なぜ、あんなことをしたのでしょうね。
いまだに不思議です。
やはり義妹より年下の私が嫁いできたことが目障りでしょうがなかったのでしょうか?
でも、最後は、やさしい義母になって亡くなりましたから、
私は、毎日、義母の仏前にご飯をお供えして拝んでいます。