かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

障碍者の犯罪

2019-10-19 06:30:24 | ブログ記事

肢体不自由の男性が

自分のために処方してもらった睡眠導入剤を 介護に訪れたヘルパーさんに飲ませたという犯罪があったらしい。

障碍者であっても、それは明らかに犯罪でしょう。

が、以前、

五体不満足の乙武 洋匡氏の浮気問題のときも論点になった

肢体不自由な人の性問題は根が深い。

そういう欲望は、肢体不自由な人にも起こるからである。

これは男女関係なく起こると思う。

そういうときに、その処理を専門の人にお願いすることはできないだろうか。

今回犯罪を犯した障碍者の男性も、

女性の身体に触れたかったというのが動機だったという。

乙武 洋匡氏が浮気したのも、

自分では、その処理ができないがためであった聞くにつけ、

そういう処理を有料で処理する仕事があってもいいではないかと思う。

これは女性の場合も該当するかもしれない。

私が以前親しくしていた女性は、

寝たきりであるから介護の男性に下の世話をしてもらうときがある。

そのとき、セクハラまがいのことをされるのが辛いから死にたいといわれていた。

私は「まさか介護の仕事をする人がそんなことはするはずがない」と言ったが、

彼女は、「される」という。

それで、今月墓参に帰省したおり、

そのご主人が寝たきりである友人に話してみた。

その友人は、やはり私と同じ考えで、「それはないと思う」と言った。

とともに、友人と話し合ったのだが、

その女性は、ひょっとしたら、勘違いをしているかもしれないということ。

それから、そのことに、あまりにもとらわれ過ぎているように見えることを鑑みると、

逆にそういうことに対する欲望があるのかもしれないという結論に達した。

女性でも、結婚せずに寝た切りだと、

ときに、そういう欲望も湧くかもしれない。

そんなとき、その欲望を解消してくれる専門の人がいたら、

その人も、もっと心穏やかにいられるのではないだろうか。

これは、男女とも、そういう欲望を持つことがいいとか悪いの問題ではなく、

生きている限りは起こる欲望であるということを前提として、

そういう処理も考えてあげたほうがいいのではないかということである。

今回事件を起こした男性は、確かにけしからんことではあるけれども、

しかし、五体満足な人で、現在問題ない人でも、

いったん、そういう状態になったとき、

果たして聖人君子でいられるかどうか。

そこまで踏み込んで障碍者のことを考えてあげたほうがいいと私は思う。

こういうことをされた介護職の女性も不幸であるが、

それに負けないくらい、

こういう事件を起こした障碍者は不幸であるかもしれないのだから。

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (izy_56)
2019-10-19 07:47:46
国によっては売春が合法化されているようですが
その方が安全にも感じられます。
売春婦としてのライセンスを取る為の決まりも作れますし
ネットで広告も出せ 身体の不自由な方も利用できますよね
返信する
Unknown (kaminaribiko)
2019-10-19 08:22:23
考えさせられる問題ですよね。

昔は日本にも赤線があって、合法的に性を売ることができました。

が、その赤線で働く女性たちの自由は奪われていましたから廃止に至ったわけですが、しかし、赤線があってよかった面もあったようです。

誰もが見て見ぬふりをする性の問題ですが、障碍者の場合は自らの処理ができないので、見て見ぬをされると困ると思います。

イジーさんの言われる通り、合法的にそういうシステムを作ることが今回のような不幸な事件を起こさないためのひとつの解決になるかもしれません。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。